シェアハウス入居者同士の人間関係
香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー、ありんこです。(プロフィールこちら)
シェアハウスっていうのは、もともと他人だった人たちが同じ家で暮らすという、ちょっと変わった生活スタイルの家。
一人暮らしと比べると、引っ越しコストや生活コストが低いだけじゃなく、生活の中での寂しさがかなり軽減されるというメリットがありますよね!ただし、所詮はもともと他人だった人たち。他人と同じ家で生活するっていうのは、場合によってはとってもストレスが溜まることもあるのが当たり前。
じゃあどうすれば、そんな家族でもなく仲良しの友達でもなく他人でもなくなったという曖昧な関係性の人たちどうしが、うまい具合に同じ家で生活していけるのか?
どうすれば、大きなトラブルを防ぎつつ楽しくシェアハウス生活を送ることができるのか?
今回の記事ではそんな人間関係のあり方のコツを、詳しく紹介していきます!シェアハウスに住んでみたい、興味があるけど不安・・・などという人はぜひ、参考にしてみてください。
シェアハウス生活のイメージと良い人間関係のコツ
そもそも、「シェアハウスでの生活」と聞くと、ふつうに賃貸アパートやマンションに一人暮らしをするのと比べて、具体的にはどんなメリットやデメリットを思い浮かべますか?
- 1人暮らしするより、毎日が寂しくなさそう?
- 1人で賃貸アパートを借りるより生活費割安で住めそう?
- ルールが厳しいと面倒くさそう?
- 入居者同士のトラブルがありそう?
- 友達を家に呼べるんだろうか?
- 学校や職場以外でのコミュニティが広がる?
- 洗面所やトイレ占領する人がいたら嫌?
- 潔癖症とか逆に汚す人がいたら嫌?
- 人見知りだし入居者同士の交流が苦痛?
シェアハウスとは?
”シェアハウス”っていう、ちょっと新しい暮らしの形、日本国内でも増えてきつつありますが・・・そのうち9割くらいは東京都内にあるようで。まして地方ではまだまだ知られていないことが多いです。
ちなみに、”シェアハウス”って、”ルームシェア”とは違います!
友達同士などで賃料を割り勘して部屋などを借りて住むのルームシェアとは違って、シェアハウスでは一軒の家を複数の人数で共有して生活するんですが、部屋は別々。
プライバシーは確保されていながら、ダイニング、キッチンやお風呂などは共同で使うようになります。
1部屋分は自分だけで自由に使い、その他の部屋や設備は共有するのでその分、1DKや1LDKの家に1人で住むよりは、共益費や光熱費も含め割安になっていることが多いですね。
入居し始めたときに家具家電を買わなくて良いっていう点が、金銭面ではいちばん大きな利点かもしれないですね!
シェアハウスでの人間関係
そしてそんなシェアハウスでの生活、みんなが居心地よくするためには、入居者や管理をする人がシェアハウスに住むことのメリット、デメリットを充分知っていることだと思うのです。
平和な日本ではあるけど、盗難やマナーを守らない入居者がいる可能性もあるんで・・・
- それぞれの個室全てにもカギを付け、玄関のカギは入居者が変わったときに変えているか
- 入居の審査の時点でルールや違反に対する対処などについてしっかり説明されているか
- 共用、専用の部分を分け、そのことについて共通理解があるか
- 入居者の人数は多すぎてはいないか
- 生活スタイルが全く合わない入居者を入れていないか
- 入居者同士の距離が近すぎ、または遠すぎてはいないか
などなど。
管理人ならこれらの項目を事前にチェックして入居者を決定、入居希望者ならこれらの項目を管理人に聞いたり事前の内覧などのときに確認しておく必要がありますね!
特に、”入居者の人数は多すぎてはいないか”、”入居者同士の距離が近すぎ、または遠すぎてはいないか”についてはとってもネックになる部分だと思います。
所詮シェアをする人間は他人どうし!ぶつかり合うのはある意味当たり前のことです。
そしてその”他人”がたくさんいればいるほど、秩序は乱れていきます!
