女性限定シェアハウスの運営
香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー、ありんこです。(プロフィールこちら)
そろそろシェア暮らし開始から2周年をむかえるありんこハウスは、女性限定のシェアハウス。
女性限定のシェアハウス、または男性限定のシェアハウス、または男女混合のシェアハウスと、各地にいろいろなシェアハウスがありますが・・・なかでも運営しやすい、一番大きなトラブルが起きづらい(と、よく思われている)のが、女性限定のシェアハウス!
今回の記事は、そんな「女性限定のシェアハウスを運営してみたい!」「シェアハウス運営に興味があるけど、女性限定にしようかどうか迷っている・・・」という人に役立つ情報の紹介。
女性限定シェアハウスを運営していく上で起きがちなトラブルや、逆に女性限定にすることでやりやすくなるポイント、どういうことに気をつければ運営していきやすいのかについて、徹底解説したいと思います!
女性限定シェアハウスの運営とトラブル
同じ家の中に異性がいたら、いろいろな意味でトラブルが増えそうですが・・・逆に女性だけしかいないシェアハウスって、どんな問題が起きがちなんでしょうか。
ありんこハウスはこぢんまりとしたシェアハウスなので、今のところ大きなトラブルもなく平和ですが、実際に聞いた事例などをもとに、女性限定シェアハウスのトラブルについてまとめてみました。
たとえば・・・
- 異性は入れちゃいけないルールに違反して、恋人を連れ込んでいた
- 仲の良い、悪いでグループが分かれてしまった
- 家の中で、男性が見ていないことを良いことに暴力含む大喧嘩をした
- 中の悪い2人の間でしばらく冷戦状態が続き、他の入居者が気まずい思いをした
- においの強いシャンプーや洗剤などをみんなが使うので、においが混ざって気持ち悪くなった
- 女性はいろいろと時間がかかる。ひとりに洗面所を占領されて、急いでいる朝に困ることが多かった
- 誰も掃除や片付けをしなかったので、ゴミ屋敷となった
など。
異性間でのトラブルと比較すれば薄っぺらいものばかりだと思いきや、けっこうゲスいトラブルが起きているんですね。
女性限定シェアハウス運営のメリット
女性限定シェアハウス、場合によっては面倒なトラブルも起きているようですが・・・もちろん逆に、良いことだってあるわけです!
たとえば・・・
- 同性しかいないので、恋愛関連の問題が起きづらい
- 一般的に、男性よりは掃除や片付けができる人が多い
- 異性がいない分、気が大きくなり羽目をはずすということが少ない
- 女子トークがしやすく、うまくいけば程よく仲良くなれる
- 家事ができる人が多く身の回りの管理をしたり助け合ったりできる
など。
いちばん大きいのは、異性問題が起きづらいということと、掃除や片付けと家の管理がきちんとできる人が多いということですよね!
男性は、掃除や片付けができない人たちはそりゃ多いですが・・・逆にこだわりが強すぎて面倒くさい人もいたりと。
というわけで、シェアハウスでは女性限定だからこそ起きがちなトラブルはいろいろとありながらも・・・
家事や管理をしっかりとしてほしい!綺麗に使ってほしい!という場合には女性限定にした方がやりやすいことが多いんですね。
シェアハウス運営と経費管理のコツ
最後に、少しシェアハウス運営についてお金の話を紹介しておきます。
不動産投資目的でシェアハウスを運営し始めようとする人が多くいるんですが、まあたしかに、一軒家に複数人住んでもらうことでなかなかコスパは良い投資方法なんじゃないかと。
ただし上に挙げたように・・・人間関係の管理をうまい具合やっておかないと、大きなトラブルが起きたり管理に苦労したりとコスパがぐんっと下がるので要注意です。(不動産投資目的だけじゃ、シェアハウスに住む人にとっても面白くないと思いますし)
いずれにしろ、シェアハウスでいろんな人に生活してもらうっていう以前にまず開業、運営していく上でちゃんと事業がまわるのか、赤字にはならないのかっていうのを考えることは大事ですよね。
もうこれは
- 初期費用をできるだけ削減する
- 運営計画や資金返済計画をしっかりと立てておく
- 運営の雲行きが怪しくなったときの対策を考える
など、シェアハウスに限らず事業を始める上での基本だと思うんですが、こういうことをしっかり考えておくことが必要です。
ただし、考えすぎても良くない・・・考えるんじゃなくて実際に見積もったり計算してみたり、っていうことの方が大事で、あとはシェアハウスなので、実際に住む人の気持ちになって考えることですね!入って来てほしい客層に合わせた仕様にしたり宣伝方法を考えたり。
シェアハウス物件探し方のコツ
まず物件の探し方については、地域にもよるんですが・・・。そして不動産やさんや物件紹介サイトっていろいろあって、それぞれで方針や得意不得意がだいぶ違うので、もうそれはこちらが選ぶしかありません。
たとえば、シェアハウスに限らずいずれは宿泊施設として(民泊やゲストハウスなど)利用したいなー・・・と考えている人にならなおさらおすすめなのが、「民泊物件.com」という物件紹介サイト!
