ありんこです。(プロフィールこちら)
もう夏も終盤・・・?
今年の夏、わたしありんこはちょっとの間、高松のシェアハウス(ありんこハウス)を離れ東京都の伊豆大島に滞在していました。
こちらの記事もどうぞ。
伊豆大島にある旅人の宿「ゲストハウスもりおの家」で、出逢ったなかまたち。
彼らと一緒に作った夏の風物詩、花火アート。今回の記事では、花火で文字や絵をかく方法について詳しいコツを紹介します!
花火写真の前に・・・ライトで文字を書く
そもそも花火じゃなくて、手持ちのライトやスマホに付いているライトでも花火文字のようなもんは作れます。
仕組みとしては、カメラのシャッターを開けている間に取り込むことができた光が、写真として残るイメージ。
なので文字などを空書している数秒間の間ずっと、シャッターを開けたままにしておくことで、こういう写真を撮影することができます。
ちなみに上の写真は花火じゃなくて、全てスマホライトで作った文字。
ライト文字は、花火文字をつくる前の練習として撮影するのがおすすめ。本数が限られている花火と違って、ライトは何度でも撮り直しがきくので・・・。
花火で文字を書いて撮る
カメラの設定
基本的には、撮影モードはM(マニュアル)。
三脚を使って撮影します。
シャッタースピード
いちばん重要なのは、文字を書いている間の時間はシャッターを開けておくこと。
ライトで文字を書く場合など、シャッターを押した瞬間からすぐ文字を書き始められるなら5〜10秒でOK。1人1文字くらいは書くことができます。もっと長くしてもOKです。
ちなみに、通常の写真撮影でのシャッタースピードは50分の1秒〜500分の1秒くらい。こういう一瞬を切り取る写真と比べると、だいぶ長い間シャッターを開けっ放しにしておくというのがわかります。
だからその分、手ブレしやすく・・・三脚が必須になるのです。
絞り(F値)とISO感度
シャッタースピードを長く設定すればするほど、取り込める光の量が多くなるので写真は明るくなります。
あとは、明るくなりすぎないように調節です。
この場面では、基本的に絞り(F値)をできるだけ大きく、ISO感度の数値をできるだけ小さく。ということを心がけて適当に設定するだけでOKです。
あとは実際に試し撮りをしてみて、もっと背景を真っ暗にしたければさらに、絞り(F値)をできるだけ大きく、ISO感度をできるだけ小さく。
逆に背景は真っ暗にせず、文字を書いている人も写したい!というときにはちょっと絞り(F値)を小さく。ISO感度の数値を大きくすると良いです。
文字の書き方コツ
カメラの設定を変えて、三脚にセットしたら次は、文字の書き方についてです。
一筆書きで余計な線を入れない
基本的には、1人1文字。
1人で2文字以上書こうとすると、文字と文字の間に余計な線が入ってしまいます。
重ねて書く
一筆書きで書ける文字もあれば、そうじゃない文字もあります。
綺麗に書くコツとしては、何度も同じ線を重ねて書くこと。
さらに、書き順なんて無視。できるだけ余計な空間に線が入ってしまわないように、文字を書くというより絵描いているようなイメージで仕上げます。
花火で書いてみると、実際に思った以上にいろんな所に余計な線が入ってしまうもんです。
飛び散っている火花は愛嬌で・・・。
そして今年の夏、伊豆大島「ゲストハウスもりおの家」で出逢ったなかまたちと仕上げた作品がこちら。
どうしても一筆書きができない文字「い」や、複雑な「え」は難しい・・・
こちらの写真は、6人という大人数で書いた花火文字。花火に火がつくタイミング、火が消えるタイミングがそれぞれ違うので、タイミングの幅をきかせるために、シャッタースピードをかなり長め(30秒)にして撮影しました。
背景は真っ暗じゃなく、書いている人たちや「もりおの家」の看板も入れてみました。
花火に火をつけてから自分の持ち場に移動するときの軌跡、飛び散りまくっている火花・・・これはこれで、二度と同じ写真が撮れないですし、お気に入りだったりします。