ありんこです。(プロフィールこちら)
海が好き、島が好きなので、ときどき日本の離島へ。
今回訪れたのは、伊豆諸島に属する「御蔵島(みくらしま)」。
東京都の島々
東京島しょ部に属する島。
伊豆諸島の有人島は、大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、地図には乗っていないけど青ヶ島も。
さらに南には、小笠原諸島に属する父島や母島があります。
こちらの記事にある、伊豆諸島のなかでも東京からいちばん近い「大島」。
大島までは、東京の浜松町近くにある竹芝桟橋から、ジェット船で最短1時間45分。
御蔵島へのアクセス
一方、今回訪れた御蔵島までは、同じ竹芝桟橋から大型船で7〜8時間。
東京からは200kmくらい離れています。
東京都に属するとはいえ、そこまで近くはありません・・・。
1日1便、行き(東京→御蔵島)は夜行便。
帰り(御蔵島→東京)は昼便が出ていますが・・・
御蔵島にある桟橋への、接岸率がとっても悪い!
その日の天気や海況によっては、船が欠航になったり、出航しても御蔵島で接岸ができず、そのまま八丈島まで行ってしまうことがめちゃくちゃ多いのです。
そして、八丈島で引き返してきたあと、帰りも御蔵島で接岸を試みるも失敗し、結局東京まで戻ってきてしまう。20時間の長い〜船旅をしてきただけ・・・という人たちが続出しているよう。
だから、御蔵島は”選ばれた人しか行くことのできない島”だとか
”来た船に乗るしかない。それが御蔵。”とかいう名言をはいている人たちがいました。
御蔵島の野生イルカたち
そしてここ、御蔵島に行く人たちの目的は、ほぼ100%、野生のイルカと泳ぐこと。
日本各地、施設で飼われているイルカを見たり、一緒に泳いだりすることができる場所はいくつかあったりしますが・・・島周辺に生息する野生のイルカたちと泳ぐ”ドルフィンスイム”ができるのは、日本全国でもここ、東京都の島々くらい。
なかでも、御蔵島にいる野生イルカの個体数はどこよりも多く、しかも人懐っこい子たちがたくさん。
東京都以外には、石川県の能登半島にも数年前からイルカが住み始め、ドルフィンスイムをやっているショップができ始めたようですが・・・こちらは時期がかなり限られる上に、日本海の透明度もそこまでは良くないようす。
利島のドルフィンスイム
御蔵島よりも近く、東京からジェット船で最短2時間半くらいでアクセスできてしまう利島(としま)。
ここには、御蔵島周辺にいたイルカたちのうち一部が引っ越しをしていて、暮らしています。
数年前から、ドルフィンスイムをやっているショップができ、御蔵島ほどの個体数じゃないですが、野生イルカたちとのスイムを楽しむことができます。
御蔵島ほど有名じゃないので、繁忙期でも御蔵島と比べると予約がとりやすいっていうメリットもあり。
小笠原のドルフィンスイム
東京から丸1日かけてアクセスする、小笠原諸島の父島。
ドルフィンスイムは基本、マスクとシュノーケルをつけて泳ぎます。
が、父島ではダイビングもできるので、運がよければダイビング中にイルカが見れることもあり。
御蔵島ではダイビングは禁止になっているので・・・個体数や人懐っこさは御蔵島に負けますが、ダイバーにとってはここでしか味わえない楽しみのひとつです。
ちなみに、さらに運が良ければダイビング中にクジラに会うことも。
三宅島のドルフィンスイム
東京と御蔵島のちょうど中間にある、三宅島。
御蔵島ほど知られてはいないながらも、野生イルカとの遭遇率は高く、しかも人懐っこいイルカと一緒に泳ぐことができます。
御蔵島のドルフィンスイム
今回訪れた、御蔵島。
9月の平日、しかも、船が御蔵島に接岸できるかどうか保証はできませんという”条件付き出航”だったにもかかわらず、船にはたくさんの人たち。
ドルフィンスイムをやっているショップは連日満員!どんだけ人気なんだか。
一緒にスイムをした友達が撮影してくれた、わたしありんこと、イルカたち。
ボートで島まわりを移動しながら、イルカの群がいたらそこでボートを停め、船長さんの「はい、入ってくださ〜い」の声とともに、マスクとシュノーケルを装着、急いで海へ。
イルカの群が遠くへ行ってしまったら、ボートに戻る。そしてまたイルカの群を探す。この繰り返し。
けっこうハード。ドルフィンスイムはスポーツだ!とか言っている人たちもいました。
雨の日が多く、この日もポツポツ。
海水温とか、透明度とか、クラゲに刺される心配とか、いろいろありましたが・・・
身軽に泳ぎたいわたしは、ウェットスーツを着ずに水着とラッシュガード、そして潜れるようにと、ウエイト(腰に付けるおもり)1kgで、ドルフィンスイム。
天気は良くなくても海況は良く、透明度も良い。
9月なので、外は寒くても水中は26度くらいと、あんまり寒くなかったです。
クラゲはいたし、プランクトンでチクチクしたりはありましたが、特にクラゲに刺されたりケガするということもなく。
御蔵島のイルカたち
今回出会ったイルカたちの写真。
撮影は、こちらの記事で詳しく紹介した防水カメラ。
オリンパスのコンデジです→「OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-5」
さすが御蔵島。
野生イルカとの遭遇率はほぼ100%、個体数もたくさん。
島周辺の水深がそこまで深くない(だいたい10mくらいのところが多い)ので、イルカたちが底の方に行ってしまうことが少なく、素潜りさえできれば、イルカたちと同じ水深で泳ぐことができます。
水面をスイスイ泳いでいることも多く。
これは、寝ている・・・?
この子も、寝ているのか・・・
午前中のドルフィンスイムでは、こんなふうに目を閉じているのか開けているのかよく分からないイルカたちがたくさんいました。
目が開いているときは、横目でこちらをよく見ていることが分かります!
イルカも、人間が気になっているようす。でも、慣れている。
親子だったり兄弟だったり、一緒につるんで泳いでいることも多いです。
イルカが触れるくらい、すぐ近くで泳いでいる光景はなんとも言えないおもしろさ。
おさわり禁止ですが・・・。かわいい〜