【香川県シェアハウス生活】高級品!ツバキから自家製の椿油を抽出してみた




香川県高松にあるシェアハウス(ありんこハウス)、オーナー兼住人のありんこです。(プロフィールこちら

 

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2018.08.09

他の記事にも書きましたが、今年の夏は東京都、伊豆大島へ。

 

伊豆大島の椿

伊豆大島ではそこらじゅうに、椿の木があって・・・台風のあとは特に、あちこちに椿の実や種が落ちています。

これを集めて、伊豆大島では名産の椿油を抽出するんだとか。

なので、こうやってあちこちに落ちている椿の種をかき集めて、役場だか業者のところに持っていくと、買い取ってくれるんだそう。それでお小遣い稼ぎをしている人も、たくさんいるようです。

ちなみに、椿油ってかなりの高級品。

伊豆大島産の椿油、ほんのちょっとでも1000円超え!

美容や食用、どちらにも使えますが、高級すぎてなかなか食用の椿油ってのは見かけません。

 

小豆島名産のオリーブオイルも、けっこう高いな〜と思っていましたが。椿油、比べ物にならないくらい高級でした。

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椿油を手作り!

そんな超高級品の椿油。

そこら辺に落ちている椿の種を使って、手作りできるというので・・・ためしに挑戦。

 

椿油の作り方①

まずは、現地で行った方法。結局わたしは思うように抽出できなかった方法ですが・・・

この方法でも、もっと椿の種が多ければ抽出できるようなので、いちおう紹介しておきます!

 

乾燥させた種をすりつぶす

拾ってきた種は、まず天日干しにします。

まだ緑色だった実も、パカっと割れて中から種が出てきました!

1週間くらい天日干しをしたら、今度はすり鉢などを使って粉々に、すりつぶします

 

すると黒い殻の中から、黄色くてやわらかめの種が!

ナッツのような?香ばしい香りがしてきたので、美味しそうだった黄色い種をパクッ。

・・・そして、オェ〜っと吐き出しました。香ばしい香りとは裏腹に、かなりの渋さに舌がヒリヒリ。見かけによらず、でした。

 

伊豆大島で拾った椿の種たち、天日干ししつつも、スコールのような激しい雨に何度もさらされ・・・結局乾燥できているのかどうか、あいまいでしたが。

 

蒸す

粉々になった椿の種を、ふきんなどに包んで蒸します。20〜30分くらい

 

蒸された椿の種は、こんな感じ。

黒い殻のなかに入っている、黄色い種から油が出るようです。手で触ってみると、たしかに油が滲み出てきました!

 

油を絞る

蒸した種たちを、ふきんなどに包んでギュッと絞ります。

相当な力をかける必要がある、ということで、道具にも工夫。

2人で両側から、棒をねじっていくという方法です。

・・・が、この方法では滴り落ちるほどの量の椿油は抽出できず。

 

この方法だともっと多くの椿の種が必要で、なおかつ、搾油機がないと難しいんだってことが分かりました。

業務用の搾油機はこれまたけっこうな値段します・・・でも、探してみると家庭用の搾油機なんかもありました!

安価で、気軽に油を抽出できる家庭用搾油機。

 

 

椿油の作り方②

悔しいので、香川のシェアハウス(ありんこハウス)に持ち帰って再挑戦。

今度の手順としては

種を砕く→煮る→水分飛ばす

という流れ。

 

種をさらに粉々に

すでに天日干しが済んでいる種たち。

一応すりつぶしてはあったものの、さらに粉々にします。

使ったのは、混ぜたりつぶしたり泡だてたり・・・でめちゃくちゃ愛用しているハンドブレンダー マルチクイック

ハンドブレンダー、泡だて器、ミキサー、・・・いろいろ付いていて、何にでも使えます。ここでも活躍。

 

種を煮る

鍋にお湯をわかし、粉々になった椿の種を入れます。

お湯の量は、椿の種を入れたときに余裕で浸るくらい

このまま、30分くらい煮ます。

 

30分後、なんだか上の方に油っぽいもんが浮かんできました!

あいかわらず香ばしい。ナッツのようなバターのようなチョコレートのような・・・。

でも、再びつまみ食い、なんていうことはもうしません。マズいということを学んだので。

 

ふきんで、こす

小鍋の上にザルを重ね、さらにその上にふきんをかぶせます。

 

そして、煮た種と煮汁を全て、ふきんでこしていきます。

最後の方は、ふきんを丸めて手でギュッと、絞ります。

 

こしたあと、こんな感じで、椿油っぽいものと、水分が残りました。

 

水分を飛ばす

そして油だけを残すために、今度は小鍋を火にかけて、水気を飛ばします

ちょっと焦げるくらい。しっかりと水気を飛ばします!

 

油だけを抽出

そしていよいよ、最後の工程。

キッチンペーパーなどで、小鍋の中に残ったものをこしていきます

 

こんなイメージ。

ついさっきまで茶色かった液体から、綺麗な黄色の油だけが出てきました!

 

おお、綺麗!

もともと拾った椿の種は1kgくらい。そこから、ほんのちょっとの椿油がとれました。

 

椿油のシェア

においは、やっぱり香ばしい。

ちょっと味見してみると、生で食べたときの渋さがまったくない!香ばしくてサラッとした油になっていたのでした。

せっかくなのでみんなの美容のために(笑)、シェアハウス(ありんこハウス)でシェア。

 

自分で拾ってきた椿の種から、椿油を抽出するのっておもしろい。

でも、正直めんどくさい・・・。椿油の作り方①の方法ならまだしも、②の方法でしょっちゅう抽出したいとは思えません。

安価で手に入る、椿以外にもいろんなものから油を簡単に抽出できる家庭用搾油機。こういうときにほしくなってしまいます・・・。

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