カメラ女子の料理・スイーツ写真!物撮りの方法とコツ
ありんこです。(プロフィールこちら)
今回はカフェ写真や料理写真などの物撮りについて、カンタンに真似できる基本的な方法とコツを紹介していきます!
カメラ女子のための物撮り方法①(料理・カフェ・スイーツ写真)のイメージを描く
食べ物や飲み物が美味しそうに見えるかどうかって、写真によってかなり左右されるのが現実・・・
どんなに美味しいものを出しているお店でも、広告やメニューの写真を見て美味しそうだと思ってもらえないと、そもそも初めからの集客が難しくなったり。逆に、特別美味しいわけではないものも、写真のパッと見で食欲をそそられたりもします!
写真の撮り方のポイントは物によって違ってきたりするんですが、まずはinstagramなどでリサーチして自分が目標としているイメージを描いておくこと!漠然とでもOK。
夏のシーズンには、物撮りのなかでもビールの写真に特化した撮影の仕方を、簡単なワークショップ形式の講座で伝えさせてもらったこともありました。→『カメラ女子の物撮りテクニック!美味しそうにビール写真を撮るコツ』
撮りたい写真のイメージが描けたら、あとはそういうイメージに近い写真を撮れるように
- 光
- カメラの設定
- 構図と設置場所
について基本的な方法をマスターしつつひたすら撮影の練習をします!ということで今度は、光やカメラの設定、構図と設置場所について詳しく説明していきます!
カメラ女子のための物撮り方法②被写体(料理・カフェ・スイーツ)と光を見る
まずは光の話。じつは、カメラ本体やレンズにこだわらなくてもある程度綺麗な写真は撮れるのです!
写真を撮るときにいちばん大事なのが光を見るっていうこと!光と陰を読む力がなかったら、どんなに高価なカメラやレンズを使っていたって思うような写真を撮ることができないのです。
食べ物や飲み物の写真を撮るときは逆光がおすすめ
光については、ピシッとした証明写真とかじゃない限り基本的には逆光がおすすめです!
逆光と言っても、被写体(食べ物や飲み物)が暗くなってしまうほどの強い光はダメ。夕日をバックに人の写真を撮ろうとすると人が完全に影になってしまいますが、あれは光が強すぎるからなのです。
やわらかくて弱めの光が、被写体(食べ物や飲み物)の背面から入っているとき、美味しそうな写真が撮れます!
逆光じゃなくても、斜め後ろ(半逆光)や横からの光がおすすめです。真正面から光が入っていると、被写体はハッキリとするんですが写真自体はのっぺりした印象になってしまいます。食べ物や飲み物の写真なら、あんまり美味しそうに見えません・・・。
レフ板については、べつになくてもOKなんですが、被写体の後ろから入る光が強すぎて被写体の手前側に真っ黒な影ができてしまったりするときにはあれば便利。
カメラ女子のための物撮り方法③カメラの設定
それから、カメラの設定。マニュアルモードにして「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」を自分で設定して撮ると、自分でいろいろと調節ができるので良いんですが、そういう設定の仕方についてはある程度基本的な勉強が必要ですね。
カメラの設定や使い方について勉強したい人には、この本を1冊まるごと読んでおくことをおすすめします!初心者にもわかりやすく、カメラの使い方や設定方法など一通りのことが書いてあるので。
一眼レフやミラーレス初心者にはもちろん、コンパクトデジカメにも使える知識がたくさん!
カメラの簡単設定で食べ物や飲み物が美味しそうに撮れる
ホワイトバランス
「ホワイトバランス」っていう設定項目が、どのカメラにもたいていあるんじゃないかと思います。
ホワイトバランスって色温度のことで、これを設定することによって赤みが強い写真、青みが強い写真など写真全体の色を変化させることができます。太陽の光、蛍光灯や電球の光ってそれぞれ違う色温度を持っていて、写真を撮る場所の光の色によってこのホワイトバランスを変化させることで、自分好みの、自分が思い描いていたようなイメージの写真に近づけることができるのです!
通常は「オート(自動)」でこのホワイトバランスが設定されていることが多いです。自分で色温度を直接設定する方法もありますが、それ以外の簡単な設定ではたとえばイメージとして
- くもりモード、日陰モード・・・温かみがプラスされる
- 晴天モード・・・青みがプラスされる
っていう感じ。カメラによってモードの名称は多少違うんですが、「くもり、日陰モード」っていうのは天気が悪くちょっと冷たい雰囲気のある場所だったときに、写真には温かみをプラスしてその冷たさを相殺してくれるっていうイメージです。「晴天モード」っていうのは赤みの強めな雰囲気の場所で写真を撮るときに、青みをちょっとプラスして色を自然なイメージに戻すっていうことをしてくれるモードです。
そんな目的で作られたホワイトバランスの設定項目ですが、食べ物や飲み物の写真を撮るとき、「くもり、日陰モード」に設定して撮ると美味しそうに撮れることがあよくあります!これは場所によりけりでなんとも言えないんですが、試してみてほしい設定です。
ストロボ
あとは、暗い場所でよくストロボ(フラッシュ)を使って撮影する人がいるんですが、ちゃんと光の方向や強さを考えて設置しない限りは使わない方が良いです。っていうのも、コンパクトデジカメなどに付いているストロボって被写体の真正面から光を当てていしまうんで、結局逆光じゃなくて順光(被写体の真正面から光が当たっていること)で撮ってしまったのと同じことになってしまうのです・・・。
ただし、たとえばちょっと懐かしいイメージ、レトロな雰囲気を出したいときには意図的にこうしたストロボを使うのも良いアイデアだったりします!(ちょっとインスタントカメラっぽい雰囲気が出るんで)美味しそうに見えるかどうかと言えばあんまり見えないですが、写真としては良いんじゃないかと。
レンズの口径
あとは、食べ物や飲み物の写真を撮るとき、基本的には画角のせまいレンズを使うのがおすすめです!
