香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー兼住人、ありんこです。(プロフィールこちら)
今年は例年になく強い寒波が襲ってきた香川県。もうそろそろ極寒の冬もおわり・・・そのかわり早くも花粉がやってきたのか、鼻がムズムズ。ただの風邪か花粉か。
先日、めずらしく高松市内でも雪がパラパラ降りました。そんな極寒の中をあえて、シェアハウスのなかまと一緒にお出かけ。わたしひとりだったらきっとひきこもっていましたが・・・なかまがいること、家から連れ出してくれることがありがたい。
四国八十八ヶ所霊場第76番札所、香川県の「金倉寺」
今回の目的は、FBページで発見したこちらのイベント、「立春 珈琲茶会」。雪のせいであちこちの道路が通行止めになる中、あちこちのイベントが中止になる中、この怪しげ?なイベントは健在なようだったのでとりあえず、わたしたち暇なALINCO house住人たち、これに参加することに。参加と言っても、このイベントをどこが主催しているのか、どこに連絡すれば良いのか、わからず。やってなかったらやってなかったで、そのときはそのとき。
大行列うどん店「長田in香の香」
四国八十八ヶ所霊場、76番目札所である金倉寺。このすぐ近くにある大人気うどん店が「長田in香の香」さん。
ガイドブックでもときどき見かけますが、どちらかというと観光客だけじゃなく地元民からの支持者が多いお店。アクセスしづらい場所にあるにもかかわらず、休日のお昼時には駐車場満車、大行列ができてます。
この日の車窓からの眺め。めずらしく、まっ白の世界。
わたしたちが行ったのは11時すぎ頃。お昼ご飯にはちょっと早い時間帯ですが、お店の外まで列ができていました。ありがたいことに駐車場は空いてたので、とりあえず入店。
まずカウンターで注文、支払いをしてから席につきます。混んでいたからなのか、席についてからダシとうどんを持ってきてくれました。「長田in香の香」さんでは、ほとんどの人が釜揚げうどんを食べます。1玉から、家族用(3〜4人前)の樽うどんまで大きさいろいろ。
ここのお店、うどんはもちろんコシがあってツルツル。そしてダシがめちゃくちゃ美味しいのです。うどんをダシにつけて食べるスタイルですが、ちょっと濃いめのダシは香りが良くなんとも懐かしい。わたくしアリンコ、香川で生まれ育ったんじゃないですが、なぜか懐かしい味。うどんがなくなったら、ダシをお湯で薄めて飲むこともできます。わたしは薄めずに濃いまんま飲みました。
「長田in香の香」営業時間とアクセス
香川県善通寺市金蔵寺町本村1180
長田in香の香 0877-63-5921
JR土讃線金蔵寺駅から徒歩10分、JR高松駅から車で45分ほど。
駐車場多数あり。
定休日:水曜、木曜(祝日、お盆を除く)
営業時間:9:00〜17:00
香川県「金倉寺」
早めのお昼ご飯を済まし、すぐ近くにある金倉寺へ。イベント「立春 珈琲茶会」、本当にやっているんでしょうか・・・。
お寺ってあんまり、好きこのんで行ったりはしませんが、なんとなくゆったりとした雰囲気は好きです。自然と、人の暮らしとが共存している感じもします。
2月初旬、黄色い梅も咲いてました!もうすぐ春。黄色い梅は、蝋梅(ろうばい)っていうそう。こんな景色に会えるのも、お寺ならではかもしれません。
冬のこういう日に写真を撮ると、独特の空気感が出ます。撮影に使用したのはカールツァイスの単焦点レンズ。これも何とも深みのある空気感を表現してくれるんですが。ときどき、使っているカメラの情報を聞かれるので公表しておきます。
今回使ったボディーはソニーα7RⅡ、ミラーレス一眼。
レンズがこちら。これ一本でいろんな季節のいろんな風景を撮ってみたいと思えるほどの描写力。
珈琲茶会@金倉寺客殿
ゆったりと写真を撮りながら金倉寺境内を散策していると・・・パイプ椅子に貼られた張り紙看板を発見したので、その案内に従って歩いて行くと・・・どうやら珈琲茶会をやっていそうな会場に到着。
まあ予想はつきましたが、われわれみたいな若い参加者はおらず。とにかく大きな部屋に入って、促されるがままに筆ペンで名前と住所を書く。
この中から、本日コーヒーを入れて飲みたい茶碗を選んでください。と言われたので、ワクワクしながら選ぶ・・・。ガラスの茶碗は、庵治石が使われているそう。どれも高級そうなのでドキドキ。
あとから知ったことですが、この茶碗たち、100円〜数十万円までいろいろなんだそう。見た目じゃわからない・・・
わたしはこちらの、いびつな形をした茶碗をチョイス。対称的な形じゃない方が、なんだか手作り感があって好きです。完璧じゃなくピシッとしてない方が落ち着くというか・・・自分に近い感じがするからなのか?
