カメラ女子のフィルム写真比較!「フジPRO400H」と生産終了の「FUJIFILM業務用100」




カメラ女子のフィルム写真比較

フォトグラファー・写真家のありんこです。(プロフィールこちら

最近、カメラ女子の間でひそかに”写ルンですブーム”が来ているようですね・・・!

”写ルンです”っていうのは昔よく使われていた使い捨て、インスタントのフィルムカメラですが、なぜだろうか・・・描写に懐かしさを感じることや、デジタルな時代にこそやっぱりフィルム!という流れ、そして手軽さによって人気が再燃しているんですかね。

 

ありんこ

わたしありんこも、小学校や中学校の修学旅行などでは写ルンですを持って行って、パシャパシャを撮っていたのを覚えています。懐かしいなあ〜

 

 

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そして、instagramでポロっとつぶやいたところ同意してくれる人もけっこういた、フィルム再燃の理由。

わたしたちくらいの世代って、子どもの頃の写真だけはフィルムだったんですよね。だからこそ、フィルムに懐かしさと魅力を感じるんじゃないかなーと。

かなり上の世代になると、「写真と言えばフィルムだった」と。逆に、下の世代はもちろん、「写真と言えばデジタルしか知らない」と。わたしたちはその中間の世代、フィルムの時代もうっすら知っていながらもデジタルカメラが主だったんですよね。

ということで、わたしもフィルムカメラをときどき使うようになりました。”写ルンです”だけじゃなく、一眼レフカメラでフィルム写真を撮影しています!

写ルンですについての記事も書いたので、「写ルンです、ちょっと興味ある・・・再び使ってみたいなー」とひそかに思っている人はどうぞ→『カメラ女子の間で「写ルンです」フィルムカメラが人気上昇中!

 

カメラ女子必見!フィルム「フジPRO400H」と「FUJIFILM業務用100」の比較

「フィルムカメラをはじめたい!」と思っている人は、両親やおじいちゃん、おばあちゃんに聞いてみると良いと思います。昔はみんな、フィルムカメラを持って写真を撮っていたわけですから。「もう古いから動くか分からんよ〜」なんて言って出してきてくれるかもしれません!

または、「カメラのキタムラ中古ネットショップ」などで安く手に入りますよ〜。

ただ、フィルムカメラってなんせランニングコストがかかるというのが大きな難点。フィルム1本(24枚撮りや36枚撮りなど)は最安でも300円代から、高いものだと数千円するものも!つまり1回シャッターを切るのに安くても10円くらいかかるということなんですよね。

これに加え現像代などもかかるので、フィルム1本(24枚撮りや36枚撮りなど)をプリント写真または写真データとして使えるようにするためには、2000円くらいはかかるということなんですよね〜・・・高い!

 

というわけでわたしがいつも使っているのが、富士フイルムのネガカラーフィルム、業務用のものですね。フィルムの中では最安値です。

※ ただこちら、じつは2020年3月で生産が終了・・・ほしい人は早めに買っておくことをおすすめします。わたしもいくつか追加購入しました。

 

FUJIFILM業務用100で撮影したフィルム写真

最安値のフィルムですが、当然ながらフィルム写真特有の描写がしっかりとできて満足!

何枚か、撮影した写真を載せていきます!ちなみに現像、スキャンはカメラのキタムラさんにて。返ってきたままの写真データを載せています。

※ 使用したフィルムカメラはCanon EOS 5、レンズはPlanar T* 1.4/50 ZE

 

ISO感度が100のフィルムを使っているので、暗い場所には弱い。

ただ色が偏ることもあまりなく、描写は十分キレイ!

 

ありんこ

マニュアルフォーカスのため、そして暗すぎたため?ピントが合ってないものがありますが・・・

フィルム特有の粒子感もありますね〜、ザラザラと。デジタルとはまた違った魅力を感じるわけです。

 

フジPRO400Hで撮影したフィルム写真

そして今回の記事ではもうひとつ、FUJI業務用フィルム100 と比較、枚数換算にして値段が3倍ほどする高いフィルム・・・フジカラーPRO400Hを使って撮影してみたので、どんな写真が撮れたのかを載せておきます!

