シェアハウス運営とトラブル
香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー、ありんこです。(プロフィールこちら)
シェアハウスに住んでみたい!という人たちが増えていますが、それに伴い?シェアハウスを自分でをつくってみたい、シェアハウスの運営に興味があってやってみたい!という話もときどき聞きます。
ということで今回は、実際のところシェアハウスの運営ってカンタンなんだろうか、難しいんだろうか・・・楽しいだろうけど、逆に大きなトラブルはけっこうあるんだろうか・・・という話をしていきたいと思います。
たとえば・・・
- 毎日飲み会かパーティーがあって盛り上がる
- お酒好きが集まるシェアハウス。いつも誰かが共有スペースでお酒を飲んでいる
- 国際交流ができるシェアハウス。外国人が多く集まる
- 何か目標があって、それに向けて勉強をしている人たちのためのシェアハウス
- テラスハウス的な、楽しくもいろいろ複雑なシェアハウス
- 個室がなく、ドミトリースタイルのシェアハウス
- 共有スペースはあるけど、交流や会話がほとんどない
- ただ、場所をシェアしているだけのシェアハウス
- ルールがばっちり決まっていて、寮のようなシェアハウス
- 無法地帯
- 掃除や物の管理などをしてくれる人がいるちょっと高級なシェアハウス
などなど、「シェアハウス」って一口に言っても、運営形態や実際に入居している人の生活スタイルは本当にさまざま!
シェアハウス運営のトラブル事例
運営するにはそれなりに、金銭面や物件管理の知識だけじゃなくコンセプトや運営形態についての勉強も必要になってくるんですが、それをしたところろで、全員がちゃんと居心地の良いシェアハウスをつくれているかと言うと、そうでもないみたいです。
うまくいくこともあれば、うまくいかないこともある・・・じゃあ実際に、シェアハウスの管理や運営をしている人たちが抱えている悩みやトラブルって具体的にどんな事例があるのか?まずは詳しく紹介していきます!
じゃあ他人どうしが一緒にいるシェアハウスでは、一体どんなトラブルが起こりやすいのか・・・
- うるさい問題
- クサい問題
- 性格が合わない問題
- 「わたしはいつも掃除してるのに、他の人はしてくれない」問題
- 「洗面所や洗濯機占領するなよ」問題
- 片付けや掃除の仕方に大きな差がある問題
- トラブルからの気まずい空気問題
- グループができてしまう問題
- 盗難、または疑いがかけられる問題
- 一部だけ仲良くなってしまい過ぎる問題
- 特定の人だけイライラが溜まってしまう問題
- ルールをこっそり破る問題
ってのがよくありますね。
ちょっと注意すれば済むくらいの問題なら、オーナーや管理している人がそれを言ったら良いんですが、それでも解決しないどころか、トラブルがさらに増大する場合もあるみたいで・・・。
「何もしらないくせに口出しすんなよ」とか「いや、でもわたしはいつもあの子に我慢させられてる!」とか、まるで小さい子どものケンカみたいなやり取りが繰り広げられてしまった・・・っていう話もときどき聞きます。
シェアハウス運営側が入居拒否をする理由
こういう問題を避けるために、まず大事なのが、入居前にしっかりとその人を見極めるということ!
どういう部分を見たら、見極めるための指標になるのか、全国のシェアハウス管理人が判断する基準にしているものも紹介しておきます!
シェアハウスの入居審査に通らなかった人たちの例としては、やっぱり人間関係に問題が起きる原因になりそうな要素が多いですね。
コミュニケーション能力に問題があるっていうのは、たぶん入居審査をする人の考え方にもよるんですが、コミュ障とかそういうものだけじゃないと思うのです。入居拒否をされる理由としての圧倒的トップなんですね!
極端に人と関わりたがらないとか、逆にウザいぐらいに関わってしまうとか、コミュニケーションが自分本位過ぎるとか・・・いろいろあります。初対面でもある程度はわかる部分だったりしますよね。
あとは、コミュニケーション能力も含めた性格の問題とか、いろんな年代がいるのは良いけど高齢すぎたらまた違う部分で問題が起きたりするんで断るとか・・・。高齢だからといって断るのはなんだかおかしな気もしますが、たとえば高齢になると頑固で周りに合わせようとしない(自分が生きてきた世界が全てだと思っているので)とか、生活ルールや習慣が今の若者とは大きく違う部分があるとか、そういう部分が多いんじゃないでしょうか。
人とのコミュニケーションを楽しんでもらえる人じゃないと・・・本人も周りも苦しいだけだし、空気が悪くなるんで。
シェアハウス運営のトラブルを防ぐ!おすすめ便利グッズ
入居前に、コミュニケーション能力や他の人たちとうまくやっていけるかの判断をする、ってのがかなり大事なんですが・・・
所詮、初対面での判断。その先一緒にいないと、わからない部分だってたくさんあるわけです。
ということで、シェアハウス入居後にトラブルを防ぐことにつながる、便利なおすすめグッズをいくつか紹介します!