そして珈琲茶会開始。この時間帯の参加人数はわたしたちを入れて8人ほど。コーヒーを淹れるのは、丸亀市で珈琲専門店、喫茶店を営む方。
丸亀にあるコーヒー専門店、喫茶店「珈琲倶楽部」さん。コーヒーの実の栽培から煎り方、淹れ方などを話しながら、じっくり布ドリップ。
コーヒーの生豆は、さくらんぼみたいに真っ赤なんだそうですが、それを乾燥させ殻や果肉を取り除くと、写真奥のような白っぽい種子になるとのこと。
ローストの具合によって、色が薄かったり濃くなったりするようで、深煎りにすればするほど酸味が減り苦味が増えます。
外は雪景色。陽当たりのよい、寒い部屋でじっくり淹れるコーヒーから出る湯気。
光と影とガラス面と湯気と。こんなふわっとした空気感が好きです。
コーヒーと一緒に食べるのは、人気ショコラトリーさんがこの日のために作ってくれたという、油脂が入っていないチョコレート。
普段食べるような滑らかさはなく、ボソボソする感じでなんだか新鮮。これが純粋なチョコレートなんだなーと。
怪しげな会?だとも思っていた珈琲茶会。寒いし遠いし怪しいしやってるか分からないし・・・でもシェアハウスのなかまと一緒に、参加できて良かったなあー。なんでも、やってみるもの。
ゆらゆら泳ぐ池のコイたち・・・
そんな中、個性的なコイ発見!
夏の小学校、プールに入る前に浴びなきゃならない冷たいシャワー。あれを頭っからずっとジャージャーかぶって「修行!」とか言ってた男の子のことを思い出します。笑
四国八十八ヶ所霊場第75番札所、香川県「善通寺」
香川県には四国八十八ヶ所霊場のうち、66番目の「雲辺寺」〜最終88番目の「大窪寺」までがあります。その中で、75番目の「善通寺」はよく地元の人たちも訪れる大きなお寺。
カタパン(熊岡菓子店)
まずは善通寺境内すぐ近くにある、こちらのパン屋さん?へ。石のように固いパンが売ってる場所なのです。
固いパンだからカタパン?
