ありんこです。(プロフィールこちら)
今年は夏の間だけ、伊豆大島のゲストハウスでヘルパーをしています。
内地よりはだいぶ涼しく(と言っても今年はけっこう暑いようですが)、基本的にはエアコンのいらない生活。
伊豆大島ゲストハウスもりおの家
2度めの台風が過ぎ去った伊豆大島。
さいわい、たいして雨も降らず窓を開けっぱなしにして寝ても(おそらく)何ともなかった?くらいの台風でした。
もりおの庭
台風のあとの伊豆大島では、ツバキの実が大量に落ちています。
ゲストハウスもりおの家の敷地内にも、たくさん。でもたくさん拾ったとしても、ツバキから抽出できる椿油はほんのちょっとなんだそう。
この写真くらいの量のツバキからは、1回顔に塗る分くらいの椿油が抽出できるようです。
こちらは、オーナーもりおさんが育てているアーモンドの木。
アーモンドって、こんなにふわふわの実がなるんだー、というか、アーモンドって木になるんだー・・・と、感動。
ここにしかない時間と空間
まだお盆前ですが、この日はたくさんの面白いゲストさんたちとBBQ。
島と、夏の夜のBBQ、酒と音楽と、ここで出逢ったなかまたち。
人っていいなー、旅っていいなー・・・と、改めて感じることのできる空間がここ、ゲストハウスもりおの家なのです。他じゃ味わえないこのおもしろさ、かけがえのない時間と空間。
子どもみたいに騒ぎながら試行錯誤して、この日のゲストさんたちみんなでつくった写真。
まずはスマホのライトを花火に見立てて練習しつつ、この写真が最後、テイク5くらいでした。
撮影はシャッター30秒、F22、ISO50。ちなみに背景を真っ黒にせず、人と、右上に「もりおの家」の看板を入れたのがちょっとしたこだわりポイントです。
初めて会うなかまたちと、こうして一緒にバカなことができたりするのも、もりおの家だからこそ。
土砂災害からの復興3周年の夏
伊豆大島に初めて「ゲストハウスもりおの家」ができたのは、今から10年ほど前だそう。
今はもはや、外国人観光客ブームだかなんだかで全国的に増え続け、飽和している”ゲストハウス”ですが・・・当時はゲストハウスなんてものは世間にあんまり知られておらず、伊豆大島にももちろん「もりおの家」だけ。
そんな「ゲストハウスもりおの家」。今から5年前の2013年10月16日、伊豆大島を直撃した台風によって、すべてが土石流で流され、奪われた命もありました。
5年経った今でも、山肌には明らかな土砂崩れの跡が残っています・・・
そして人が亡くなったとか建物が全て流されたとか、そんな絶望的な状況以上にさらに複雑に交差する絶望から、「ゲストハウスもりおの家」が復活したのが2015年8月8日。
なんと奇遇なことに、わたしアリンコの誕生日も8月8日。
「もりおの家」復興3周年おめでとう!
と同時に、わたしアリンコの誕生日ケーキのサプライズ!ふつうのケーキじゃないとこもまた面白い。大量のサーモンと大量のとびっこ、大好物です。
台風のなかですが、豪華な誕生日。歳をとるのは年々うれしくなくなるけど、やっぱり誕生日って良いもんです。
復興3年目の伊豆大島ゲストハウスもりおの家。全国各地にいろんなスタイルの、いろんなオーナーさんのゲストハウスがあるけど、ここにしかない人との出逢いやストーリー、特別な空間と時間が「もりおの家」にはあるのです。