障害者の雇用水増しがなくならない理由

ありんこです。(プロフィールこちら

従業員の数のうち、一定数以上は障害者を雇用しなきゃならない。っていう決まり。

「障害者法定雇用率制度」っていいますが、これがほんのちょっと前に、話題になっていました。

 

いまだに障害者の差別用語をつかう人たち。恥ずかしすぎる勘違い

2018.09.05

 

障害者の法定雇用率

出典

従業員数が45.5人以上の企業については、民間企業なら2.2%、国や地方公共団体なら2.5%、教育委員会なら2.4%と、それぞれの割合以上の障害者を雇用しなければならない。

つまり、従業員数50人の中に1〜2人以上は、障害者がいる必要がある、っていうことです。

 

障害者雇用納付金制度

そしてこの法定雇用率制度を、どの企業にもしっかりと守ってもらうようにという目的でさらに定められたのが、「障害者雇用納付金制度」

法定雇用率を満たしていない事業主からは納付金を徴収する。

その一方で、法定雇用率よりもさらに多くの障害者を雇用している事業主には調整金や報奨金などの助成金を支給する、ということになっています。

 

カンタンに言うと、罰金と賞与みたいなもん。

具体的な金額については、罰金としての納付金は障害者不足人数1人あたり月額4〜5万円

賞与としての助成金は、いろいろ要件によって違うようですが、障害者1人あたりに対して月額2〜5万円程度

中小企業などにとっては特に、けっこうな違いです・・・

 

障害者の雇用水増し問題

この障害者雇用率制度、障害のあるなしに関係なくみんなが平等に、就職の機会を与えられるようにという目的で定められた法律なんですが・・・

 

中央省庁などが雇用する障害者数を水増ししていた問題。

厚生労働省は、新たに国会や裁判所の計8機関でも436・5人(短時間労働者は0・5人分と計算)について、国のガイドライン(指針)に反して不正算入していたことを明らかにした。

昨年は計約730人を雇用していたと発表しており、半分以上が水増しに当たる。

厚労省によると、立法機関では、衆院事務局と国立国会図書館がそれぞれ10人水増ししたほか、参院事務局16・5人、参院法制局が1人。司法機関では、最高裁18人、高裁23人、地裁247人、家裁111人だった。

国や自治体の法定雇用率は2・5%(3月末まで2・3%)で、8機関いずれも法定雇用率を下回っていた

政府は同日、障害者雇用問題に関する第三者検証委員会を設置すると発表。元福岡高検検事長の松井巌(がん)氏を委員長に、弁護士や大学教授ら5人が任命され、10月までに報告書をまとめる。

出展

 

届出をしていた障害者の雇用数が、民間企業だけじゃなく国や自治体など多数の機関で水増し算入されていたようです。

 

障害者雇用と商売

障害者と一口に言っても、身体障害者、知的障害者、精神障害者といろいろ。

健常者と同様、人によってそれぞれ、苦手なことと得意なことがあります。人間なので、当然のことなんですが。

障害のある人たちは、健常者よりも体の一部だったり物の見方だったり行動だったりにある、苦手なことが目立ってしまうだけで。

 

障害者=使えないヤツ

みたいな考え方をする人たちは多い。そして都合の良いように障害者を使って、助成金ほしさに雇用数を水増ししてみたり・・・

なんだか同じ人間として、恥ずかしいですね。社会的弱者、弱い者イジメに近い。

 

使えるか、使えないかで人間を判断するのはそもそもおかしいけど、商売をしている人たちからすると、”使える”人を雇用したいってのには納得がいきます。

ただ、使えるか使えないかで判断するなら、健常者よりも使える障害者はたくさんいるし、障害者より使えない健常者もたくさんいます。

障害者=使えないヤツ、じゃなくて、障害者だとかのフィルターをかけず、その人自体をちゃんと見てほしいって、思うのです。

 

合理的配慮

障害がある、ないにかかわらず、全ての人が平等に雇用の機会を与えられて、働きやすくなるようにと定められたこの、法定雇用率制度。

なんだか結局、誰もが働きやすいようにというより、企業側が都合よくこの法律を使ってお金を得ていたりとか、障害者を雇用するだけ雇用して、あとは放置。配慮なんかまったくしない、みたいなことも多かったりします。

「合理的配慮」といって、企業側は雇用した障害者に対して、できない部分や苦手な部分をサポートする義務があるのにもかかわらず。

合理的配慮っていうのは、たとえば大学の入学試験とかで、手が不自由で手を動かすのに苦労をする受験者に対して、みんなよりもある程度長い試験時間を与える、とかいうのもそのうちのひとつです。

 

日本は特に、企業に入るとやっぱり企業側が強い。

個人の意思なんて、コテンパンにつぶされてしまいます。

集団行動、上下関係、報告、連絡、相談・・・

障害がない人たちだって、どんどん会社の言いなりになっていきつぶされる。長い物に巻かれる日本社会

障害者って、ただでさえ弱者。

そんな、もともと健常者より弱い人たちが、健常者がつぶされるような社会でやっていけるんだろか・・・と、つくづく思ってしまいます。

会社はもっと障害者を大切にするべき。彼らのおかげで助成金が出ているんだから。

 

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