 

使ったのはこちらのフィルム。12枚撮り5本パックですが、じつは36枚撮りのものもあり・・・かなり人気なので2019.6現在欠品しています。(楽天などリンク先でチェックしてみてください!)

業者からの説明としては・・・

もっともなめらかな階調で豊かな表現を実現するフィルム。

「第4の感色層」の採用により、さまざまな光源下での忠実な色再現を実現。
優れた粒状性で、ハイライトからシャドーまで滑らかな表現。
感度ISO400で、幅広い撮影シーンに使えます。

発色:自然で落ち着いた発色
階調:軟らかい

おすすめの被写体
1. 滑らかでしっとり落ち着いた肌色描写を求める用途に。
2. 高感度かつ蛍光灯やミックス光源に強く、色温度の影響を受け難いので、室内および屋外のあらゆるシーンで。
3. コマーシャル、建築写真など、色転びがすくないのでプロフェッショナル向けの撮影に。

という特徴のあるフィルム。

実際の印象としても、とくに晴天下では本当にデジタルとあまり違いないくらいに色表現がなめらか!

この記事の一番上にある写真も、じつはこのフジカラーPRO400Hを使って撮影したもの。

使ったカメラやレンズは同一。現像、スキャンは同じくカメラのキタムラさんにて。返ってきたままの写真データを載せています。

 

ISO400なので、暗い場所にも比較的強い。

そして、少し青っぽさの強い写真が撮れる気がしました。

水族館で撮影した写真、上のFUJI業務用フィルム100 で撮影したものと、こちらの2枚を比較してみるとなんとなく分かるかもしれませんが・・・フジPRO400Hの方はより自然に近い青色というか、濃い青色というか、2種類のフィルムでの色表現がけっこう異なっていますよね〜

 

フジPRO400Hの特徴まとめ

フィルムに詳しい人に聞くと、フジPRO400Hの特徴としてはまず、淡くて少し青っぽい写真が撮れるよー、と言われます。

業者側も”「第4の感色層」の採用により、さまざまな光源下での忠実な色再現を実現できるようになった”、とうたっていますが、この青みっていうのは第4の感色層によるものなんですよね。

ただべつに、写真青っぽい印象を持たせる目的で追加された感色層というわけではなくて・・・たまたま、こうなったというわけだそうです。

他にも、フジPRO400Hフィルムの特徴についてまとめると

  • なめらかな階調で自然に近い色を再現できる
  • シャドウ部やハイライト部まで広く表現できる
  • 晴天下で使うと淡く綺麗に撮れるがデジタルっぽくもある
  • 室内でも自然な色を表現できる

という感じ。

スキャンする店舗によっても風合いは変わってきますが、だいたいのイメージとしてはこのようなところ。

 

ありんこ

個人的には、晴天下の色表現がめちゃくちゃ気に入りました!

また夏の海と空を撮るのに使えたらな〜、なんて思ってますが、値段が高いので・・・そういう特別なとき以外はFUJI業務用フィルム100 で十分、むしろ気を張らずに撮れるから良いかなー、とも。

 

ということでぜひ、最近ちょっとカメラ女子の間でも人気が再燃してきたフィルム写真、楽しんでみてください!

写ルンですについての記事はこちら→『カメラ女子の間で「写ルンです」フィルムカメラが人気上昇中!

ちなみに、写ルンですの中に入っているフィルムに関して言うと・・・FUJI業務用フィルム100 よりもちょっと緑色が強いかなーというのが率直な印象ですね。これはこれで美しいんですが!

詳しくはこちらの記事→『カメラ女子のフィルム写真比較!「写ルンです」と「FUJIFILM業務用100」

 

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