一眼レフやミラーレスカメラを持っている人は望遠レンズやズームレンズの望遠側を使うと良いです。コンパクドデジカメやスマホで撮るっていうときも、ちょっとズームをしてから撮るのがおすすめ。
画角を狭くすればするほど、写したい被写体(食べ物や飲み物)が強調されて、余計な場所に目がいかない写真に仕上がるので!
カメラ女子のための物撮り方法④構図と設置場所
あとは、構図の話。写真が綺麗に見える構図っていろいろ言われていますが、それに過度にこだわる必要はなく・・・写真から何かを伝えたい自分自身が良いなーと思った構図で撮影したら良いと思うのです。
ただ、はじめの方はカメラのディスプレイに出てくる3×3のマスを作るグリッド線の、線上や交点に被写体が来るように設置してみるのもおすすめ。これでたいてい綺麗に見えるんで!
さらに、どの位置からシャッターを切るかという話もしておきます。
真俯瞰(まふかん)
真俯瞰っていうのは、被写体(食べ物や飲み物)の真上から写真を撮る方法。
instagramなどでこういう写真が並んでいるのを見かけると、ばえてるなーって思うことも多いと思います。というのも、アートとして綺麗だから。
お皿の形や色、そして料理などによってひとつの絵画のようなアートが作り出されているみたいです。
斜俯瞰(しゃふかん)
斜俯瞰っていうのは、被写体(食べ物や飲み物)に対して斜めの角度から写真を撮る方法。
真横でもなく真上でもなく、斜め。オーソドックスですが、食べ物の美味しさがいちばん伝わりやすい撮り方です。
食べ物や飲み物の設置場所とお皿、小物
最後に、被写体(食べ物や飲み物)の設置場所や被写体自体の話、小物を使ったテクニックについて紹介しておきます!
食べ物や飲み物の写真を撮るときって、「美味しそうだなー」っていう想像をかきたてることが大事。そういうときに便利なのが、写真に入れる小物たちなのです。
- カラフルだったり雰囲気のあるお皿
- おしゃれな調理器具
- 野菜やフルーツそのもの
- おしゃれな紙ナプキン
- 小さなビン
- 調味料の入れ物
- 花
- ランチョンマット
などなど小物についてのアイデアはたくさんあるんですが、その中でも被写体(食べものや飲み物)に関係するものを置く(たとえばイチゴジャムと一緒にいちごを転がして置いてみたり)とか、透明なビンなどを置くとか、そういうちょっとした工夫で写真に対する印象ががらっと変わるのです!
そしてわたしが特におすすめしたいのがこちらの通販サイト。料理研究家の栗原はるみさんがプロデュースしているだけあって、かなりオシャレで写真映えのする調理器具や小物が見つかります!さらに、言うまでもないんですが使いやすいものばかり。
シンプルでおしゃれで、長く使えるものがきっと見つかります。わたしも写真を撮るだけじゃなく料理も好きなので、こちらのオンラインストアをよく利用しているんですが。格安なわりにとてもオシャレで使い勝手もよく、ふつうのカトラリーでさえ被写体の一部にするとけっこう絵になっています!ぜひ利用してみてください→「栗原はるみプロデュース【ゆとりの空間】」
ということで、カメラ女子のための物撮りのコツ、方法でした。
- 光が食べ物や飲み物の後ろか、斜め後ろから入るように
- ホワイトバランスは「くもり、日陰モード」がおすすめ
- 望遠レンズを使ったりちょっとズームすると良い
- お皿や小物で写真全体の印象を工夫!
ぜひ、試してみてください!
さらに本格的に物撮りを勉強してみたいっていう人はこちらの記事→『カメラ女子のための講座!物撮りのコツを知って自分で撮影できるようになる』をどうぞ!
さらに、こちらの記事→『カメラ女子なら知らなきゃ損!自分で物撮りする方法とコツ、おすすめ講座まとめ』には、講座やコツも含め物撮り全般的なことについてまとめてあります。物撮りが上手くなりたいけど、何から見て良いか分からない・・・っていう人はぜひ参考に。