まずはシェアする人数を適切にすること、具体的に言えば、多くても5〜6人くらいが限度なんじゃないかと思いますね。
さらに入居者同士の距離が遠すぎる場合、(それじゃそもそもシェアハウスのメリットが失われていますが)盗難などのトラブルは起こりやすくなります。
一方で、入居者同士の距離が近すぎるのもあんまり良くないです。他人だったということを忘れてしまうぐらい近すぎて家族みたいになると、「これくらい許されるだろう」の範囲が広がってきて逆にトラブルが生じやすくなります。
友達同士のときはうまくやっていたのに恋人同士になるとうまくいかず別れてしまった、とかいうのと似たイメージで。
つまり、近すぎず遠すぎず、適切な距離感を保った人間関係でのシェア暮らしっていうのがいちばん大事!
いちばん難しいところなのかもしれないですが・・・
シェアハウスでの人間関係適正チェック
楽しそうだけど不安もある。初めてシェアハウスに入居しようかなーと考えるときは、誰でもそんな気持ちだと思います。
シェア暮らしにはどんな性格の人が向いているんだろか・・・
シェアハウスに向いていると思われる特徴をまとめてみたので、自分は大丈夫そうかな?とチェックしてみてください!
- 一人暮らし経験があり、生活面や金銭面で自立している
- 人とのコミュニケーションが好き
- 人といる時間も、一人で過ごす時間も好き
- 後片付けや掃除ができる
- 他人の言動や行動がいちいち気にならない
- ストレスを溜めにくい
ひとりでいるのが好き。でも、ずっとひとりは嫌。友達とみんなで行動するのは嫌。でも、仲の良い友達と一緒にいるのは好き。
他人のことに関してはユルいけど、自分のことはしっかり管理できる。
こんな性格の人が、シェアハウスで生活するのにはちょうど良いじゃないかなと思います。
シェアなかま同士で近すぎず遠すぎずな距離を保てることが、全員にとっての快適な空間をつくることにつながります。
もちろんシェアなかま同士での相性の合う、合わないもあると思います。他人どうしなのでそりゃ当たり前で、ちょうど良い距離を保っていれば問題にはならないはず。
ただ、細かすぎたり神経質すぎたり潔癖症だったりと、音やにおいなどの刺激に敏感な人、こだわりがある人はきっとストレスが溜まってしまう暮らし方なんじゃないかと思います。逆に、片付けや掃除が人並みにできない人も、他のメンバーのストレスが溜まってしまう可能性が高いので遠慮した方が良いかもしれません・・・。
入居前の段階である程度自分が適しているかを見極めるってことも重要ですね〜
シェアハウス情報が載っているサイト
最後に、シェアハウスの物件情報が載っているサイトを紹介しておきます!
シェアハウス紹介サイト
ありんこハウスも、じつはこちらに載せさせてもらっているんですが、「Colish」というシェアハウス紹介サイト。
東京都内だけとか、首都圏だけのシェアハウスをまとめて紹介しているサイトはいろいろあるんですが・・・こちらの「Colish」というサイトでは、全国にある”コンセプトのあるシェアハウス”を紹介しているので、地方にあるものもけっこう登録されたりしていて探しやすいですね。
あとは、「シェアハウスもまあ良いけど、ふつうの賃貸とどっちにしようかまだ決めていない」
「家賃とか敷金・礼金とかを見比べてから、賃貸アパートにするかシェアハウスにするか判断したい」
っていう人たち。「アパマンショップ」のサイトなど、大手不動産仲介業者さんでも最近はシェアハウスを扱っていることが多いです!そういうところで、シェアハウスに住むことを決断する人も増えていますね。
ぜひ参考にして、新しい暮らし方を始めてみてください!
さらに、シェアハウス(ありんこハウス)運営について、わたしの開業までの経緯や想いなどをいっきにまとめた記事がこちら→『【まとめ】香川県に移住して古民家リノベで作ったシェアハウス!開業〜運営全公開』
運営や管理にもちょっと興味があるなーという方は参考にどうぞ!
トラブルの具体例については、こちらを参考にどうぞ!→『シェアハウスと人間関係のトラブル!事例と対策のコツは?』