香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー兼住人、ありんこです。(プロフィールこちら)
横浜から移住してきた当初、こちらには親戚も友達もいなかったので、地域の情報は自分で探しに行かなきゃ手に入らない状況。移住後2年間はふつーに、アパートでひとり暮らししてました。ちなみに当時住んでいたアパートは、高松駅から2駅、山しかないど田舎の無人駅から徒歩10分の場所。下見もせずネットで「駅近」で検索してひっかかった所でテキトーに決めてしまってました。
そりゃ駅近なんだけど、駅に行ってもめったに電車は来ない駅。切符の販売所はあるのに人がいないので買えない。当時は車をもたずにひとり移住してきたので、移動手段なし。あてにしていた電車も来ない。とりあえず、駅から徒歩で行った自転車屋さんで自転車を購入して、それからはしばらく、どこまででも自転車で移動する生活をしてました。ちなみに当時は大学の新卒、引っ越し費用や家具家電購入費用がかさみ、お金もないので、そのときに購入した自転車は、自転車屋さんに「この中でいちばん安いやつください」って言って買ったママチャリ。
その当時買った自転車は、今でもほぼ毎日乗り回してます。まあ幸い高松は平坦な道が多く、さらにわたしは単独行動大好きな変態なので、自分でいろんなところに行って情報を仕入れることはできました。
でもやっぱりALINCO houseで暮らしてみて思うのは、シェア暮らしをしているおかげで、ひとりじゃないんだなあーっと思えること。職場と家の往復の毎日だったとしても、職場以外で人とのつながりを持ててるなあと思えること。そして、いろんなモノや空間だけじゃなく、情報もシェアし合えるということ。
福繁食品(2018.11〜センチュリーホテル内に移転しました)
今回はALINCO houseのシェアなかまのひとりが教えてくれたイベント、時宅さんでの”イタダキモノナイト”への参加が目的です。時宅さんは、ALINCO houseから自転車でパパッといけるところにあるご飯屋さん、バル。
ただ、ど平日夜のイベントなのでお仕事帰りの参加。シェアなかまと現地待ち合わせですが、時間があるのでとりあえず商店街を徘徊。
近くに、こちらの記事で紹介した福繁食品さんのビールスタンド。商店街をちょこっと逸れて、わきに入った所にある南新町マルシェ内です。前回おじゃましたときは、新米マルシェのイベント中。
こちらのビールスタンドは、11月頭にオープンした新しいお店です。まだオープンしたばかりで知れ渡ってはいないので、今がゆっくり来店するチャンスかもしれません。
商店街の傍らにある、この看板が目印。手作りのチラシ、メニューとダンボールクラフト?がかわいい。
中はこんなかんじ。あったかくて、落ち着きのある雰囲気。
木曜の夜早めの時間帯でしたが、カウンターに数人のお客さんたち。クラフトビール飲み比べもできるそうで、おいしそうなビールのおとももたくさん。
これから時宅さんで本格的に食べるのに、おなかが空いてがまんできず、おにぎりパンを注文。
今すぐ食べるならと、店主の福ちゃんさんがトースターであっためてから出してくれました。
このおにぎりパン、なにげに見た目も味もアイディアも、わたしの中で大ヒット。というか大混乱?笑
おにぎり形なんだけど、ご飯じゃなくてパン。パンなんだけど、ご飯が入ってる。ご飯が入ってるおにぎり。おにぎりと見せかけておいてのパン?と見せかけてのご飯?パンとして食べたらいいのか、おにぎりとして食べたらいいのか、迷わせるアイディアがさすがです。
のりが巻いてある方は、つぶしたご飯が入っているそうで、ゴマがふってある方は、ごはんつぶがそのまんま入っているそう。のりが巻いてある方は、言われなかったら(あと形がおにぎりじゃなかったら)ご飯が入ってるなんて気づかないくらい。でも、なんだかモチモチ。ゴマがふってある方は、粒の感じが出ていて、中はふっくら。表面にもご飯粒のつぶつぶが出ていて、食べるとおせんべいみたいにカリッとします。
店内は、木のぬくもりと手作り感あふれるデザイン。
カウンターも、テーブル席も。
メニュー表は、シンプルだけどかわいいデザイン。
こちらの記事でお知らせした営業時間からは、ちょっと変更ありです。土曜昼の営業の代わりに、夜の営業時間を早めたそう。年末は30日まで。お正月は3日から開いてるようです^^
まだできたばかりのこぢんまりとした、でもあたたかみのあるお店、今後おもしろいイベントなども企画していくようです。楽しみ楽しみ。
「時宅」香川県高松市にある小さなご飯屋さん
福繁食品さんに立ち寄ってつまみ食い、のついでにイベント打ち合わせをしたら、今度はいよいよ、時宅さんのイタダキモノナイトへ。
シェアハウス(ALINCO house)のシェアなかまも、仕事が終わったとのことで福繁食品さんで合流。ここでもみんなでペチャクチャおしゃべりして、ゆっくり・・・。気づいたら、もうイタダキモノナイト開始時刻をかなり過ぎていました。
あわてて時宅さんのお店を探す。地図ではここらへんなんだけど・・・看板が見当たらない。
と、シェアなかまが気づきました。すっごくちっさな看板・・・というより、ただの紙切れ?ふせん?笑
写真の左隅のほうに、「時宅」という文字があります。
ここの建物か〜ということで階段を登ろうと、反対側の壁を見てみると、2A階に「時宅」の文字がありました。この建物で、間違いないようです。
階段を少し登ると、最初のフロアーが2A階。ありました、時宅。
こちらの看板もやたらちっさい。ドアにもなんか貼ってありますが・・・気づかれたくないのかね?っていうくらい、全部ちっさい笑
