地元という概念のナゾ。誰もいないけどなぜか懐かしい町




ありんこです。(プロフィールこちら

 

久しぶりに、自分が生まれ育った町を訪れました。神奈川県のとある場所。

保育園に通っていた頃から、高校2年生の途中まで。17年間ずっと暮らしていた町

たぶん、ちゃんと歩き回ったのは10年ぶり。

正直、こんなに長い間ちゃんと訪れていなかったので、”地元”という概念がない。

でも久しぶりに訪れたとはいえ、ずっと自分が生まれ育った町だから、きっとここをぞくに”地元”と呼ぶんだと思います。

 

小さくなった町

10年ぶりに訪れた場所。なんだか全部が小さく見えたのでした。

 

小学生の頃いつも遊んでいた、ブランコとすべり台しかない小さな公園は、さらに小さく

いつも歩いていた(というより毎日遅刻しそうで走っていた)通学路は、びっくりするくらい道のりが短く

小学生の頃、手を挙げて渡っていた長い横断歩道は、たったの数歩で渡りきれてしまいました・・・

通っていた保育園の柵が、柵の意味がないんじゃないかと思うくらい低く

町全体が縮小化されて、ジオラマみたいに見えました・・・

きっと自分が思いのほか、大きくなったからなんだと思いますが。

 

よく先生や親の目をぬすんで買い食いしていたマクドナルドがあった場所には、新しいマンションが建とうとしていたし

よく塾をサボって立ち読みしていた本屋さんは、ゲームセンターに・・・

中学生の頃、なぜか友達に巻き込まれ万引き犯として捕まったお店はまだあった。

毎日同じ場所にいて、学校帰りによく見かけていたホームレスのオジサンはもういなかった。

 

地元と子ども時代

学校というシステム

よく遅刻やズル休みをしていた小学生時代。

遅刻が常習化し、体育がある日と部活にしかまともに参加しなくなった中学1〜2年生。

朝から塾に直行し、学校にはあんまり行かなくなった中学3年生。

授業に参加しても居眠りがデフォルト、授業をサボり上履きのままコンビニに行っていた高校時代。

 

友達は好きだったし、学校に行くのも好きだったけど・・・毎朝同じ時間から始まる、決まった時間割とか、先生の話を聞いてノートをとって、っていう束縛のようなものが苦手で、学校っていうシステムは嫌いでした。

 

地元の友達

小学生、中学生の頃は歩いて通っていましたが、高校生になってからは電車とバス通学。

高校は公立でしたが、友達はみんな住んでいる場所がバラバラで、なんなら神奈川県外から通っている人もいました。

自分自身が高校2年生のときに県内で引っ越したこともあり、この頃から、生まれ育った町にはほぼ行かなくなりました。

生まれ育った町に住んでいる友達とは、めったに会わなくなり。

もちろん、引っ越した先の近所では友達はひとりもおらず。

 

都会ならではかもしれないですが、近所どうしの人間関係ってめちゃくちゃ希薄

だから今でも、実家の近くにはほぼ知り合いがいない。

もっと小さな町とか田舎とか島とかで育っていたら、きっと違っていたんだろうけど。

”地元の友達”って、いないんですよね。

なんなら、”地元”っていう概念はこの頃からまったくありませんでした。

 

地元がない暮らし

いま暮らしている、香川県内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)。

ここから、ときどき神奈川県に帰ったりはするんですが。

 

生まれてから17年間育った町に、まだ住んでいるであろう昔の友達は、きっと会ったとしても成長し過ぎていて気付かない。

高校生のときに引っ越した実家の近所にいる人たちのなかには、友達はひとりもいない。

だから結局、懐かしい人たちに会える地元っていうものが、わたしには存在しないのです。

 

地元がないことのメリット

地元っていう概念がないのは、寂しいことなのかもしれない。

でも正直、おいしいなーとも、思うのです。

 

自分が生まれ育った町に行っても、誰も知り合いがいない。

だからこそ、寝起きのままパジャマすっぴんで、近所のスーパーに行けます。

なんのしがらみもないので、誰にも気をつかわず、町じゅうを徘徊できます。

会たくない人に会う、ということもなく、好きなときに好きな場所に行けます。

 

知らない人ばかり。面倒くさい人間関係なんか気にせずに訪れることができる場所。

でもやっぱり、訪れてみるとどこか懐かしさを感じられる場所。

 

場所には執着しない暮らし方。

ぞくに言う”地元”という概念にはあてはまらないし執着もないけど、なぜだか好きな場所なのでした。

 

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