カメラ女子におすすめ!フィルム写真のはじめ方
フォトグラファー・写真家のありんこです。(プロフィールこちら)
カメラ女子の間で、最近ひそかに人気が再燃している、フィルム写真!
とくにインスタントカメラの”写ルンです”。デジタルな時代にこそやっぱりフィルム!という流れ、そして手軽さとちょっとノスタルジックな描写が注目されて、人気を盛り返してきていますね。
わたしたちくらいの世代って、子どもの頃の写真だけはフィルムだったんですよね。だからこそ、フィルムに懐かしさと魅力を感じるのかもしれません。
かなり上の世代になると、「写真と言えばフィルムだった」と。逆に、下の世代はもちろん、「写真と言えばデジタルしか知らない」と。わたしたちはその中間の世代、フィルムの時代もうっすら知っていながらもデジタルカメラが主だったんですよね。
ということで、わたしもフィルムカメラをときどき使うようになりました。”写ルンです”だけじゃなく、一眼レフカメラでフィルム写真を撮影しています!
写ルンですにもいろいろと種類があり・・・カメラ自体についての記事も書いたので、「写ルンです、ちょっと興味ある・・・再び使ってみたいなー」とひそかに思っている人はどうぞ→『カメラ女子の間で「写ルンです」フィルムカメラが人気上昇中!』
カメラ女子必見!FUJIFILM業務用フィルムで写真を撮る
フィルムカメラの選び方
「フィルムカメラをはじめたい!」と思ったら、まずは写ルンですを購入してパシャパシャと撮影、お店に現像、スキャンをしてもらうという流れに慣れる(思い出す?)のがおすすめ。
お天気が良くて光がたくさんあるところなら、こちらのスタンダードな写ルンですでOK。
キヨスクやカメラ屋さんで調達するのも良いです。(最近は売ってるところが少なくなってきてしまいましたが・・・)
暗い時に撮影するにはスタンダードな写ルンですではなくて、こちらの高感度なカメラをチョイスします。
おすすめは、スタンダードなものと高感度なものを2台持っていって使い分けること・・・せっかく撮ったのにノイズで残念な写真になってしまってはもったいなさすぎるので、ケチケチせずに投資だと思って買っておきましょう。
ちなみに感度1600とか400とかありますが、基本的には数字が大きいほど暗いところでもよく写ります。ただし数字の小さいものに比べると少し画質や色味が落ちてしまう傾向にあるのが一般的。(デジタルカメラはISO感度を設定することができますが、ルーツはここから来ています)
両親やおじいちゃん、おばあちゃんに聞いてみると良いと思います。昔はみんな、フィルムカメラを持って写真を撮っていたわけですから。
「もう古いから動くか分からんよ〜」なんて言ってフィルムカメラを出してきてくれるかもしれません!
または、「カメラのキタムラ中古ネットショップ」などで比較的安く手に入りますよ〜。
ただ、フィルムカメラってなんせランニングコストがかかるというのが大きな難点。フィルム1本(24枚撮りや36枚撮りなど)は最安でも300円代から、高いものだと数千円するものも!
つまり1回シャッターを切るのに安くても10円くらいかかるということなんですよね。
これに加え現像代などもかかるので、フィルム1本(24枚撮りや36枚撮りなど)をプリント写真または写真データとして使えるようにするためには、2000円くらいはかかるということなんですよね〜・・・高い!
FUJIFILM業務用フィルム100と400
フィルムカメラ本体が手に入ったら、いよいよ撮影です!
フィルムカメラって、当然ですが撮ってすぐに画像を確認することができません・・・はじめは失敗する可能性もあるので、できるだけ安いフィルムで写真を撮りたいですよね。
安くてしっかりと綺麗に色が再現できるフィルムとしては、なんと言ってもFUJIFILMの業務用フィルムがおすすめ!
プロでもみなさん使っていますし、安いからと言って決して悪いわけじゃないのです。
ちなみにはじめは、フィルムの入れ方、出し方に苦労して結局失敗する、ということも多いので・・・カメラ屋などで店員さんにやってもらうのがおすすめですね。しっかりと見て、入れ方、出し方を覚えましょう!
カメラによって、簡単だったりちょっと難しかったりさまざまです。
こちらが、安値でなおかつ品質も良いカラーネガフィルム。ISO感度100のものですね!明るい晴天下での使用にぴったりです。
店舗で購入するよりも、ネットで購入した方が安いのが一般的です。
そしてこちらのシリーズ、ISO感度高めの400もあるのですが、アマゾンや楽天のショップ内でも在庫切れのことが多く・・・ISO400のフィルムで撮影するのが適している場面というのは、薄暗い曇りの日や夕暮れなど。
比較的暗い場所で撮影する予定があるという人は、アマゾンや楽天で在庫があるか、確認してみてください。
※ 2020年3月でこちらのフィルムFUJI業務用100、なんと販売を停止してしまうようです!
とってもコスパの良いフィルムだったのに残念ですが・・・ほしい人は在庫があるうちに購入しておきましょう。(わたしもいくつか買いました!)
昼間など明るい場所での撮影にはISO100のものが断然適していますし!
ここからは何枚か、FUJI業務用100で撮影した写真を貼っていきます!
ちなみに現像、スキャンはカメラのキタムラさんにて。返ってきたままの写真データを載せています。
FUJIFILM業務用フィルム100で撮った写真!夕暮れや夜もじつはOK
ちなみに、この記事のアイコン画像にもなっている一番上に貼ってある写真も、同じくFUJI業務用100で撮影したもの。
こちらは朝の時間帯に撮影したもの。朝の光の青さが綺麗に出ています!
そしてじつは、感度が低いフィルム(ISO100)でも曇りの日、雨の日にもふつうに撮影できるんですよね〜
メーカー側としては晴天時の昼間が最適とのことなんですが・・・少し薄暗くたって、全然問題ありませんでした。
こちらは夕暮れ時。
辺りがけっこう暗くなってきてからでも、手持ちで(三脚を使わずに)これくらい明るく撮ることができました。
そしてさらに、真っ暗な中での撮影!
こちらはやはりちょっと難しかった・・・それでも、手をしっかり固定してシャッターを切ればこれくらいの写真は撮れるのです。F値1.4、シャッタースピードは1/30程度ですね。
こちらも、完全な夜の写真。もちろんISO感度100のフィルムで撮影したものです(三脚なし)。
いかがでしたか?「フィルムカメラをはじめたい!」と思ったらまずは写ルンです。
そしてさらに極めたければ中古ショップなどでカメラ本体を購入。最安値のフィルム「FUJI業務用フィルム」でパシャパシャと、好きなものを撮ってみましょう!
ちなみに、今回の記事で紹介した「FUJI業務用フィルム」と比較して「写ルンです」で撮影した写真って実際どんな感じなの・・・?というのを徹底比較した記事がこちら→『カメラ女子のフィルム写真比較!「写ルンです」と「FUJIFILM業務用100」』
参考記事も合わせてどうぞ!ランニングコストがかかるフィルム写真ですが・・・そこにはなぜだか、抜けられない楽しさや魅力があるんですよね〜