誰でもできるDIYワークショップ
香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー兼住人、ありんこです。(プロフィールこちら)
クロスの上から漆喰をぬる作業を、ワークショップ形式でやるから参加して!と依頼があり、おもしろそうなので参加してきました。
高松の女性限定シェアハウス(ALINCO house)を作ったときに天井の塗装はいやというほど経験しました。壁の塗装はやったことがなく、漆喰なんて素人が上手にぬれるものだと思ってなかったもんで、興味津々!
塗装の準備開始
ワークショップ形式と聞いていたけど、誰が教えてくれるんだろう・・・なんて思いながら、現場到着。まったく知らない人のおうちです。今回の参加者は女4人。
そして、4人全員が素人!ワークショップという名の、体で覚える形式です。
漆喰ってふつう、コテで綺麗にぬっていくはず。でも今回用意されていたのは、ペンキ用のローラーとハケ。まあ、これでもできるんかなと思いつつ作業をとりあえず開始。
まず養生
古いクロスがはってある壁面。まずは養生からです。
マスキングテープを貼って、その上から養生していきます。ここまでは、ALINCO houseをつくったときの天井塗装で経験済み。
こんなふうに、細かいところもピッタリとふさいでいきます。
この、玄関でピンポンがなったときに出る受話器、なつかしい!今はディスプレイつきのインターホンが主流なので、あんまり見かけなくなりました。ついでにケータイやスマホの普及により、家の固定電話というのもかなり減ってきているので、家に受話器というものが存在しなくなりつつありますよね。なんだか、新鮮みがあるのとなつかしいのと。
ちなみに養生、こんな程度だと確実にペンキが付きます!照明のスイッチなど、小さいものは周りだけじゃなく、全体を覆うようにして養生していくようにするのが安心。
ど素人4人の漆喰ぬり
養生が済んだら、いよいよ塗装開始。今回つかったのはこちらの漆喰。漆喰なんて素人がうまくぬれるはずがないと思ってましたが、最近ではこういう、ウマくヌレ〜るだかスグヌレ〜ルだかいう、下塗りなどなにも必要ない素人でもカンタンに使えるものが出ているようで。
今回はこちらを使いました。
ペンキと比べれば当たり前ですが、けっこう粘性が高い。漆喰がドンと置いてあったので、とりあえずちょっとずつすくってパレットにうつす。漆喰って、真っ白じゃなくオフホワイトというのかな?やさしい色合いです。
パレットにひっかける式の、水切り網のようなものもありました。でも漆喰ってまったく水っぽさがないので使わず・・・。
漆喰と、嫌な予感しかしないこのハチの巣みたいなボコボコのローラーを準備して、いざ塗装開始。
漆喰をベトっとつけたハチの巣ボコボコローラーを、壁におしつける・・・コロコロ動かしてみると・・・やっぱり嫌な予感的中!グチャグチャっという音がして、壁面はまるで外壁のリシン入り塗料(詳しくはこちら)で塗ったようにデコボコ。
急遽ハチの巣ボコボコローラーじゃない、ふわふわのローラーを用意して再び塗装開始。まあハチの巣のよりかはだいぶマシ。その上から、無理やり布でサッサ〜となでつけておきます。すると、ちょうどいい具合に縦のスジが入り、見ようによってはオシャレに!ということで、縦にスジを入れるという方向性で広い壁面をどんどん塗っていきます。
ローラーと布と、細かいところはハケで。
縦のスジといっても、まっすぐ縦にひけるわけじゃないので、こんなかんじに斜めのスジがたくさん。きたないようなオシャレなような。
プロの左官屋さんや大工さんが見たら、イライラして耐えられなくなりそうなほどのザツさ。でも、当事者さえ良ければいいのです。仕事じゃないから。(ちなみにこの家に住む人たちは知り合いではなく面識ナシ。笑)
ペンキに囲まれランチタイム
なんと、漆喰のバケツにはこんな使い方も。まっ白な丸テーブルで優雅にランチ笑
午後からの作業、あともう少しで全壁面が漆喰で埋まりそう。
高いところは脚立を使って。天井の塗装がまだで、ちょっと古めかしさは残ってますが、壁面の古いクロスはどんどん見えなくなってきました。
疲れたー。終了!
とそこへ、入居者の方が。「とりあえず下塗り完了ですかね。」
ん?下塗り!これ下塗りだったんかい!漆喰使わなくてよかったじゃんか。まあでもふつうに考えて、2度塗りか3度塗りは必要なんだろうな・・・。まだまだ終わりの見えない塗装作業でした。
左官屋さんって、コテを使ってうまーくすばやく漆喰を塗っていくけど、よくあんなにキレイになめらかに塗れるな、と思ってしまう。高松の女性限定シェアハウス(ALINCO house)でも、壁面の漆喰にはプロの左官屋さんが活躍。
今度はコテを使って塗るのに、挑戦してみたいな。どんなに無残な壁面になるだろか。
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