暗証番号キーボックス
Keiden(計電)キーボックス 暗証番号キーボックスPC-10【鍵番人プラス 南京錠型】
まずはこちら。
シェアハウスってだいたいは3人〜6人くらいで生活をすることが多いですが、外から入ってくるときのドアのカギを全員に渡すとなると、どんだけスペアキーを作らなきゃならないんだろか・・・しかも誰かひとりが紛失したら、即作り直し・・・。もちろん、入居者が変わるタイミングでもいちいち、数ヶ月単位で作り直す必要が出てくるわけですよね。
そんなときに便利なのが、暗証番号を利用したカギ!
ちなみにありんこハウスでは、ドアに直接番号キーをくっ付ける工事を最初にしてもらったので、このキーボックスは必要なく。番号を押すだけで開閉できるようになっています。ただ、工事費がかさんだり時間がかかったりという問題もありますよね。
ということで、この暗証番号キーボックスを使うわけです!ドアのカギをこちらのボックスに入れて、暗証番号を設定しておきます。そうすると、番号を知っている人しかカギを取り出せないわけですね。
でもカギ交換のことやいろんなリスクを考慮すると、めちゃくちゃ便利なシステムですよ〜
大きな共有壁掛けカレンダー
続いては、誰がいて誰が長期で家をあけているのかなど、入居しているなかまどうしで予定を共有するためのカレンダーですね。大きめの、予定が書き込みやすい方が良いです。
ふつうに予定を把握するのに便利なだけじゃなく、たとえばもしものときに。「あれ?昨日も今日も〇〇さん、帰ってきてないっぽいけど・・・」となってカレンダーを見ると、ふつうに帰宅予定・・・。そんなときに、事故や事件などもし何かがあった場合の早期発見につながったりもするわけです!
遮音シート
ゲストハウスなどでもよく聞きますが、やっぱり生活スタイルの違う複数の人が同じ家に住むわけで・・・騒音問題は気になりますよね。
お互いに最低限の気を遣うっていうことはもちろん大事なんですが、それができない人がいたり、建物のつくり上どうしようもないものもけっこうある。そんなとき、ちょっとした防音にとても役立つのがこちらの遮音シート。
遮音シートは安価なわりに、壁や天井に貼り付けるだけで、意外と音を防止できますよ!
シェアハウス運営とトラブル防止!火災保険・地震保険
さらに、シェアハウスを運営するには必須と言っても良い、保険の話もここでしておきます。
火災保険は当然入るべき。それだけでもべつに良いんですが・・・
わたしは追加で地震保険にも加入しています。建物は木造で、小さいし柱の位置的にも地震で崩れることはないはずなんですが、メリットもあるので。
- 火災保険+ちょっとの金額で加入できる
- 地震保険は控除がある
っていうように・・・出費が増えるとしても少しですし、さらに税金の控除対象になるんで、地震保険は入っておいて損はないかと。
家財道具などにかける保険についても、少しの出費で入ることができます。べつにシェアハウスの中に高価なものを置いていないという場合には必要ないと思いますが・・・。
さらに、風水害(台風など)によるダメージにも適用されているかどうかっていうのは、加入の時点でちゃんと確認しておくことをおすすめします!
家事よりも地震よりもなによりも、雨や台風などの被害によって家にダメージが出る確率の方がはるかに高いんで・・・。
もしものときのために、「火災保険一括見積もり」でしっかりと保険料の金額や内容を比較検討、賢く保険会社を選んでみてください!
いかがでしたか?シェアハウス運営って、カンタンなように思えて意外と苦労することも多い。そして大変そうに見えても、楽しいこともたくさんある。「それでもやってみたい!」と思うなら、ぜひ挑戦してみてください。
さらにシェアハウス運営について。開業までの経緯や想いなどをいっきにまとめた記事がこちら→『【まとめ】香川県に移住して古民家リノベで作ったシェアハウス!開業〜運営全公開』ぜひ参考に。
香川県など地方への移住について興味がある人はこちらの記事→『【まとめ】香川県、四国に移住したい人のためのお役立ち準備情報!』がかなりおすすめです。長いんですが、移住者目線でのかなり詳しい情報をまとめました!