香川県高松市のおすすめ観光地「仏生山町」
香川県高松市内の小さなシェアハウス(ALINCO house)、オーナー兼住人のありんこです。(プロフィールこちら)
仏生山(ぶっしょうざん)って、なんだかとても珍しい地名。初めて聞いたとき、”ほとけ”が生きてる山?なんだそりゃ、でもなんか縁起はよさそうな名前だな・・・程度にしか思いませんでした。
仏生山は高松市内の市街地から南に7kmくらいの場所にある、高松駅や瓦町駅などからもすぐにアクセスできる地元民に大人気の地区です。江戸時代にこの地区に、松平家が法然寺を建立したそうで、そのことで門前町が作られ、今でも歴史的な建物が多く見られます。
「仏生山温泉」日帰り温泉、宿泊もできる美人の湯!
仏生山地区と切っても切り離せないのが、仏生山温泉天平湯。
2005年に開業したそうで比較的新しい温泉ですが、仏生山町の一部として完全に溶けこんでいます。旧温泉名での泉質は”美人の湯”と言われている重曹泉だそうで、成分はナトリウム炭酸水素塩と塩化物泉(療養泉)。大人はひとり600円で入ることができます。(シャンプー等あり。タオルは別料金)温泉はかけ流しで塩基性のお湯なので、入るとちょっとぬるぬるした感触があります。そして温泉からあがったあとは、なんだか肌がツルツルになった感じがしますよー。
そしてここ、温泉は露天風呂やサウナまであり広々としているのですが、それだけじゃありません。
仏生山温泉の入り口を通ってきてすぐの場所にある休憩スペース。なんとも雰囲気の良いこちらの休憩所でゆっくりとくつろげるのです。和の雰囲気の中にも、現代らしさの入ったデザインになっていてとても居心地が良い。
休憩スペースのかたわらにあるのがこの、50m書店。本は1冊200円で売っています。
夜は間接照明のやさしい光に照らされます。
夕暮れの休憩スペース。テーブルや照明、展示ひとつひとつがとてもオシャレで、利用する人がくつろげる空間になっています。
じつはここ、食事やカフェスペースにもなっているのです。食事やカフェのためのテーブルがあるスペースも別であるのですが、この休憩スペースでも注文をすれば食べたり飲んだりすることができます。食事メニューの裏がカフェメニューになっている1枚のメニューが置いてあったり置いてなかったりするので、受付の人に頼むと持ってきてくれます。居心地が良いのでくつろぎすぎて、時間を忘れてしまうこともしばしば。
仏生山温泉の外観はこんなかんじです。駐車場は奥まであるのでとっても広い。紹介した休憩スペースも、ここからちょこっと見えています。
ちなみに仏生山温泉では、1組(2名〜10名)限定で宿泊もできる施設が用意されていたりします。ここではなくまた徒歩圏内の別の場所になるのですが、一棟貸しでの宿泊施設で施設使用料9800円+大人1人4600円で宿泊ができるので、興味があればぜひ。
仏生山を”まちぐるみ旅館”へ
仏生山温泉の開業からはじまり、この歴史ある仏生山の”町全体を旅館にみたてる”、という活動が行われています。つまり町全体として、食事やカフェができる居心地の良い場所、温泉や宿泊施設、おしゃれな雑貨屋さんなどいろいろなお店を増やしていき、町を巡ることで旅館の機能を満たせるようにしようという活動です。
そのかいもあり、仏生山は仏生山温泉を拠点として、徒歩で巡ることができる圏内にたくさんの素敵なお店ができてきています。
ここ”まちぐるみ旅館”仏生山町にはいろいろなお店、素敵な場所があるのですが、今回はその一部、わたしが個人的気に入っている場所をいくつか紹介していきます。
賞味期限30分のシュークリーム!焼き菓子とケーキのお店「ひぐち」
仏生山温泉から徒歩4分くらい。仏生山の町並みを見ながらのんびり歩いていると到着する、お菓子とケーキのお店です。
おとぎ話に出てきそうな外観、とてもかわいらしいです。
香川特産の原材料を使ったケーキやプレゼントにしたくなるようなオシャレなお菓子などたくさんの種類がありますが・・・
このお店で有名なのが、シュークリーム!
土日限定販売で、昼過ぎに行くとなくなってしまっていることがあります。そのくらい大人気のこのシュークリーム、書いてあるとおり、賞味期限がたったの30分なのです!買ってから30分以内に食べなければならないという厳しさ。
お店の人に聞いてみたところ、パリパリに焼いた生地に、注文を受けてからトロトロのクリームを入れるのですが、クリームを入れてから30分以上経ってしまうと、生地がフニャフニャになっておいしくなくなってしまうからだそう。
すぐに食べますと言って(すぐに食べるしかないですが)、紙袋に入れてもらいお店の外で即食べました。
文字通り、外はサクサク中はトロトロ!さらに生地にはナッツがまぶしてあるので、香りがとても良いです。
シュークリームの他にも、季節限定の食材を使ったケーキやお菓子、季節のイベントに応じたプレゼント用のお菓子詰め合わせなど、かわいくてリーズナブルな商品がそろっています。種類がとても豊富!
