フィルムカメラと高松の旅人たち




高松にある女性限定の小さなシェアハウス(ALINCO house)、オーナー兼住人のありんこです。

瀬戸内に移住してくる前、してきてからも、”旅”が楽しくてやめられません。旅行じゃなく、旅。有名な観光地に行って写真を撮ったり、名物を食べたりするという目的じゃなく・・・目的はあってもなくても良いけど、その土地の空気を感じながら、視野を広げて、いろんなことを吸収して、自分の人生の糧にしていくのが、旅。

旅行と旅の違いって、明確には定義されてないのかもしれないし、あんまりうまく説明ができないけど、大きな違いがあるのは確かなんじゃないかな。

4年半ほど前、東京都から大型船で25時間半かけて訪れた小笠原諸島。これが、わたしの初めての旅。(それ以前にも何度か、海外や国内の遠方に短期で行ったりはしていたけど、それは旅行であって旅じゃなかったのでした。)大学4年生の夏、決して暇だったわけではないけど、ここで行かなきゃもう一生こんな機会はない!と感じたのか・・・小笠原諸島へ丸1ヶ月、ひとり旅に出ました。

ひとり旅とゲストハウスの魅力をこちらの記事に、個人的な視点からつらつら書いてます。

小笠原諸島での1ヶ月間の滞在。どの旅人に聞いても必ず同じことを言うと思いますが、旅のいちばんの魅力は、人との出会い。長期滞在していた小笠原諸島では、まだまだ若すぎたわたしにとって、刺激的な出会いばかりなのでした。そして生き方について、たくさんの視点から考えさせられました。

そんな小笠原滞在期間に出会った旅友達のひとりが、今回、香川へ遊びに来てくれました。4年半ぶりの再開。そしてその生き方考え方が印象的だったので、ちょこっと記事にしました。

シェアハウス暮らしと旅、ゲストハウス。まっとうな生き方の罠

2017.08.27

 

旅人たち

高松ゲストハウスTEN to SEN(テントセン)

ゲストハウスTEN to SENは、3年ほど前に高松市街地にできたゲストハウス。いろいろな場所から点が集まり、つながって線になっていくようにと、オーナーのサトミさんが名付けたようです。なんてステキな名前!!サトミさんは兵庫から、こちらに移住してきたんだそう。大工の血が流れている気がする、と自分で言うくらい DIYが得意。ゲストハウスTEN to SENの内装は、ほとんどサトミさんの手作りだそうです。

って言ってもゲストハウスをつくるとなると、けっこうな力仕事もあるはず・・・。わたしはシェアハウス(ALINCO house)をつくるための天井塗装とか、小さなもののDIYだけでも何度心が折れかけたか(詳しくはこちら)。TEN to SENオーナーのサトミさん、ゲストハウスを作っていた時期はドン引きするくらいマッチョだったそう。

今回、東京から香川に来てくれた旅友達はイーノくん。イーノくんがTEN to SENさんに泊まるというので、ここまで迎えに行き一緒に夜ご飯を食べることに。でもイーノくんがせっかく素敵なゲストハウスに泊まるわけだし、ほかにも旅人たちがいたらおもしろいな〜なんて思い、誰かいるか聞いてみると、なんと、この日はすごく面白い人たちがいました!

 

筋肉に従って生きる

TEN to SENさんから、イーノくんの他に3人の男の人が出てきました。みんなひとり旅だそう・・・これは面白い予感!

 

徳島から、ただ直感に従って高松へやって来た、カズさん。彼は直感に従うということを、「筋肉に従って生きる」と表現していました。なんじゃそりゃ??・・・というのは、意識の中にないものも、体の中の筋肉は知っているから、筋肉に聞けば本当の答えが出るという意味。自分は今から何がしたいのか、どう生きたいのか、考えてもいまいち答えがでないことでも、じつは直感がそれを教えてくれている

カズさん、変な人でした。変な人だからこそめちゃくちゃ面白い。いつでも直感に従って生きる。旅に理由なんていらない!改めてそう感じました。

そしてカズさんは筋肉に従い、翌日は観光スポットとはいえないようなマイナーな地域、多度津や宇多津へ行くとのことでした・・・。しかし翌日、結局筋肉の気が変わり、高松市内の田村神社や温泉へ行ったそう。直感というか、その一瞬一瞬の気分に、素直に従って生きているようでした。自分自身の直感、気分に素直に従うのって、カンタンなようで、じつはできていない人が多いんじゃないでしょうか。

 

やさしそうな空気を振りまいていた、ナベくん。23歳。会社員をしながら、趣味で小説を書いているという異才の持ち主。今回の旅は、小説関連のオフ会に行くまでの寄り道。

こんなに若い人が書いているとは思えない・・・どんどん引き込まれていく彼の小説「みりたりーまじっく!」。宣伝や売名をしているわけじゃなく、むしろひっそりと書いているはずなのにファンが数百人。純粋に、小説がおもしろい!文才があるし、きっとかなり独特な発想力があるんだろなー・・・

 

この日の最年少、大学1年生19歳のシュリくん。ネットでポチって購入した安い折りたたみ自転車とでっかいバックパックで、ひとり旅の最中。愛知から出発、長崎の軍艦島を目指して旅しているそう。漕いでも漕いでもなかなか進まない折りたたみ自転車で、今頃いくつもの山を超えているはず・・・

春休みの長い大学時代を、1年生からすでに謳歌している!これからどんなぶっ飛んだことをする大人になるのか・・・楽しみです。オバサン目線。笑

 