イタダキモノナイト初参加
毎月月末にやっているというイタダキモノナイトというイベント。イタダキモノを持ち寄って、わいわいするようなイメージ?こういう敷居の低そうなイベントは大好きです。
アンティーク風のドアに貼ってあったちっさな紙、今回のイベント、イタダキモノナイトやってますよーの貼り紙でした。この貼り紙の雑さといい看板の小ささといい、なんだか大好物のにおいがします。
店内は、小さめながらも天井高めで、オシャレな雰囲気。誰かの自宅みたい。
イベント開始からだいぶ時間がたっていたので、でき上がった常連さんたちでいっぱいかなーと予想してましたが、この時点では、常連っぽいねーさんがカウンターにひとり。
カウンターの向こうには、店主さんと思われる女の人がせっせと動き回っていました。
入り口には、スズメバチの巣みたいにデカい杉玉。
女性客が多いのかな?飲みやすそうなお酒がたくさん並んでいました。
とりあえず好きな飲み物を注文します。その後は注文しなくても、どんどん食べ物が出てくるシステム。
イタダキモノナイトは参加費3000円。何かしらの食べ物を持ってくるイベントですが、持寄り品がない場合でも+500円で参加OK。
じつは時宅さんに到着する前に寄り道した福繁食品さんで、おにぎりパンをたくさん購入。イタダキモノナイトの、持ちより品になるかなー?と、持参しました。(写真は、照明の関係でシマシマができちゃってますが)
(こちらの写真もシマシマ)
時宅の店主さん、じつは福繁食品の店主さんたちとイベントで一緒になったことがあるそうで、なんと知り合い。おにぎりパンも、喜んでくれました!
そして、おにぎりパンを素敵にアレンジまでしてくれましたよー。まんばのソテーをはさんで小さなハンバーガー風に。
これが、めちゃくちゃおいしい。まんばのソテーはご飯にも合うんだろうけど、パンにも。でもこれはパンじゃなくてお米を使ったおにぎりパンだからご飯パン?まあとりあえずものすごく良いコラボ、この場でしか食べられない貴重な味でした。
その後も店主さん、おしゃべりは止まらないままどんどん料理が出てきます。
にしても、一緒に行ったALINCO houseのシェアなかまも言っていましたが、時宅の店主さん、めちゃくちゃ料理のセンスが高い。パパッと作るのに、どれも単純じゃない深い味。普段料理をする人ですら、どうやったらこの味を真似できるかがわからないくらい。
塩を入れ忘れた餃子。塩がなくても美味しい。塩入ってないんだから美味しいわけないんだけど、なぜか美味しい。あとから塩かけてました。店主さん、ズボラ?でもおいしく作れるこのセンスは何なんだろか。
赤いのはパプリカを焼いたやつ?煮たやつ?なぜふつうのパプリカがこんな深い味になるんだろーと疑問をもつくらい美味しい。お箸がどんどん進んでしまって、余ってた他の人のぶんまで食べちゃう始末。
こちらは予約解禁と同時に予約がとれなくなる大人気料理教室を開催している、カルダモンさんのカレー。
スパイスとコクがよく効いてる。このときにはすでに、ぞろぞろと参加者が増えてきていたので、みんなでカレーをつっつく。
チーズダッカルビ。すごーく辛いけどトロトロで美味しい。でも辛い。この日は本当なたこ焼きをする予定だったようですが、イベント開始の時点で人が思ったよりいなかったので急遽変更したとのこと。最初あんまり人が集まってなかったのは、イベント開催を宣伝してないから。一部の知ってる人しか来ないわけです。
この日のお客さんは女の人が多かったけど、みんなどんどん食べる。あっという間に、お皿がからっぽになりました。
カウンターにもテーブルにも、常連さん中心にたくさんの人たち。香川ではけっこう有名な人、有名な人と同じ職場の人、などもいたりしました。世間が狭いのか、ここに集まる人はそういう人たちなのか。
ちなみに時宅の店主さん、何気にわたしのことを知ってくれていました。こちらは世間が狭いのか、ただの偶然なのか。
でも知ってくれて、見てくれている人たちがいるのは、やっぱりうれしいですね。ネット社会、必要な情報はなんでもすぐに検索できる時代。だからこそ、似たような考えの人たち、似たようなことをしている人たちはどんどんどんどん繋がっていけるのかも。
そしてイベントの最後はパフェ。毎回のお約束だそうで、みんながお腹いっぱい、もういらないよってなったタイミングでのでっかいパフェ。
こちらも店主さんのセンスが光ってます。今回のパフェにはイチゴとカキ、リンゴ。旬の果物中心にのせてるのかな。フルーツのカットの仕方や盛り付け方などさすがです。
生クリームにキャラメルソース、バニラアイスにチョコアイス。中に入っているのはグラノーラっぽい。この時点で夜の10時すぎ。真夜中のパフェ。罪悪感の最高峰です。
決して店内は広くはないんだけど、素敵な出会いや会話がうまれるみんなの空間。雑誌やいくつかのお店のフライヤーなどもちょこんと置いてありました。
時宅さんも、ALINCO houseからはパパッと行ける立地。今度はイベントじゃないときにも行ってみたいなーなんて思いました。
「時宅」アクセスと営業日、営業時間
オシャレなゲストハウスや古本屋さんが立ち並ぶ、路地の一角にあるビルの中。
ことでん瓦町駅から徒歩6分。
近隣駐車場ありですが、自転車or電車がおすすめ。
定休日:毎月1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、17日
営業時間:18:00〜24:00
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