香川県移住と暮らしのリアル
わたしありんこが香川県へ移住してきたのは、2015年の春。(プロフィールと、高松市内の女性シェアハウスについてはこちらのページ)
このページでは、わたし自身や香川県に来て知り合ったまわりの人たちの経験、暮らしていて入ってくる情報などをふまえ、香川県での暮らしって実際のところ、どんな感じなのか・・・
あくまで個人的に、まとめています。
良い面も悪い面も、ただ旅行で訪れただけじゃ分からなかった部分がたくさんありました!
香川県での移住生活、メリット
こちらは2021年3月のニュース、なんと「住み続けたい街ランキング」で香川県が全国トップになったというのです!
6年前
これといった確定要素もなく、ただ風景がキレイで食べ物がおいしいし、住みやすそうということでなんとなく移住先として選んで、住みはじめた香川県。あんなにフラフラと旅をしていた自分が、気づくと定住しちゃってるのも納得。 https://t.co/KcZDbReehk
— ありんこ Alinco | 瀬戸内移住 (@arinkolog) March 10, 2021
「なんで香川県に移住してきたの!?」と、もう耳にタコができるほど聞かれました。
正直なところ親戚がいるわけでもないし、これといった決め手があって選んだわけではないので、ひと言じゃなかなか表しづらい、香川県に移住してきた理由、きっかけ。
(なんだか夢がない言い方かもしれないですが)・・・いろいろと考えた結果、メリットが多くデメリットが少なそうだったから!というのが理由でしょうか。
それを系統的に表現してみたのが、移住先の候補をひとまず消去法で選んでみたこちらの記事。
寒い場所は苦手、大都会の人混みが嫌、車の運転が苦手、満員電車が嫌い、・・・などなど。
そして47都道府県を比較して結局、「香川けっこういいじゃん!」と。
香川県で生活するメリットをあえて箇条書きにしてみると
- 特産物が多く食材が豊富で、食べ物は安くておいしい(代表例はやっぱりうどん)
- 自然が豊かで近くに海がある(県内で一番主要な駅、高松駅からすぐ海が見れる!)
- 田舎すぎず都会すぎず(栄えている場所がコンパクトにまとまっている)
- 人がやさしくあまり排他的な雰囲気がない(地域差はあるけれど、他の地方と比べると移住者を快く受け入れてくれる)
- 都心からのアクセスが比較的良い(飛行機、新幹線、バスなど手段はいろいろ。青春18きっぷ利用でも都心から1日でたどり着くギリギリの距離)
- 車社会だけど、とくに高松市内は平地が多く自転車だけでも生活できる
- 気軽に島旅ができる(瀬戸内の美しい島々がたくさん)
- 気候が比較的温暖で、大きな災害が少ない
便利な街がありつつ自然も豊か、食べ物が安くておいしい、などなど生活するのに”ちょうど良い”環境がそろっているんですよね!
もともとの香川県民の人たちに聞いてみても、香川を気に入っていると言う人は多いです。
香川県での移住生活、デメリット
移住者から見ても、地元の人たちから見ても生活しやすい香川県。
でも良い部分だけじゃなく、もちろん悪い部分、どの地域にだってあります。
旅行者として訪れるのと、実際に生活するのとは全然違うって、よく言いますしね!
個人サイトだからこそ書けること、赤裸々に箇条書きしてみました・・・
あくまで個人としての見解、まわりの人たちから直接聞いた話、その他個人的な情報収集によるものです!
- 交通事故が多い(香川県自体はおだやかなのになんだか、せっかちだったり、運転の荒い人が多い気がする)
- ケチな人が多い(香川県だけじゃないのかもしれないですが、お金にがめつい人によく出くわすので面倒なことが多め)
- 陰口を言う人が多い(表向きはやさしい印象を受けるが、裏でいろいろと言われていたり。田舎はどこもそうなのかも)
交通事故が多いのは、けっこう知られていることかもしれません・・・
いちばんの原因は謎ですが、運転の荒い人が多い(個人的にもそう思う)ことに加え、田舎にしてはけっこう道路がちゃんと舗装されていることも、交通事故が多い要因のひとつみたいです。
道路舗装率が高くスピードを出しやすい。そして地方はどこもそうですが、超高齢化社会・・・判断力が低下した高齢の方々が平気で運転している(&ノールックで徒歩or自転車で道路を横切ってくる)ことも事実。
あとはお金を出し渋る人が多く、だからなのか、香川県民の各家庭の平均貯金額は日本一だという情報も!
それから陰口が多いのは、お遍路さんへのおもてなし文化の延長(裏返し?)なんでしょうか・・・
表向きはとても性格の良さそうな人が多いわりに、裏で話されている悪口がやたらと多い!(香川県に限ったことではないのかも?)
・・・と、自分で選んで香川県に移住しておきながら、たくさんの(一部の?)香川県民を敵にまわす発言をしちゃいました。
つまり、住環境については何もかもがちょうど良く、暮らしやすい香川県。
ただ不特定多数の県民たちとまじめに関わっていこうとすると、つらい面がある印象ですね!
わたしも実際、香川県に移住して生活しているなかで、面倒な人間関係をできる限り避けることをいつも意識してたりします。
と同時に、信頼できる身近な人たちとの時間はとっても大切にするようにしています。
香川県に移住してからの暮らし
地方など自分の好きな場所に移住するためには、仕事や最低限のお金があって、さらに生活する場所があることがまず必要。
そのいずれかが足かせになって、さらに気持ちの面でも「やっぱり今のままがラク・・・」となって変化を恐れ、移住をあきらめる人ってとっても多い!
