香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー兼住人、ありんこです。(プロフィールこちら)
ありんこハウスから街中へ、自転車でちょろっと出るとすぐたどり着く場所に、素敵な喫茶店がありました。なぜかすごく落ち着く場所。久しぶりに、お気に入りの場所になりそうです。
香川県高松市のおすすめ喫茶店「城の眼」
喫茶店やカフェに行くとき、気に入ったらブログに書こうといつもカメラを持参するようにしているんですが、今回は忘れ・・・それでも紹介したいなーと思う喫茶店だったので、iPhone SEでなんとか撮影。
芸術家が生んだ喫茶店
美術館通りにある立派な建物。外壁はコンクリートで、何本もの線が掘られていました。
なんだかとっても印象的で、不思議な模様。
外装や看板が、とっても立派。古くからある喫茶店なんだろうけど、古さをまったく感じさせません。
高松市中心部にあるにもかかわらず、そしてお昼時はお客さんの出入りも多いお店ですが、慌ただしさが感じられず、いつでも落ち着いた雰囲気。
天井が高くて開放感もあり、なんだかすごく落ち着く店内なのでした。
奥の内壁も、なんだか印象的。これは日本全国に作品を残す、彫刻家の流政之さんという人が手がけた彫刻。香川では有名な庵治石を使ったレリーフとのこと。
流政之さんは今年95歳で亡くなってしまったそうですが、この喫茶店ができた当時、流さんの他にも建築家の山本忠司さんが設計を担当。
山本忠司さんは、自身が手がけた「瀬戸内海歴史民族資料館」で四国初の日本建築学会賞に輝いたという、著名人。
もともとは、石材を扱う会社と彫刻家の流さんとの打ち合わせ場所として、空き家改修によってつくられた喫茶店。しだいに、芸術家やその他たくさんの著名人が集まる場になっていったようです。香川県にある庭園美術館などで有名な、彫刻家のイサム・ノグチもよく通っていたそう。
店内を見渡すと、いろんなところに当時のこだわりが。
壁面に設置されている、庵治石でつくられた大きなスピーカーからはクラシックが流れ・・・店内ではテレビがつきっぱなし。
店員さんは、この喫茶店開店当時から56年間はたらいているという白髪のおばあさん。おばあさんは、店内が落ち着くと、空いている席に座ってテレビを眺めていました。おばあちゃん家に来たような、おしゃれなカフェに来たような、なんだかよく分からない懐かしさとリラックス感。すごく居心地の良い空間です。
56年前、庵治石でつくられたスピーカーは白かったそうなんですが、今では写真のように真っ黒。タバコのヤニによって真っ黒になったと、店員のおばあさんが話してくれました。
ランチ、ケーキ・・・喫茶店メニュー
お店は朝から夕方までオープン。日曜定休ですが、平日は特にゆったりしています。
ランチタイムじゃなくて、タイムランチ・・・
香川の人からすると、ランチタイムはランチの時間をさすもの。タイムランチというのが、ランチタイム限定のサービスという捉え方。
ランチタイムのタイムランチ。わたしは今回、うどん焼きを注文。
ランチメニュー以外にも、なんだか喫茶店らしいメニューがたくさん。値段は変わったものの、メニューの内容は昔から変えていないそうです。
うどん焼きランチ。熱い鉄板で、運んで来てくれました。デザートはフルーツ杏仁と、コーヒー。
ボリュームはちょうど良く、懐かしさのある美味しいうどん焼き(焼きうどん?)でした。
「城の眼」営業時間と定休日、アクセス
高松市紺屋町2−4
城の眼 087-851-8447
ことでん片原町駅から徒歩8分、JR高松駅から徒歩12分
駐車場なし
定休日:日曜日
営業時間:7:30〜19:00
長居してしまうこと間違いなし。高松市街地にある、ランチもカフェもできるステキな喫茶店でした。
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