【香川県シェアハウス生活】暮らしの知恵もみんなでシェア




香川県シェアハウス生活。家だけじゃない!知恵もシェア

香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー兼住人、ありんこです。(プロフィールこちら

シェア暮らしを始めてから初めて訪れる冬。昨年の今頃、知識も経験もないながらも必死に、シェアハウスをつくるための勉強中でした。書籍を片っぱしから読んだりインターネットなどで情報収集したり。しかもシェアハウスなんていう生活スタイルについて書かれている本はほぼなかったので、古家購入とリノベーション工事などについての知識を入れるばかり。

きっと古い家なので、冬の寒さはかなりのものなんでしょう・・・。と言っても今年頭まで住んでいた新築アパートもかなりの寒さで、冬になると家の中で白い息をはきながら、モッコモコのダウンジャケットを来て生活していました。一人暮らしだったので、ちょっとの間こたつやエアコンをつけるのがもったいない、ということでの電気代節約生活だったからなんですが。

とにかく、どこにいても冬は寒いもんなのかもしれません。

 

シェアハウス(ALINCO house)では、個人個人のプライバシーは守りつついろんなものをシェアしています。

空間や家具家電はもちろんシェアしているんですが、誰かがたくさん買って来て余ってしまった食材やもらいもの、たくさん作った料理なども。そして、近所にあるおいしいお店の情報や、生活の知恵などもときにはシェア。

 

シェアハウスなかまと美味しいレシピのシェア

米麹で簡単につくる甘酒レシピ

ある平日の晩、ALINCO houseのキッチンでは、シェアなかまがたくさんのおかずを作っていました。作り置き。

 

にしても毎週、お弁当に入れるおかずを作り置きしているそうです。えらいなあ・・・。こんな様子をみて、なかなか気が向かない料理だけどやっぱりわたしもがんばろう、と思えたり。

そしておかずを作ったついでに、今から甘酒を作るよーと言うので、便乗!

甘酒って、酒粕を溶かして作ったことはあるけど、米麹から作るのは初めて。そもそも米麹なんて買ったこともなければお店で見たこともない。(じつはそこらじゅうのお店で売っているようなのでした!)

甘酒って、子どもでも飲めるイメージだったけど、じつは甘酒には2種類、アルコール入りとアルコールなしがあるそう。酒粕で作った甘酒はアルコール入り。自分で作るとわかりますが、酒粕で作る甘酒には砂糖もたくさん入っています。米麹から作る甘酒はアルコールなし。砂糖もなしです。

岡山県にある、まるみ麹本店さんの米麹。高級なものだけど、分けてくれました。ひと粒もこぼさないようにしないと。

作り方はとってもカンタンでした。用意するものは、500mlの水筒(保温できる容器)と米麹200g、温度計のみ

鍋に水を300gくらい入れ、60℃まで上がったら米麹を入れ再び60℃にして、水筒などの保温容器に詰めたらそのまま8時間

夜仕込んだので、朝できあがっている予定!わくわく

 

温度計は、揚げ鍋を買ったときに付いていたものを使っています・・・。

 

ALINCO houseのなかまは水筒を使っていましたが、わたしは予備の水筒がないので、コーヒーのポットを使いました。コーヒーの匂いがつきそうだけど、まあ良いということで。

 

ちなみにこの時点で米麹をひとつぶ味見しましたが(つまみ食い)、甘くもなく全く味がせず。これが本当に甘くなるんだろか。

 

コーヒーのポットでは保温がしっかりされなさそうだったので、こんなダサい感じにアルミをかけておきました。

そして翌朝、わくわくしながら開けてみると、しっかりと甘酒ができていました!細かくしてスムージーとして飲んだり、料理に砂糖の代わりに使うこともできてしまうそう。わたしの場合、これが美味しすぎて、水で薄めたりせずこのまんまスプーンで食べました。2日くらいで完食・・・

甘酒は継続すると本当に体調がよくなるようで、便通が良くなったり肌がキレイになったりという人が多いんだそう。

でも、米麹によっても味が多少異なってくるようで、おいしかったのは、今回おすそわけしてもらった米麹が良いやつすぎたからかもしれません。発酵料理の先生御用達の米麹だそうで、どんだけ高級なやつなんだ・・・と思って調べてみると、そんなに高くありませんでした!さっそくわたしも購入。→、まるみ麹本店さんの米麹

この他にもいろいろな米麹で甘酒を作って、どれがおいしいかを試してみましたが、結局この米麹がいちばん美味しかったです!

