四国八十八ヶ所霊場の最後!香川県にある88番目の寺院
香川県高松市内の小さなシェアハウス(ALINCO house)、オーナー兼住人のありんこです。(プロフィールこちら)
弘法大師が開かれた四国4県にまたがる88カ所の霊場、それら八十八の霊場を巡拝することを四国遍路といい、巡拝をしている人たちのことを親しみをこめて”お遍路さん”と呼びます。
四国遍路は、弘法大師(空海)ゆかりの八十八カ所霊場を時計回りに巡るという、全長1400kmにもおよぶ巡礼の旅。これは伊予国温泉郡荏原村(現在の愛媛県松山市)の長者、衛門三郎が自分の非を悟り、弘法大師のあとを追って四国をまわったのが始まりだといわれているそうです。巡礼をする人たちは、霊場を一つ一つ詣ることで自分の迷いを解き、身も心も清らかにして八十八の煩悩を取り除きながら悟りを開いていきます。この四国遍路、歩いて巡る”歩き遍路”が昔から一般的ですが、最近では車やバスを利用する人も多くなっています・・・。
この四国遍路の88番目、最終霊場となるのがここ大窪寺(おおくぼじ)です。
1番目の霊場から順に巡拝していくのが恒例ですが、うるう年に限っては逆にまわる”逆打ち”のほうがご利益があると言われています。その理由としては
- 今も生きて、四国のどこかを巡っていると信じられている弘法大師が”順打ち”(1番〜88番まで順番に)で巡っているので”逆打ち”のほうが弘法大師に出会いやすい。
- 遍路道は順打ちを想定して整えられているため、逆打ちのほうが難しい旅になる(ので、ご利益が大きくなる)ということが関係している。
という説があります。今でも順打ちしているとされる弘法大師に、出会いやすい逆打ち遍路。うるう年はそんな、出会いの遍路だと言われているそうです。
「大窪寺」紅葉の見頃時期は11月半ば。圧倒されるほどの彩り
四国遍路の最終霊場となるここ大窪寺、お遍路さんにとっては特別な場所です。
でも実は、魅力はそれだけではないのです。大窪寺は香川県にある四国屈指の紅葉スポット!自然豊かな香川県や四国全体の中でもかなり上位に入る、紅葉の美しい場所です。ただ、香川県の田舎にあるということからか、まだあんまり世間からは注目されていない感じがあります。一度行けば絶対にハマる美しさ、一部だけですが写真で紹介します。
11月初旬頃から見頃を迎えるイチョウですが、モミジの紅葉も見頃を迎える11月半ば頃に行くとこのように、落葉の黄色いじゅうたんを見ることができます。
風情のあるお寺です。
西日がさす夕方、真っ赤なモミジが光り輝いています。
もはや芸術。西日とモミジの彩りが美しすぎて、おもわず息をのんでしまいます!
そしてモミジの真っ赤なじゅうたん。まるで、自分だけが異世界に取り残されたような気分になるほどの美しさ。
そしてこんなに綺麗な紅葉が見れる絶景スポットですが、まだ充分に世間には浸透していないので、観光客の数もそんなに多くはありません。このような美しい写真を好きなだけ撮ることができるのも、人の数が少ないから。
バスまたは車でアクセス
大窪寺は香川県さぬき市にあり、高松からは車だとアクセスがとても便利です。大窪寺までは約40km、1時間ほどで到着します。
また、ここ大窪寺は四国八十八ヶ所霊場の最終霊場、お遍路さんのためのバスも出ているので、バスでもアクセスすることもできます。高松駅から志度駅まではJRまたは琴電志度線で約30分。JRの場合、1時間に2〜4本のペースで出ています。乗り換えはありません。そして志度駅に到着したら、駅前にあるバス亭からのコミュニティバスを利用するのが便利。コミュニティバスは平日一律200円、休日500円。コミュニティバスの本数はかなり少ないので注意してください。時刻表ものせておきます。
志度駅発 | 大窪寺着 |
8:05 | 9:15 |
10:56 | 12:05 |
12:49 | 14:05 |
17:10 | 18:15 |
大窪寺発 | 志度駅着 |
10:00 | 11:04 |
13:30 | 14:34 |
15:51 | 16:59 |
大窪寺、すぐそばにはうどん屋さんやおみやげやさんもたくさんあり、とても賑わっています。紅葉の時期に行くと、けっこうお客さんが多いので品数も多い。ぜひ立ち寄ってみてください。
香川県など地方への移住について興味がある人はこちらの記事→『【まとめ】香川県、四国に移住したい人のためのお役立ち準備情報!』がかなりおすすめです。長いんですが、移住者目線でのかなり詳しい情報をまとめました!他の関連記事も情報豊富です。
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