いのしし祭り@香川県東かがわ市「五名ふるさとの家」
香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー兼住人、ありんこです。(プロフィールこちら)
先日、ビールスタンドとパンのお店「福繁食品」さんにちょろっと立ち寄ったときに、店主さんたちから勧められた、いのしし祭り。「福繁食品」さんも東かがわ市から来られていて、東からの情報が入るからか、お店にチラシが置かれていました。
普段は地元で採れた野菜や果物、地元のお母さんたちが作る惣菜などが売られている産直市として使われている、五名ふるさとの家。毎週土曜日の9:00〜15:00まで、市が開かれて賑わっているようです。
今回は、その五名ふるさとの家を使って行われた、いのしし祭りに参加してみました。東かがわの山では、いのししがよく獲れるんですね。
12月に入り、紅葉まっさかりの山。この時期は、ひとりでドライブしてても楽しいです。
シェアハウス(ALINCO house)は高松市の東寄りにあるので、ここから車で行くと1時間くらいで東かがわ市に突入できます。山道というほどの山道もなく、走りやすい道が続いてたので、運転ヘタクソなわたしなりに安全運転で行けました、よかったよかった。
東かがわ市は、香川県内のいちばん東側の市。特に行く用事もなければ、香川で生まれ育ってても行ったことがない、という人も多い場所。田舎なのでそんなに人も多くはないかなーと、地元の人たちくらいかなーと思いながら到着。
すると、思ったよりもはるかに大量の人たち。この日は五名ふるさとの家の横にある、五名活性化センターの駐車場を使って良いことになっていましたが、けっこうデカい駐車場なのにもかかわらず満車。どころか、駐車スペースじゃないところでもあちこちに車がとめられていました。運転ヘタクソのわたしにとってはなかなかのピンチ。それでもやっと見つけた端っこのスペースになんとか駐車できました。
意外と、イベントごとにはみんな行くんだなあーと。地元の人たちっぽい方々が多く、家族連れ、おじいちゃんおばあちゃんも多い印象。ひとりでカメラ構えて来場している人は、わたしだけ。
いのししの罠
まあ人が多いとは言っても、都会のイベントほどではありません。混んではいるけど、べつに動くには支障のない程度だし、行列もすぐに進んでいくのでたいしたこともなく。困ったのは駐車場だけ。田舎あるあるかもしれません。
写真手前にあるのは、いのししの罠。
なんと、売り物でした!需要はあるんだろか・・・こっちの地域では、あるんだろなあー。
罠工房、罠を作っている会社があるんですね。
いのしし祭りでは、時間帯によっていろんなアトラクションが行われていました。この時間帯は、マリンバ演奏。演奏しているのは、ししキラーズという方々。いのししキラー?地元のアーティストさんでしょうか・・・この日のために結成したんでしょうか・・・。
他の時間帯には、マリンバ演奏以外にサックス演奏やよさこい踊り、プロレスなどが行われていたようです。
いのしし汁無料
今回の目的のひとつ、いのしし汁のふるまい。
けっこう早く行かないと食べ物がなくなるよーと、早く行っても、内部のお店どうしで交換し合って食べちゃってるからないかもよーっと、教えてもらっていたので、比較的早い時間帯に行ったつもりですが、いのしし汁のふるまいを目当てに並んでいる人たちがたくさん。心が折れるほどの長〜い行列になっていました。でもよくよく眺めていると、どんどん行列は消化されていっていたので、気を取り直して並ぶことに。
行列に並ぶこと10分ほど、意外と早く、先頭まで来ることができました。
地元のお母さんたちが手早く、いのしし汁をよそってくれます。
ようやくありつけました、いのしし汁。白濁したスープの中に、ごぼうやニンジンなどの野菜がたっぷり。もちろん、いのしし肉も。
こちらの記事で紹介しましたが、いのししの肉を知り合いからたくさんいただいて、シェアハウスのなかまと食べたこともありました。でもそのときのお肉は、けっこう柔らかくするのに苦労したのを覚えています。
今回食べたいのしし汁に入っていたお肉は、めちゃくちゃやわらかい!お肉の部位の問題でしょうか、なんなんだかわからないですが、とにかくふつうの豚肉と間違うくらいのやわらかさ。ひょっとして、じつは豚肉だったり?おいしくいただきました。
いのししの丸焼き
そして今回のもっとも大きな目的、いのししの丸焼きです。これが見たくて、わざわざ車を走らせてイベントに参加したようなもの。
見れました。いのししさんが丸ごと吊るされ、焼かれていました。
ちょっとグロテスクかもしれませんが、これが現実。いのししさんありがとうです。
ときどきひっくり返したり・・・
うちわであおいだり・・・
でもよく考えてみると、これは丸焼きと言えるのかな?丸ごと吊るされているいのししさんは、けっこうなまっぽい。焼けたお肉の色はしていません。で、そのいのししさんから削ったお肉を金網でふつうに焼いているような。焼肉みたいな要領で。
こちらのいのししの丸焼きも、行列に並べば食べることができましたが、もうこれを見れたことに満足してしまい、食べることはせず。
地元の産直市
いのししのごちそう
いのししの丸焼きやいのしし汁の他にも、いのししを味わえるお料理がいくつかありました。
ダンボールに描かれたいのししくんが、なんだかかわいい。いのしし丼500円。
いのしし肉が入ったカレーライスも。
いのししバーガー!