 

ちなみに、こちらの米麹も高コスパでなかなかの味でした。実は2kgも買っちゃったんですが・・・。スーパーで売っている米麹は、乾燥されたものがほとんどだったので、インターネットで購入する方がおすすめ。このレシピでの甘酒をつくるには、紹介したような生の米麹が必要なので。

米麹を使って、意外とカンタンに甘酒って作れるんだなーと分かったけど、甘酒の他にも、米麹を使って作れるものの幅はどうやらもっと広いよう。味噌や塩麹などなど。意外とカンタンに作れるのに、おいしい上に健康的。手作りのうれしさもプラスされて、はまりそうです。手作りの甘酒をそのまんま食べるのも甘くておすすめですが、個人的には豆乳や牛乳で割るのも好きです。

 

シェアハウスでイノシシ肉のシチュー

知り合いから、イノシシの肉をいただきました!都会じゃイノシシの肉を食べることなんてありえないですが、これも田舎(トカイナカ)の良さだなあ。つい先日も、近所のショッピングモールにイノシシが侵入したというニュースで騒ぎに・・・。

もちろん、イノシシの肉なんて調理したことがないし臭みの消し方や、やわらかくする方法など知らないので、ひたすらググる。そして、甘酒にしばらく漬けておくという方法を発見!甘酒を定期的につくっているし、こりゃちょうどいい、と思い実践することに。

 

イノシシの肉、薄めに小さめにカット。

甘酒に漬けてから、赤ワインで煮込みます・・・のはずでしたが、お酒はタンパク質をやわらかくする作用があるということは知ってたので、思いつきで赤ワインにも同時に漬けることに。なんだかちょっとグロい写真になっちゃいました。

イノシシ肉を、作りたての甘酒と赤ワインに漬けること数時間。

 

イノシシ肉を赤ワインを煮込んで、シチューっぽくすることにしました。他の野菜たちもその間にカット。

どこまでやわらかくなるのか、はたして美味しくなるのかは未知でしたが、とにかく野菜と一緒に、赤ワインで煮込むことに。味つけは主にトマトケチャップや鶏がらスープなど。分量はわからないのでテキトーです。

 

ローリエで香りを良さげにして・・・なんとなくビーフシチューっぽいです。

 

最後に、ゴボウの素揚げと黒胡椒をふって、完成!なにが完成したんでしょか。このイノシシ肉のシチュー的ななにか、なかなか美味しくできていました。イノシシ肉って、けっこう良いダシが出るのです!

ALINCO houseのシェアなかまにもおすそ分け。なんと好評でした。

料理は計画も含め(片付けは含まない)好きなはずなんですが、毎日の慌ただしさのせいなのかなんなのか、普段はめったに気分が乗りません・・・。でもときどきこうやって、シェアハウスでシェアすると楽しいですね。おいしいと言ってもらえるとやっぱりうれしいし。ひとりで食べきれず腐って捨てる、ということもなくなるし。

 

ゴボウの素揚げを作ったついでに、ゴーヤを揚げて甘辛にしてみました。ゴーヤももうそろそろ季節が終わって、あんまり見かけなくなるかな。

同じ家に住んでいるからといって、生活スタイルを強制的に合わせるんじゃなくて、人数分だけある知恵を分けあって生活するのがおもしろい。合わせるんじゃなく、バラバラを受け入れ合う、そんなような暮らし方が理想。

 

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