新しい時代の暮らし方「シェアハウス」
高松の小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー兼住人、ありんこです。(プロフィールこちら)
シェアハウスの知名度
シェアハウスをやっています、とかシェアハウスに住んでいます・・・って言っても、ちょっと前までは「なにそれ?ルームシェア?」とか「あーゲストハウスね」とかいう反応の人たちが多くて、とくに年配の人たちで多かったのは、説明してもメリットを理解してもらえずむしろトラブルが多いんじゃないかって偏見の目で見られたりとか、うさんくさがられたりとか、そんなこともありました。
でも時代の流れが速まっているからなのか、最近ではそんな偏見もかなり減ったように感じます。
『香川県シェアハウス運営、「かぼちゃの馬車」とトラブルについての話』←こんな失敗例というか悪いニュースなんかもあったので、一気に知れ渡ったんでしょうか・・・。
増加し続ける「シェアハウス」という名の物件
ただ、偏見が減り知名度が上がってくると必ず、資産家や大手企業、本来の目的じゃなくお金儲けをねらったNPO団体が参入してくる。シェアハウス、東京23区内ではすでに飽和状態で、地方でも各地に増え続けているもようです。「かぼちゃの馬車」関連の事件は、これによって起きたとも言えますよね・・・。
外国人観光客が増えていることに乗っかって各地に作りまくっているゲストハウスと、ある意味同じ道をたどっている気が。
新しい時代の暮らし方「シェアハウス」若者から高齢者まで?
高齢者のための高級シェアハウス?
そして、なんとこんなものまで作られ始めているよう!興味深かったんで、紹介しておきます。
これはシェアハウスって言うのか分からないんですが・・・年金暮らしをしているお年寄りの方向けに、共有スペースとしての食堂や温泉、医療サービスなどが付いたマンションのような施設のようなものが各地で増え始めているのです。
マンション?施設?内でいくつかのサークルが作られ、入居者どうしで交流もできるそう!
これは、ひとり暮らし老人が増えている日本国内では画期的な仕組みなんじゃないかと。楽しそうですね!
まあ、充分な退職金や年金がもらえている今のお年寄りたちだけにしか、需要はないんじゃないかとも思うんですが・・・。ちなみに共益費や管理費、食費やサークル費等含め1ヶ月にかかる費用は20万円近くだそうで。完全に、退職金と年金をがっぽりもらった(もらう予定の)現代の高齢者向けです。将来のわれわれはこんなにもらえないですから。
東京都、首都圏のシェアハウス、ソーシャルレジデンスが豪華!
そしてもうひとつ、ちょっと豪華なシェアハウスを。
個人じゃなく企業が運営までしているシェアハウス。正直、シェアハウスごとに違った個性や特別な面白さには欠けるかもしれませんが、ふつうのアパートやマンションの契約をするよりも断然お得な暮らし方ではあります!
アパートやマンションに入居するときにいちばんネックになるのが、初期費用。入居するまでに何十万円もかかるのが一般的なんですが、オークハウスが運営するシェアハウスなら、それが10万円以下で済むとのこと。
そしてシェアハウスを、さらにコミュニティ重視の”ソーシャルな場”として再定義したのが、「ソーシャルレジデンス」と呼ばれている場!なんだそれ?初めて聞いた・・・って感じですが。
つまりシェアハウスを大型にしたようなイメージ。コスパ重視の暮らしというより、ちょっと値は張るけど豪華な暮らしを気軽にすることができるのがソーシャルレジデンスです。ジムやシアタールーム、大浴場や岩盤浴、防音室、カフェラウンジ、オフィススペースがあったりと、至れり尽くせり!
そもそも、神経質だったり他人といることがストレスだったりと、シェア暮らしに向かない人にはこちらも難しいとは思いますが・・・シェア暮らしが苦ではない、むしろ楽しめるという人には、一人暮らしなんかをするよりもかなりおすすめな暮らし方ですよね→ソーシャルレジデンス
シェアハウスのメリットや価値を決めるのは?
「かぼちゃの馬車」関連の事件があったことで、東京23区内では今シェアハウスの家賃崩壊が起きています。苦しんでいるのは、倒産した運営会社じゃなく投資家たち。シェアハウスの家賃崩壊にともなって、きっとワンルーム物件などにも飛び火しているんでしょう・・・あーあ。
ただ、日本国内各地ではこんなことにも懲りずに、外国人観光客の増加にともなって作られ過ぎている「ゲストハウス」という名の宿と同様、知名度が上がってきたことにともなって「シェアハウス」という名の物件が増え続けるんじゃないかと、思っています。
ゲストハウスに関して言うと、日本国内にある「ゲストハウス」という名の宿で魅力のある場所はほんの数軒。本来は旅人のための安宿だったゲストハウスが、もはや今の時代、グループ旅行や家族旅行なんかにも使われています。客層も変わってきているし、オーナーや管理人などとの交流もない場所が多い。
シェアハウスもきっと、似たようなことが起きるんじゃないかと。旅人を知らないオーナーが作ったゲストハウスが全く面白くないのと同様、シェア暮らしの良さを知らないオーナーが作ったシェアハウスは全く面白くはならないはず。
そうなってくると自然と、客層というか入居者の層も変わってくるんだと思います。悪い方向に・・・
シェアハウスというものがメジャーになってきても、「シェアハウス」という名前を変えてでも、自分や、自分のまわりに集まってきてくれた人たち(だいたいはちょっと変わった人たち)にしか作れない空気感でのシェア暮らしを維持していきたいもんです!
いかがでしたか?さらに、シェアハウス生活のメリットやデメリットも含め最近のシェアハウス動向や、シェアハウスで暮らすと節約や貯金はできるのかという話など、まとめてある記事がこちらです→『シェアハウスの種類とシェア暮らしのメリット・デメリットまとめ』
ちなみに、シェアハウス運営について、開業までの経緯や想いなどをいっきにまとめた記事→『【まとめ】香川県に移住して古民家リノベで作ったシェアハウス!開業〜運営全公開』も。シェア暮らしと運営に興味がる方はぜひ参考にどうぞ!