どこのお店も、地元のお母さんたちが切り盛りしているようでした。いのししって、どんな料理に入れてもおいしいんですね、豚肉のようなかんじ?
「シェアハウスで生活の知恵もシェア」で作ったいのししシチュー、こちらも、いのししから出るダシが独特でかなり美味しかったのを覚えてます。都会にいたら、味わえないおいしさです。
こちらは、いのししの肉じゃなく脂をつかったクッキー。うりぼうクッキーという名前がかわいらしいです。
うりぼうクッキーを出していたのは、のうさぎカフェさん。
他にも、クッキーやパンなどがたくさん。
海の幸山の幸
香川県全域がそうですが、海に面していて島もたくさんあるからか、海の幸が豊富。いのしし肉のほかにも魚や貝などが並べられていました。
普段の産直市でも売られているんでしょうか、干物を中心に、いろいろ置かれています。
この時期、カレイが釣れるというのを聞いたことがあります。地元でとれたカレイ、こちらもおいしそう。
こちらはサザエかな?バーベキューもしてました。貝の中からおいしそうな汁がジュワーっと。
タチウオ、こちらも地物でしょうか。
あめご、こちらは川魚ですが・・・地元でとれるんですね。
そろそろイチゴの時期。地元でとれた新鮮なイチゴも、置かれていました。値段はふつうかもしれませんが、けっこう売れているようす。
そして飲み物も。ここまで来るのにはほとんどの人が車のはずですが・・・ビールや日本酒などお酒の種類が豊富。
甘酒が100円はかなりうれしい!飲んでないですが。
たくさん、冷やされてましたよー。寒いので、冷やさなくたっていい気がしますが・・・。
こちらは自然薯。
じねんじょって、聞いたことはあるような気がしたけど、なんなのかはわからず。あとから調べてみると、山芋のことなんですね。にしても、1kg2700円って、なかなかいいお値段。
自然薯ってなに、木の枝かなにかですかって思って、このときはまったく気にもしませんでしたが。栄養が豊富でまあまあ高級品のようです。こんなに長い、一本単位で売られているんですね。
このいのしし祭り、毎年この時期に開催されているようです。紅葉がキレイで、いのししの丸焼きが見れて、いのしし料理もたくさん。産直市もあるという、なかなか満足度の高いイベントじゃないかなーと。おそらくほとんどが地元の人たちだったようですが、遠方からでもわざわざ行きたいイベントです。今年のがした方は、来年はぜひ。
ちなみにここ五名ふるさとの家は、四国八十八ヶ所の最後88番目のお寺、大窪寺の近くでした。この時期は本当に紅葉がキレイで、この日は絶好の紅葉日和だったはずです。が、だからこそ休日は混んでいることが目に見えていたので・・・これ以上駐車であたふたしたくなかったので・・・今回は見送ることに。
せっかく東かがわ市にきたので、帰りはちょこっと寄り道。寄り道した先に素敵な場所がありました。こちらの記事で紹介しています!
香川県など地方への移住について興味がある人はこちらの記事→『【まとめ】香川県、四国に移住したい人のためのお役立ち準備情報!』がかなりおすすめです。長いんですが、移住者目線でのかなり詳しい情報をまとめました!他の関連記事も情報豊富です。
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