ありんこです。(プロフィールこちら)
前回の記事で、ミニマリストになるための断捨離について、やり方と実践した結果について書きました。
ミニマリストというのは、大量生産・大量消費の現代で、あえて必要最低限のものだけを持って生活している人のこと。
この記事では、身の回りから不必要なものを排除していく断捨離とは、ちょっと違う観点からのミニマリズムについて紹介します。
地震などの災害時に備えて、サバイバル向きの体へ
断捨離は、自分の身のまわりにあるものを最小限にすること。不必要なものがなくなると、生活スタイルも気持ちも身軽になります。
次のステップは、自分自身の体にとって必要なものを最小限にすること。
たとえば、災害時には通常あったものがいろいろ使えなくなったり、なくなったりします。また日本を出て海外に行けば、日本では当たり前のようにあったものがなかったりもします。
災害時、海外旅行でのストレスの原因は普段の豊かさ
災害時、◯◯がないと生活できない〜っていう状態になると、かなりのストレスが溜まります。海外に行ったときに、普段あったものがないと困る、という状態になるなら、必然的に行動範囲が狭まったり行動力が削がれたりします。
どんな状況下においても生活できるように、普段から体を慣らしておけば、災害時や海外旅行中などに溜まるストレスや疲れが、最小限になるんじゃないかと、思うのです。
湯シャン→水シャン
災害時は当然、お湯が出なくなります。水ですら貴重。
そして、海外にはお湯の出ないシャワーがあちこちにあります。ふつうのホテルですら水がチョボチョボしか出ないこともあります。
ボディーソープなしで体を洗う、ということはそんなに難しいことじゃありませんが、シャンプーなしというのは日本人にとってけっこう難易度が高い・・・。
こちらの記事に詳しく書きましたが、湯シャン(シャンプーをつけずにお湯だけで髪を洗うこと)という方法があるのです。それができるようになれば、シャンプーなどがない災害時などでも大丈夫。
さらに、お湯が出ないとき。冷たい水だけで髪を洗うことができれば、もっと強い。湯シャンはけっこう実践している人がいますが、水シャンはハイレベルなのでなかなか実践している人はいませんが。
そしてわたしアリンコは、別の問題が生じたので湯シャン、水シャンはとりあえず断念・・・
水シャワー
水シャンにちょっと関連しますが、今度はまた別。髪の毛はシャンプーをつけて洗ってもOKですが、シャワーを含む入浴自体で全くお湯を使わないという方法です。
冷たい水だけで入浴を済ますことは、滝に打たれる修行とちょっと似たイメージですが・・・
じつは体を冷やすことによって、体が自ら温まる力を高めるのです。代謝が良くなったり、血液の循環が良くなったりする効果があるようです。
お湯がなくても体を洗えるようになってしまえば、ガスなんてなくても生活できたり・・・
わたしアリンコ、現在実践中です。
どこでも寝られる人に
自分の布団でしか寝られないとか、枕が変わると寝られないとか言っている人たちは、今までどんな贅沢な育ちをしてきたんだろか・・・と思ってしまいます。
普段からふっかふかのベッドや布団で寝ることに慣れると、災害時や旅行のとき、さらに夜行バスや飛行機の中で寝るときにかなり大きなストレスがかかる体になってしまいます。
だから普段から徐々に、贅沢ではない寝方をしていくのがおすすめです。床で寝ろとは言いませんが、固めの布団で寝たり、椅子に座って寝ることに慣れておいたり。
わたしアリンコ、昔からこういうことトレーニング?をしていた成果がかなり出ています。
ただし、腰痛持ちの人は注意。
塩ハミガキ
これはシェアハウス(ありんこハウス)のなかまに教えてもらったことですが、歯磨き粉なんてなくても歯磨きができるよっていう話です。
昔の人は、塩で磨くのが当たり前だったんだとか。
これを知っていれば、歯磨き粉がない状況下でもハミガキができますねー。
などなど、ミニマリストになるには、断捨離以外にも、自分の人体を軽く改造していく方法もあるのです。そしてそんなサバイバル向きの体になれれば、災害時などにもストレスを最小限にして生活することができるようになるんじゃないかと、思ったのでした。
備蓄におすすめのグッズ
ミニマリストを目指すとはいっても、災害時のための備蓄はしっかりとしておく必要があります。
そして備蓄品は、災害時にすぐ持ち運びができるように、ひとつにまとめて置いておくことをおすすめします。
- 最近起きた災害での反省を踏まえてまとめられたグッズ、家族持ち世帯で使える量です→防災士厳選の防災グッズ39点セット
- 犬、猫などのペットがいる家庭向けのセット→通院・災害時でもペットを思いやれるリュック【ペットキャリー GRAMP】
こちらの記事にも詳しく紹介してあります!合わせてどうぞ。→『防災士が教える、地震が起きたあとの行動と最低限の防災グッズ7選』