みんな、同じ日にゲストハウスTEN to SENさんに泊まっていました。おもしろいゲストハウスには、おもしろいゲストが集まる!変な人たちとこうして出会えるのが、わたしの人生の糧になっているのです。いつかこんなおもしろい人たちが集まる大きな場を、わたしもつくりたいなーなんて思ったりもしてます。

わたしの旅友達で、たまに香川に遊びに来てくれる人たちがいます。おすすめの宿を特に教えているわけじゃなくても、なぜかみんながここ、TEN to SENさんに泊まるのです。なんでだろなーと思い、この日にちょうど会うことができたオーナーのサトミさんに聞いてみると、「なんでだろね?女子ウケするようにしてるんだよね〜」って。いつもは混合ドミトリーまで女子が占拠、なぜかこの日は男ドミトリーだけが満員・・・。めずらしいパターンの日だったようですが、ちょっと変わった人たち、おもしろい人たちに人気であることはたしか。それも、オーナーのサトミさんの人柄や生き方が引き寄せているのかなー、なんて思ったのでした。

フィルムで切り取る「生き方」「考え方」

路上写真家として、ぼちぼち活動をはじめてます。まだまだ活動の幅を広げてはいませんが、これから、どんな人たちと出会いどんな表情を切り取るのか、どんなことを自分自身が吸収するのか、まわりにどんな影響を与えるのか、ちょっとの不安とワクワクでいっぱいです。

生き方や考え方って、その人の表情や雰囲気にかなり大きくあらわれています。人を撮ることは、その人の生き方考え方を表現すること。自分自身が、その人の生き方や考え方に魅力を感じていなければ、良い写真は撮れないと思っています。表情を作るのが得意な、モデルさんのポートレートを撮るのにはわたしはあんまり興味なし・・・というよりモデルさんを綺麗に見せかけるための撮影やレタッチの技術を学びたいとは思わない・・・。

ちょっと変わった生き方をしている人たち、面白い考え方をもっている人たちの、そのありのままの生き様が伝わるような写真が、わたしにとってはいちばん魅力のある写真。そして、何度でも撮り直しがきくデジタル写真も綺麗だけど、フィルムで切り取る作品はもっと好き。

 

普段使っていてお気に入りは、ソニーα7RⅡ(ミラーレス一眼)+カールツァイスの単焦点55mmF1.8。デジタルですが、こちらの記事で冬景色を撮ったのがこれ。これにプラスして、フィルムカメラ+オールドレンズでも撮影してます。こちらの記事では、梅の開花時期の栗林公園フィルムさんぽのようすを紹介してます。ちなみに今、栗林公園では梅の花が満開!これからの時期は桜が満開に・・・かなりおすすめです!

【栗林公園】高松屈指の桜と紅葉スポット。フィルムで切り取る春

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【善通寺・金倉寺】善通寺市観光と、香川にいる子授けの神!

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今回香川に遊びにきてくれた旅友達、イーノくんは医師。彼の人柄からか、表情が良いのでポートレート撮らせてもらいました。

医師って、なりたいと思ってすぐになれるもんじゃない。わたしありんこも、それなりに受験戦争には巻き込まれてすさんで生きてきたつもりですが、高校時代から、医学部医学科は別格でした。知識量が半端じゃない。

でもすごいのは、その持っている知識もそうかもしれないけど、まず精神力・・・。ふつう目にすることがないような、ふつうイメージすら持たないような現場に、立ち続けなきゃならない。っと言っているわたし自身も当然分かっていないですが・・・俗に言う「めちゃくちゃ頭がいい人」っていうだけでは務まらない仕事なんじゃないかなと。

イーノくんは休暇中。職業柄もあってか、彼の人間性だか、常に頭がフル回転で、あらゆることに考えを巡らせているようです。「働く意味って何?」「遊びと仕事の違いは?」「どんなふうに生きたい?」・・・生きるために働くのか、働くために生きるのか・・・先入観をもたない彼の話は、奥が深いもんばかり。それがまた面白い。

 

言葉ではうまく説明できないけど、彼の人柄があらわれている一枚。すべてマニュアルで撮影した写真、デジタルで撮影するときとはまた別の、緊張感のようなワクワク感のようなものを感じながら、感性をとぎすまします。これが楽しい。そしていい表情と雰囲気!

イーノくんは自称イエスマン。でも、何にも考えず流されているわけじゃなく、頭をフル回転させられるイエスマン。

「いいねー。でもー・・・」って、ほとんどの人間の口ぐせ。いつも何か、できない理由を説明しようとする。それって、自分で自分の可能性を閉ざしているように思うのです。とりあえずイエスマンになって、なんでもやってみる。これってすごくいい方法だなーっと。(ということを分かっていても、実践できる人って少ない)

イーノくんのブログはこちら→「若手内科医の3度の飯より好きなもの」。独特な視点と感性があらわれてる気がします・・・。

 

わたし自身、普段ひとりで考え事をすることは多いほう。でも、ひとりじゃなく誰かと一緒に考えると、新しいアイデアが浮かんだり、分かっていると思い込んでいたことも改めて考えさせられたり・・・。そんな時間の共有ができる友達がいることが人生の糧です。

今回のフィルムさんぽお気に入りの一枚。「ふつうに生活するような旅をしたい」と言っていたイーノくん。ただのインテリではない。

4年半前から旅友達のイーノくんや、新しく旅友達になった素敵な人たち・・・こういう、人間味がある人たちが大好きです。

 

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フィルム写真

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