カメラ女子必見!写真の撮り方基本
フォトグラファー・写真家のありんこです。(プロフィールこちら)
「写真をうまく撮れるようになりたい」
「なんだか、写真のセンスがないっぽい。どうしたら上手に撮れるの?」
と・・・カメラを持ってはいるものの、なかなか上手く使いこなせなかったり、どうも綺麗に撮れなかったりと、悩みをかかえているカメラ女子のみなさんがいるようです。
ということで今回は、誰でも上手く、それなりに綺麗な写真が撮れるようになる方法について、まとめて紹介したいと思います!
写真の綺麗な撮り方!大事なのは光
まず第一に、写真を撮る上でいちばん大事なこと・・・それが光についての知識。
絶対に知っておいてほしいことであり、なおかつこれを知っていればだいたいの場合、それなりに綺麗な写真が撮れます!
基本的には順光じゃない方が写真が綺麗
光についてまず言えることは・・・上の図でもわかるように、基本的には逆光ぎみがおすすめ。
(順光というのは、逆光の反対の意味。被写体の顔に真正面から光が当たっているイメージですね)
逆光ぎみで、その光が直接被写体(人や、物)に光がかぶらないというのが理想。
強い逆光に直接かぶるとこんなふうに、被写体が陰になってしまいますよね・・・
こちらの例は新緑の時期に撮影させていただいた、結婚式の写真ですが・・・
光は後ろから入っているんですが(逆光)、被写体が立っているこの場所自体は日陰。直接強い光を後ろから浴びているわけじゃないので、被写体が黒い陰になってしまうということがないんですよねー。
まあただ、ピシッとした証明写真だとか、風景写真も場合によっては順光が向いているという場合もあり!
ちなみに上の画像にあるレフ板については、べつになくてもOK。被写体の後ろから入る光が強すぎて被写体の手前側に真っ黒な影ができてしまったりするときには、あると便利っていうことですね。
そして撮影する方向を、光を見ながら調節。食べ物や飲み物の斜め後ろから窓の光が入ると綺麗なことが多いいですよ〜
食べ物や飲み物の写真、物撮りについての具体的なコツについては、参考記事も合わせてどうぞ!
<参考記事>
『カメラ女子が教えるフードフォト!食べ物や飲み物写真の撮り方とコツ』
『カメラ女子が教える写真の撮り方!ドリンク・飲み物を綺麗に撮る方法とコツ』
『カメラ女子が教える写真の撮り方!花を綺麗に撮る方法とコツ』
写真の綺麗な撮り方!夜空の星・花火
さらに、ちょっと変わった写真が撮りたい!という人へ。
綺麗な星空写真の撮り方
夜空に浮かぶたくさんの星・・・綺麗な星空写真を自分で撮ってみたい!と思ったこと、ありませんか?
難しいと思いきや、星空写真って、意外と簡単に撮れるんですよね。その方法さえ知っていれば。
ということで、まず星空写真を撮るときに最低限これだけは準備が必要!というものをまとめてみました!
- カメラ
- 広角レンズ
- 三脚
たったのこれだけ。
カメラはできれば一眼レフやミラーレス一眼、広角レンズ(35mm以下とか)が装着できるものが良いですね。ただレンズ交換できないコンパクトデジカメや、広角レンズじゃないレンズを使っても、星は写ります!広範囲の星が写らないんで、星の数は少なくなりますが。
三脚は、長時間カメラのシャッターを開けるのでブレ防止に必須!
あとはペンライトなんかがあると、暗い場所での操作に便利ですね。スマホのライトでも良いと思います。
おすすめカメラやレンズ、選び方についてはこちらの記事をどうぞ!→『【まとめ】カメラ女子入門!初心者が上達するおすすめの方法とカメラの選び方』
ちなみに100円ショップとかで売ってるやつは、まじでショボくて安定しないしブレるので星空撮影にはおすすめしません!
こちらも参考に→『カメラ女子用アクセサリ!初心者にも手軽でおすすめなカメラ三脚ベスト3』
とにかく、星空を撮るためにカメラ以外に準備が必要な特別なものといえば・・・三脚くらい、ってとこですね。
じゃあ実際に、綺麗な星空写真ってどうやったら撮れるんでしょうか?