けっこう昔からあるお店のようで、しかも人気店。遅い時間帯に行くと売り切れていることも多いようです。
固いパンのどこが良いんだろかと思いながらも、とりあえず入店。
固いパンどころか、石パン!!たしかに、見た目は石っぽいですが。
こちらが定番商品のようです。
100グラム180円で、100グラム買うとだいたい20数粒は入ってます。
ガッとつかんで、昔ながらの上皿ばかりで量ってくれます。
他にも数種類ありました。わたしたちは石パンの他に、こちらのでっかいせんべいみたいな「大丸」を購入。
お店はおばあちゃんと若い女の人、2人が店先に立って販売してました。なかなかの賑わいよう。
固いパンの他に、パウンドケーキも売ってました。次回はこちらも買ってみようかな。
石パンは、一緒に来たシェアなかまと歩きながらつまみ食い・・・してたら、あっというまになくなっていました!その名の通り、石とも言えるくらい固いパン。石なので、口の中に入れても噛めません。でも数分間口の中で転がしながらなめていると、だんだん、表面の方から噛めるようになってきます。ちょっとずつ噛んでいるとあっという間に口の中からなくなります。なくなったら次の石パンが食べたくなります。この繰り返し。
「カタパン(熊岡菓子店)」営業時間とアクセス
香川県善通寺市善通寺町3−4−11
カタパン(熊岡菓子店)0877-62-2644
JR土讃線善通寺駅から徒歩20分ほど。
駐車場あり。
定休日:火曜、第3水曜(祝日を除く)
営業時間:8:00〜17:00(平日は7:30〜)
香川県「善通寺」
そしてカタパンさんの目の前にある善通寺へ。
屋台が並んでいましたが、休日なのにもかかわらず、やっていたのは1〜2店舗のみ。
善通寺境内の写真をいくつかのせていきます。
こんな幻想的な風景にも出会えました。
雪がやんだあとの晴れ間!
暮れかけの、良い光がさしこみます。
香川県内で市の名前にも使われている「善通寺」。
この日は休日ということもあってか、お遍路さんの他にも、観光客や地元の家族らしき人たちで賑わっていました。
そしてここ善通寺には、「安産守り」ももちろんありますが、それだけじゃなく「子授かり守り」もあるのです。子どもがほしい夫婦への贈り物として良いかもしれません。夫婦でお参りに来ている方たちも見かけました。
「偕行社かふぇ」
さらに、善通寺近くにあるカフェへ。
もと偕行社の建物を使ったカフェだそう。
キレイな建物。
雪はやんでいましたが、溶け残った雪がアートを創り出していました!
針葉樹にかぶさる、まっ白な雪。
雪が残る中庭では、いろんなところで幻想的な風景が。
キレイなピンク色、梅の開花も!
カフェのとなりの建物が、偕行社。解放されていたので、入ってみることに。
広ーい部屋がいくつか。ちょうど良い感じの自然光がさしこみます。
同じ建物内の、すぐとなりがカフェ。こちらもなんだか、広々とした上品な空間。
高級感あふれる空間ですが、メニューの値段はまあまあお手頃。モーニングセット420円〜や、1000円くらいのランチなどもあります。コース料理1680円〜も気になります。
広々とした空間で、貸切もできます。ブライダルにもときどき使われているようです。
今回はランチではなくカフェ利用のみ。
こちらはダイシモチ麦入り焼きドーナツ。ダイシモチはここ善通寺で開発された、もちもちした食感の強い大麦で、なんと食物繊維がお米の30倍も含まれているんだそう。香川県内ではときどき売っているのを見かけますが、このダイシモチを使ったスイーツをカフェで食べるのは初めて。
お米よりは割高ですが、生活習慣病の予防にかなり効果があるようです。
食感がすごくもちもちしていて、ドーナツにもぴったりでした!普段食べる分には雑穀のような要領で、お米に混ぜて炊くのがおすすめです。わたしもときどき、香川土産で買ってってます。
こちらは「ハイカラさん」というメニュー。
熱いお芋の上にのっかった冷たいアイス!カラフルなおいりもかわいい。
偕行社かふぇの店内はガラス張り。外の雪景色がキレイだったので撮ってみました。
「偕行社かふぇ」営業時間とアクセス
香川県善通寺市文京町2−1ー1
偕行社かふぇ 0877-62-4906
JR土讃線善通寺駅から徒歩5分ほど。
駐車場あり(善通寺市役所駐車場を利用)。
定休日:なし(年末年始は休み)
営業時間:8:30〜17:00(モーニング8:30〜11:00、ランチ11:00〜14:00、カフェ14:00〜17:00)
香川県など地方への移住について興味がある人はこちらの記事→『【まとめ】香川県、四国に移住したい人のためのお役立ち準備情報!』がかなりおすすめです。長いんですが、移住者目線でのかなり詳しい情報をまとめました!他の関連記事も情報豊富です。
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