子育てするなら教育面や医療・福祉サービス関連のことも充分調べておく必要がありますね!
ただ仕事も住まいも、その常識は数年前とはだいぶ変わってきていて・・・昔じゃ考えられなかったような働き方や暮らし方でしっかりと生きている人たちが増えてきていますよね。
地方の企業に就職するも、いろいろと復業をして生計を立てるも、地方に住みつつ都会の企業から仕事を受注してリモートワーク中心の生活をするも、ほぼオンライン上で完結する働き方をするも、その働き方の選択肢って昔よりかなり増えました!
住まいについても、2拠点やもっと多くの拠点を行き来しながら生活する人、家を持たず旅をしながら生活する人、キャンピングカーやトレーラーで生活する人・・・もちろんわたしが関わっているシェアハウスも、ここ数年でやっとメジャーになってきた住まいの形ですね。
というわけでここからは、わたしありんこが香川県に移住してきてからどんな生活をしているのか、について書いたブログ記事を紹介していきます!
誰に対しても参考になるわけじゃない、というかほとんどの人には参考にならない気がしますが・・・
こんな暮らし方だってアリなんだと、思ってもらえたら嬉しいです!
シェアハウス運営と小さなコミュニティーづくり
温暖な気候、ほどよく便利で自然もある、とっても暮らしやすい香川県。
ただ前半にも書いたように、不特定多数の県民との人間関係を気にしながら生活しようと頑張ると、ちょっと面倒で嫌なことも多そうです。(田舎はとくに、どこに行っても人間関係っていちばんの面倒ごとかも?)
そんなわけで、わたしは香川県に移住してからあんまりたくさんの県民と馴染もうと努力することをやめています・・・(とくに、同年代というだけの理由でつるむ人たちってけっこういますが、そういうのは無理しないようにしてたりします)
仕事関係では仕方なく、好きじゃない人たちとも程よい距離を保ちつつ関わらなきゃならない場合ももちろんありますが・・・あくまで、かなりの距離を保っての関係。
もともと友達は多いほうではないし、ひとりで過ごす時間が大好きなタイプなんですが・・・移住先で生活していくなかで、友達がゼロ!という状況もさすがに悲しい。
ので、極力好きな人たちだけの小さなコミュニティーのなかで生きていこう、と考えました。
そんな考えもあり、シェアハウス事業を開始!
一人でいることは好きだけれど、ゆるく繋がっているなかまはほしい!
素敵なシェアなかまに恵まれ、ここ数年で、そんな願いがかないました。
こうして移住者としてサイトなどで発信し続けてていたり、シェアハウス(ありんこハウス・コアリンコハウス)を選んで住んでくれている人たちからの繋がりなどで、縁もゆかりもなかった香川県での暮らしがとっても楽しいものになってきました。
年齢や仕事など共通点がないなかで、お互いが選んでつながる関係ってなんだかステキで、ちょっと不思議ですね!
車中泊、古民家再生、シンプルな暮らしに挑戦
ちょっと昔までは、ふつうに生きていると、このまま死ぬまでふつうに生きていくのがふつうなんだろうな(ふつうとは?笑)・・・という感じでしたよね。
でも今って、働き方や暮らしのスタイルも含め、生き方って本当に多様になりました!(”ふつうの生き方”なんていう概念すら、崩れてきましたね)
多様な生き方があるんだと、誰でも気軽に知れるようになったインターネットの普及も、きっと大きな理由ですよね。
わたしも香川県に移住してきてから、なにもかもが手探りで失敗の繰り返しですが・・・いろいろと挑戦してきました。
地方って若者がどんどんいなくなって超高齢化社会になり、このままいくとあと10年、20年もすると人口が本当にゼロになるような田舎がたくさんあるのが現実。
仕事の選択肢は少ないし給料は安いし、お店はどんどんつぶれていくし、高齢者の運転する超危険な車をみかけるのは日常茶飯事だし、ライフラインがいつまで提供され続けるのかの不安にかられる毎日ですが・・・
ただ都会じゃ絶対にできなかったことに挑戦できるチャンスが見つかるし、自然が身近にある暮らしってやっぱり何より大事だなあと、改めて感じる日々ですね!
わたしの場合、都会と地方を行き来する生活なので・・・海や山が身近にある香川県に帰ってくるといつも、なぜだか心がスッキリするんですよね〜
人それぞれ合う環境って違うと思うんですが、わたしは日本全国(海外も多少ふくめ)旅をしてみたなかで、瀬戸内の香川県はなんだか気候も生活環境もしっくりと来たので、いまこうして移住して生活をつづけているわけです。
地方移住を考えている方、生活する環境を変えたいなーと思っている方、瀬戸内や四国の特産物や自然がすきな方はぜひ、なにか行動をおこしてみてはいかがでしょうか?
この記事やこのサイトARINKO LOGがなにかのきっかけになれば嬉しいです!
● Twitterでも発信しています @arinkolog
● YouTubeチャンネルも「ARINKO LOG 瀬戸内移住暮らし」
このブログを書いている、わたしありんこのプロフィール、シェアハウス(ありんこハウス)などの情報はこちらのページからどうぞ!
こちらのニュースを読んだとき、わたしも何だかんだで移住して7年目。
たしかに自分自身も住み続けているわけだし、地元の人たちでさえけっこう、「香川はなんか住みやすいよー」と話してくれることが多い気がしますね!