香川県高松市への移住とシェアハウス+車上生活
香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー、ありんこです。(プロフィールとありんこハウスの入居募集情報はこちらのページ)
秋からまた、シェア暮らしをぼちぼち開始するにあたり・・・
オーナーのわたしはシェアハウスにいながらも、車中泊の旅、さらにはオフグリットな車上生活ができるようにと、コツコツ準備中です!
車上生活に使うのは軽バン、スズキのエブリイですね。
まずは車内のスペースを有効活用するために、車中泊用ベッドを設置!→『香川県シェアハウス生活からの車上生活準備!?軽自動車にベッドを設置』
さらに車内で快適に生活できるようにと、防音防振、そして断熱材の貼り付け→『香川県シェアハウスと車上生活!軽バン(エブリイ)に防音・断熱材を入れてみた』
そして、現代の生活に欠かせないのが電気!自家発電に挑戦です→『香川県シェアハウスと車上生活!ソーラーパネルとポータブル電源で自家発電』
これでようやく、車内で快適に生活することが可能になったわけですね!
ただ正直、いちばんのネックが車内の暑さ・・・断熱シートを貼っていても、6〜8月はもちろん9月に入っても車内温度って30度以上。40度くらいになることも・・・。
断熱シートによって冬の寒さはけっこう防げるようなのですが、夏の暑さはどうしようもない。かと言ってずっとエンジンをかけてエアコンをつけっぱなしにすることもできないし、扇風機だとぬるい風が循環するだけ・・・。
というわけでいろいろと調べた結果、自作できるクーラーを数種類発見したのです!
車中泊に使える!?格安で手作りクーラー
扇風機に保冷剤をぶら下げたり・・・小さな部屋用、室外機のいらないエアコンを設置したり・・・わざわざホースを車外に出して室外機と繋いでエアコンを稼働させたり・・・いろいろな挑戦をしている人たちがいました。
ただその結果をまとめると、正直どれも効かない!むしろ超高温な車周辺の空気により暑い空気が車内に流れてくる!ということ。
もうめちゃくちゃ調べたんですが、これ!というものがなく。
どれも「冷えない(むしろ暖まる)」とか、「室外機のホースをどこから出すか問題」とか・・・車中泊には向かないものばかり。
そんな中、いちばんマシな効果を発揮すると思われる、しかも簡単に自作できるクーラーを発見したので紹介します!
※ ただこれでも、効果の出る車内温度の目安は30度以下。(大きさなどによりますが)暑すぎる場所では効果が減ります。
車中泊用自作クーラーの準備物
必要なものは、たったの3つ!(+保冷剤)
まず、発泡スチロールの箱ですね。大きめがおすすめですが、場所をとるのでほどほどに。
さらに、風を送るための扇風機。
USB接続で稼働できる扇風機だと、出先でケータイを充電するときに使うようなモバイルバッテリーと合わせて、コンセントなしで使えるので便利!
NOGUCHI 匠力 ステン強制丸型ガラリ φ100 MGFN100 NGC-203010
さらに、冷たい風を出すための「ガラリ」と呼ばれるもの。
車中泊用クーラーの作り方
準備物3つ(発泡スチロールの箱、扇風機、ガラリ)を用意したら、あとはカンタン!
発泡スチロールの側面に、扇風機とガラリそれぞれの大きさに合った穴を開けます。
カッターで発泡スチロールを切っていきます。
ピッタリとした大きさじゃなくても。扇風機とガラリがハマればOK!
こんな風に、それぞれはめて設置します!扇風機については、箱の内側に向かって風が吹くように設置してください。
不安的だったら、内側からテープで固定してくださいね。
扇風機とガラリ、今回はそれぞれ箱の側面に固定したんですが・・・もちろん箱の上面などでもOK。
ただし箱の上面を平らなままにしておいた方がテーブルとしても利用できるかな?と思い側面にしました。
さらにこの発泡スチロールの箱の中には、できるだけ大きな、たくさんの保冷剤を入れましょう!
ふつうの保冷剤でも良いんですが、暑い車内ではあっという間に溶けてしまいます・・・
なので、業務用の保冷剤を複数入れるのがおすすめ!上のように、氷点下まで下がるという保冷剤もよく売られています。
これで、あとは発泡スチロールの箱を閉めて扇風機を稼働させれば完成!