仏生山温泉から徒歩で行けますが、道路をはさんで向かいに小さな駐車場もあります。お店のすぐ横はひぐちの駐車場ではないのでご注意を。
築90年の古民家カフェ「カフェアジール」
お菓子とケーキのお店、ひぐちから徒歩1分ほどの所にある大きめのカフェです。
こちらのカフェは築90年の古民家を改装して作られたカフェで、自家製のケーキやランチを食べることができます。
ちなみに、「ひぐち」で買ったケーキやお菓子を、ここ「カフェアジール」で食べることもできるのです。といっても、「カフェアジール」のデザートメニューが豊富ではないということではなく。日本の伝統の調味料や食材をふんだんに使ったメニューがたくさんありますよ。
ここでのわたしのお気に入りは、クリームブリュレ。表面はパリパリ、中はとろけるプリン。他にも、デザートのメニューやランチ、軽食のメニューがたくさんあります。
カフェでの食事や雰囲気も素敵ですが、カフェのすぐ外にあるこちらの中庭も、なんだか風情があります。
ちなみにここ「カフェアジール」は、日曜定休になっているので要注意。休日、「ひぐち」で意気揚々とケーキを買って持ち込んで食べようとしても、開いてない・・・ということもあり得ます。
地元民ご用達のおいしいパン屋さん「ミスターソーアンドソー(Mr.So&So)」
こちらの、”ウォーリーを探せ”をほうふつとさせるような雰囲気のお店、仏生山を代表するパン屋さんです。
「ひぐち」や「カフェアジール」からは、仏生山温泉をはさんで逆の方面になりますが、仏生山温泉から徒歩10分くらいで到着します。
写真では人が立っていますが、お店のすぐ外にはイートインスペース?とは言い切れないくらいのちいさなカウンターがあり、ここで焼きたてのパンを食べることもできるのです。
固いパンから惣菜パンまで、狭めの店内は種類豊富なパンがたくさん並べられていて、なんだかわくわく。
ピスタチオをふんだんに使ったデニッシュ生地のパン。とても香りが良いです。
種類が豊富な上に、値段もリーズナブル。
サンドイッチや惣菜パンもありますよ。
店内は狭いですがとても綺麗でオシャレ。お店の人もフレンドリーでやさしい方々でした。
ここの食パンも購入して家で食べてみましたが、まるでデニッシュのような食感!オーブントースターで焼いてから食べたのですが、表面はパリパリ白い部分はふわふわでした。仏生山駅からも徒歩ですぐアクセスできるので、ぜひ足を運んでみては。
仏生山へアクセス
他にも、仏生山を歩き回ると、たくさんの素敵な発見が待っています。
この記事で紹介した「ひぐち」と「カフェアジール」、そして仏生山温泉は地図にのっています。パン屋さん「ミスターソーアンドソー」はこの地図にはのっていませんが、マルナカ仏生山店の近くにあります。
仏生山、電車でも車でもアクセスができます。電車(ことでん)利用の場合は仏生山駅を拠点に、車利用の場合は仏生山温泉を拠点に、町全体を歩いてまわるのがおすすめです。
- 電車(ことでん)でアクセスする場合には、高松駅から少し歩いたところに高松築港駅があるので、そこから琴平電鉄(ことでん)に乗り17分程度。6個目の駅になります。
- 車でアクセスする場合には、カーナビに「仏生山温泉」と入力してアクセスしましょう。仏生山温泉の前の道は狭く、すれ違うのが難しいので注意してください。なんせ、香川県は交通事故日本全国1、2位を争うくらい事故が多いですから。移住してきた身からすると、香川の人はみんなまわりを見ずに曲がってきたり勢いよく突っ込んできたりするのでこわいです・・・せっかちなんですかね。
こちらは仏生山温泉のすぐ目の前にある独特なギャラリー雑貨屋さん、TOYTOYTOY。
とても独特なデザインの雑貨やオモチャが展示され売られています。なんだかシュールで、ツッコミどころまんさいの商品だらけ。地元民にとっても観光客にとっても、おもしろいスポットです。
香川県など地方への移住について興味がある人はこちらの記事→『【まとめ】香川県、四国に移住したい人のためのお役立ち準備情報!』がかなりおすすめです。長いんですが、移住者目線でのかなり詳しい情報をまとめました!他の関連記事も情報豊富です。
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