2018年6月から民泊を運営するにあたって守らなければならなくなった、民泊新法。意外とこれが面倒くさく、そこらの不動産屋さんや物件紹介サイト、物件のオーナーさんたちの中でも理解してくれる人たちは少ない!ふつうに民泊以外の宿泊業を始めるにあたって許可をとらなければならない旅館業法よりも厳しかったりもします。
だいたいの場合、賃貸物件はもちろん現状復帰だとか言ってDIYや転貸すら許されず全く融通がきかないことがほぼ100%ですし、売買物件についても価格が高い上に旅館業法や民泊新法の許可をとろうとすると新たに数百万〜数千万円単位での工事費用が必要になってくる場合がよくあります・・・まあ宿泊業じゃなくシェアハウスにするためだけの工事だったとしてもかなりの出費に。
そういう意味で、載っている物件は賃貸物件も売買物件も、民泊に特化した物件を紹介しているサイトなので、あらかじめ旅館業法をとっておいてくれていたりします!事業を始めるにあたって追加で大きな支出が増えるということを防げるという、かなり珍しい物件紹介サイトです。無料会員登録をすると、全国の民泊など宿泊業に使える物件が見られるようになるのでぜひ参考に!
わたしもときどき物件を眺めたりしてます・・・→「民泊物件.com」
あとは、なんにせよ自分自身である程度勉強したり情報収集したりすることが不可欠。不動産屋さんの言いなりに物件を買って多額のローンと向き合って必死に生きていく人たちはたくさんいますが。
むやみに不動産屋さんの言いなりになる前に勉強する場として、実際に不動産投資のセミナーに行ってみるのがおすすめですね。
その他経費削減のコツ
あとは、運営にかかる経費がさらに数十万〜数百万円と必要になるんで、必要じゃないならできる限り削減したいもんですね。
たとえば、物件を購入したとき(借りるときにも)必須になる、火災保険への加入。月々で考えるとたいした出費ではないんですが、5年契約とかにして合計額を見てみるとけっこうな金額。保険会社を賢く選ぶためには、必ず一括で保険料を比較してくれるサイトなどを利用してできるだけ安く、良い条件で加入した方が良いです。おすすめはこちらのサイト。→「火災保険一括見積もり」
あとは光熱費などの経費。とくにガス料金については地域によって、プロパンガスならとくに、ガス会社や料金は異なってくるんで、その地域ごとにどのガス会社が安いのか、見積もることがすごく大事です。こちらのサイトで一括見積もり、切り替えができます。(賃貸物件の場合、ガス会社の切り替えには大家さんの了承を得る必要があるんですが・・・)
あとはインターネットですね・・・。人によって地域によって、使っているケータイなどによってもどの回線を選ぶのがお得なのかは違ってくるので、いろいろと比較して安いもの、インターネット接続にストレスを感じないものを選ぶのがおすすめです!
こちらの参考記事も、不動産投資をやってみたいけど知識と経験がないんだよな〜という人は合わせてどうぞ→『0からの不動産投資!シェアハウスなど事業を始める前に知っておきたいこと』
ということで、シェアハウス運営のコツは
- 人間関係をうまい具合に管理
- コスパが悪くならないように経費管理
と、この2つをしっかりマネージメントしていくことが重要なのでした!
ただ実際にはいろいろと苦労すること、トラブルはシェアハウス運営にはつきものなんですが・・・それを乗り越えられるくらい楽しみながら、運営していけると良いですよね〜
さらに、シェアハウス(ありんこハウス)運営について、わたしの開業までの経緯や想いなどをいっきにまとめた記事がこちら→『【まとめ】香川県に移住して古民家リノベで作ったシェアハウス!開業〜運営全公開』ぜひ参考にどうぞ。
入居人数が3人までという、こぢんまりとしたシェア暮らし。小さな家の中に異性(しかも、もともと他人)がいると、お互いに気をつかってしまいそうですよね。恋愛関連の事件になったりしても嫌なので・・・。