もう一度言いますが・・・効果は他のものと比べてマシ!なくらいですね。車内温度が高すぎると効果はほぼありません。
ただとっても涼しい風が継続的に出てくるので、他のものと比較するとかなり気持ち良いし使えるんじゃないかと!
車中泊、車上生活に効く!?おすすめクーラー「ラ・クール」
結局、車中泊や車上生活をする上で・・・夏の暑さはどうしようもないものなのかもしれません。
上で紹介した手作りクーラーは涼しい風は出るけど、家庭用エアコンのように、真夏に車内の空気を冷やすのには冷えません。
他にもクーラーを手作りする方法について、インターネット上にはたくさんの情報が流れています。ただ、どれも効き目はほぼゼロ。
さらには狭い部屋や車中泊用にと売られている、数万円〜数十万円するようなクーラーも、じつは残念なことに・・・お金をかけたわりには効き目がないのです!(物によっては、車外の熱い空気によってむしろ車内が暑くなるということも)
ああ〜結局いつも家で使っているような、大きなエアコンと室外機をちゃんと設置しない限り、猛暑の車内を冷やすのは不可能なんだな・・・
真夏に車中泊の旅をしている人たちは、車内じゃなくテントで寝たり、涼しい地域に移動して寝てるんだな。
と、結論が出そうになったのですが・・・
ただひとつ、猛暑の車内を冷やすことができるクーラー!ついに出会ったのです!
ポータブルクーラー ラ・クール(La Cool) 車中泊に コイズミ
それがこの、「ラ・クール」というポータブルクーラー!
値段はそこそこするんですが、なんせ他の車中泊用クーラーとして売られているものと比べ物にならないほど、効果が絶大!
持ち運びのできるサイズの室内機+室外機、重さは合わせて19kgほど。
そしてなんと、室外機と室内機を繋ぐホースがなぜかうすっぺらい・・・これをまどからヒョイっと出して、窓などに設置した室外機と繋げればOK。
車内という狭い空間であれば、余裕で冷えます!他の車中泊用クーラーがインチキに見えてしまうくらい・・・これはめちゃくちゃおすすめですね!
※ 最大消費電力が900Wなので、車内で使用するなら別で大容量のポータブル電源が必要にはなりますが・・・
たとえば、わたしも使っているsuaokiのポータブル電源。
以前のこちら→『香川県シェアハウスと車上生活!ソーラーパネルとポータブル電源で自家発電』で紹介したポータブル電源と同じメーカーですが、上のように電力が大きいものが必要です。
車中泊用クーラー「ラ・クール」とポータブル電源、どちらも値段はかなりするんですが、役に立たない車中泊用クーラーを買うくらいならこれを購入した方が断然使えますね!
これで真夏の車内の、あの猛暑を防げるのならかなりコスパが良いのでは・・・
いかがでしたか?車中泊や車上生活を快適にするためには、いろいろとコストがかかります。
でも地方で暮らしていると、駐車場代は安いし、無料で停められる場所(道の駅など)がたくさんあるし、走っていてストレスもない。車を持っていることに全くデメリットがないんですよね!
さらに、車内が快適になるように工夫さえすれば、気軽に車中泊の旅にも出られます。
わたしが移住した香川県高松市からは、本州にも四国の山の中にも、アクセスがしやすい!
季節ごとの美しい風景を、気軽に見に行けるこの環境、素晴らしいですね!
香川県など地方への移住について興味がある人はこちらの記事→『【まとめ】香川県、四国に移住したい人のためのお役立ち準備情報!』もおすすめです。
香川県への移住者目線で、生活やの特徴や県民性などかなり詳しい情報をまとめました!
※ このブログを書いている、わたしありんこのプロフィールと、高松市内にあるシェアハウス「ありんこハウス」の入居募集情報はこちらのページからどうぞ。
車の中って、夏は尋常じゃないくらいに暑くなるし・・・冬もエンジンを切っていると極寒ですよね〜
というわけで車専用の断熱シートを使うことによって、ある程度の温度キープはできるはず!