シェアハウス運営と管理
香川県高松市につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー、ありんこです。(プロフィールこちら)
シェアハウス、全国的に増えていたり、雰囲気やコンセプトのバリエーションがさまざまになってきたり、していますね。そんなシェアハウスですが、つくろうかな?運営したいな!となると、面白いことも苦労することも、いろいろあるはず。
今回の記事は、シェアハウスの管理をする管理人について。
「シェアハウスの管理人ってどんなことに気をつける必要があるの?」
「管理人はどんな人が向いているの?」
「管理人の仕事って?運営についての知識が知りたい」
っていうような疑問に、実際にお答えしていきます!
シェアハウスの管理と運営の必須確認事項!
まずシェアハウスを運営・管理するときには・・・トラブル事例についても知っておきながら、どんなことに気をつけつつどんな空間をつくるかをイメージしていくことが大事ですね。
シェアハウスのトラブルについて、詳しくはこちらも参考にどうぞ→『シェアハウスと人間関係のトラブル!事例と対策のコツは?』
たとえば、気をつけなきゃならないことは
- それぞれの個室全てにもカギを付け、玄関のカギは入居者が変わったときに変えているか
- 入居の審査の時点でルールや違反に対する対処などについてしっかり説明しているか
- 共用、専用の部分を分け、そのことについて共通理解があるか
- 入居者の人数は多すぎてはいないか
- 生活スタイルが全く合わない入居者を入れていないか
- 入居者同士の距離が近すぎ、または遠すぎてはいないか
っていうようなこと。
平和な日本ではあるけど、盗難やマナーを守らない入居者がいる可能性もあるんで・・・このような項目を、事前にチェックしておく必要があるわけです。
シェアハウス生活や管理・運営に向く人
そして実際にシェアハウスの管理をするとなると、その人間性ってけっこう大事だったりします!
まず、シェアハウス管理を上手にできる人っていうのは、シェアハウスでの生活も難なくこなせるタイプということが必須ですね。
- 一人暮らし経験があり、生活面や金銭面で自立している
- 人とのコミュニケーションが好き
- 人といる時間も、一人で過ごす時間も好き
- 後片付けや掃除ができる
- 他人の意見をしっかり聞けるけど芯をもっている
- 細かいことでストレスを溜めにくい
こんな人が、向いているわけです。つまりは、キレイ好きでコミュニケーションがうまい人ですね。
シェアなかま同士で近すぎず遠すぎずな距離を保てることが、全員にとっての快適な空間をつくることにつながるんじゃないかと。
シェアハウスをつくる!開業と管理運営のコツ
そして、実際にシェアハウスをつくりたいなー、運営や管理がしたいなーというとき。まずは物件を探すのに苦労するんですよね・・・
ということで、シェアハウスを開業するときのおすすめ情報や管理運営のコツについて紹介しておきます!
不動産投資として事業が成り立つか
まずそれが事業として成り立たなければあんまり意味がないし、いずれモチベーションも下がっていきますよ〜
不動産やさんや物件紹介サイトってたくさんありますが、それぞれで方針や得意不得意がだいぶ違うので自分で選ぶ必要があるんですよね。
シェアハウスだけじゃなく、これから宿泊関係などの事業をおこしたいと思っている人に、ひとつめちゃくちゃおすすめな物件紹介サイトがあります。それが「民泊物件.com」。
2018年6月から民泊を運営するにあたって守らなければならなくなった、民泊新法。意外とこれが面倒くさく、そこらの不動産屋さんや物件紹介サイト、物件のオーナーさんたちの中でも理解してくれる人たちは少ない。ふつうに民泊以外の宿泊業を始めるにあたって許可をとらなければならない旅館業法よりも厳しかったりもします。
だいたいの場合、賃貸物件はもちろん現状復帰だとか言ってDIYや転貸すら許されず全く融通がきかないことがほぼ100%ですし、売買物件についても価格が高い上に旅館業法や民泊新法の許可をとろうとすると新たに数百万〜数千万円単位でのお金が必要になってくる場合がよくあります。
そんな意味で、このサイトに載っている物件は賃貸物件だったとしても、民泊に特化した物件を紹介しているサイトなので、あらかじめ旅館業法をとっておいてくれていたりします!事業を始めるにあたって追加で大きな支出が増えるということがあまりないという、かなり珍しい物件紹介サイトです。無料会員登録をすると、全国の民泊など宿泊業に使える物件が見られるようになるので、よければぜひ参考に→「民泊物件.com」
あとは、なんにせよ自分自身である程度勉強したり情報収集したりすることが不可欠。不動産屋さんの言いなりに物件を買って多額のローンと向き合って必死に生きていく人たちはたくさんいますが。
むやみに不動産屋さんの言いなりになる前に勉強する場として、実際に不動産投資のセミナーに行ってみるのがおすすめです。
- 「不動産投資のセミナー」←0から理解できる、わかりやすいセミナーとしてかなり人気
- 「不動産投資コンシェルジュ」←無料なんで、とりあえず個別面談をしてみるのも良いですね
コミュニティーや雰囲気のコンセプトがあるか
いくら素晴らしいコンセプトや思い入れがあったとしても、事業として成り立たなければ意味がないとは言ったんですが・・・逆に、不動産投資という理由だけでシェアハウスをつくる人たち、こちらもけっこういるんですよね。それじゃ面白い場は作れないと思っています。
そもそもシェアハウス運営はコスパが良いように見えてじつはそうでもない。ふつうの賃貸の方がラクだったという場合もよくあります。シェアハウスのオーナーさんたち、細かいトラブルで悩んでいたり、ルールで長い間悩んでいたり、むしろトラブルなんてあって当たり前だと割り切れていたり。シェアハウスは、不動産投資をするという意味で考えると表面利回りは高めになります。ただしその代償もたくさんあるということ。それでもやりたい!と思えるコンセプト、ありますか?
旅をしたことがないオーナーがやっているゲストハウスはまったく面白くないのと同様、面白い経験や人間力のないオーナーがビジネス関連の動機で始めたシェアハウスもまったく面白くないのです。
そして客層が変わりつつあるゲストハウス同様、入居する人たちにも面白みがなくなってしまうのはつまらない。ただ安いからだけじゃなく、シェアハウスに住んでみたいと思ってくれる人たちに来てほしいわけです。だからシェアハウス経営や運営は、不動産投資をして収入を得たい、というだけの人には向かないので・・・そうじゃない何かしらの理由がある人たちに、シェアハウスっていうものをつくって経営、運営してほしいと思っています。
入居してくれているなかまがシェアしていること自体に疲れたり負担になったりせず、逆にシェアしている意味がないみたいな距離感にならず、束縛されず寂しくならずのユルい距離感で、場所や物、情報や思い出をシェアできるような場を目指してやってます!
さらにシェアハウス運営について、開業までの経緯や想いなどをいっきにまとめた記事がこちら→『【まとめ】香川県に移住して古民家リノベで作ったシェアハウス!開業〜運営全公開』ぜひ参考に!
香川県など地方への移住について興味がある人はこちらの記事→『【まとめ】香川県、四国に移住したい人のためのお役立ち準備情報!』がかなりおすすめです。長いんですが、移住者目線でのかなり詳しい情報をまとめました!
結局、気遣いができてなおかつ気にし過ぎない、というのがシェアハウス運営やシェア暮らしのコツなんでしょうね!