こちらの記事に、その方法を細かく紹介しました!誰でもできる、意外と簡単な方法です。ぜひ参考に→『カメラ女子が教える星空写真の撮り方!夜空の星を綺麗に撮る方法とコツ』
花火文字写真の撮り方
さらに、こちらもちょっと特殊な写真!花火文字。
こんなちょっと変わった写真が撮れる仕組みとしては・・・カメラのシャッターを開けている間に取り込むことができた光が、写真として残っているということ。
なので文字などを空書している数秒間の間ずっと、シャッターを開けたままにしておくことで、こういう写真を撮影することができます!
カメラの設定
基本的には、撮影モードはM(マニュアル)。こちらも三脚を使って撮影します。
シャッタースピード
いちばん重要なのは、文字を書いている間の時間はシャッターを開けておくこと。
ライトで文字を書く場合など、シャッターを押した瞬間からすぐ文字を書き始められるなら5〜10秒でOK。1人1文字くらいは書くことができます。もっと長くしてもOKです。
ちなみに、通常の写真撮影でのシャッタースピードは50分の1秒〜500分の1秒くらい。こういう一瞬を切り取る写真と比べると、だいぶ長い間シャッターを開けっ放しにしておくというのがわかります。
だからその分、手ブレしやすく・・・三脚が必須になるのです。
絞り(F値)とISO感度
シャッタースピードを長く設定すればするほど、取り込める光の量が多くなるので写真は明るくなります。
あとは、明るくなりすぎないように調節です。
この場面では、基本的に絞り(F値)をできるだけ大きく、ISO感度の数値をできるだけ小さく。ということを心がけて適当に設定するだけでOKです。
あとは実際に試し撮りをしてみて、もっと背景を真っ暗にしたければさらに、絞り(F値)をできるだけ大きく、ISO感度をできるだけ小さく。
逆に背景は真っ暗にせず、文字を書いている人も写したい!というときにはちょっと絞り(F値)を小さく。ISO感度の数値を大きくすると良いです。
・・・と、カメラの設定をこの通りにするだけで花火文字写真が簡単に作れてしまうのです(もちろん花火じゃなくてスマホのライトなどでもこういう写真が撮れますよ!)
花火文字写真について、さらに詳しいポイントや注意点をまとめています。こちらもどうぞ→『カメラ女子が教える花火文字写真の撮り方とコツ!みんなでつくれば簡単』
カメラ女子入門!写真の撮り方の独学勉強法
写真の撮り方について、基本はなんとなく分かったけど、そもそも機械に弱くてカメラの設定方法がよく分からない・・・という人へ。
人に聞くより前に、まずは基本的なことを一通り、本を使ってしっかりと自分で勉強するのがおすすめです!
ちょっとの基本をおさえて練習するだけで、自分の思い描くような写真がすぐに撮れるようになるはず!
ということで、これからちゃんとカメラを勉強してみようかなー・・・という人におすすめしたい本を、厳選して紹介します!やたらとたくさん買って読み込む必要はなく、1〜2冊でOK!自分に合いそうな本を選ぶってのが大事です。
世界一分かりやすい「デジタル一眼レフカメラと写真の教科書」
本当におすすめなので・・・他の記事でも紹介しているんですが。こちらは、カメラの設定などについて基本的なことが一通り網羅できるとっても良い本!
一眼レフやミラーレスを購入したばかりだったり、購入したけど使いこなせていないという人の、いちばんはじめの1冊にぴったりです。これ1冊で、カメラの設定に関する基礎はOK!
「写真のことが全部わかる本」
こちらはカメラの設定というよりかは、カメラ自体やレンズ、写真の構成など全般的に学習したい人向けの本。自分が思っているようなイメージどおりに写真が撮れると、もっともっと写真が楽しくなります!
「カメラはじめます!」
こちらは、楽しみながらカメラの使い方や写真について学習できる本!マンガ形式だったり実際にやりがちな撮り方のミスなどもたくさん例として挙げられていて、「わたしってなぜか写真のセンスないなんだよね・・・」って思っている人にはかなり共感できる本なんじゃないかと思います。
具体的な改善点とか撮るときのコツも書いてあるんで、分かりやすくておすすめ!
以上3冊の中から、自分の学びたいことに合わせて選んでみてください。ここに挙げた本はどれも個人的におすすめしたい良著ばかり!
「これが自分に合いそう!」とか「これなら飽きなさそう・・・」って思った本を1〜2冊だけ読んで勉強、そしたらあとはひたすら撮る練習をするのが大事ですね。
カメラ女子入門!写真の撮り方おすすめ講座
本やテキストを使って基本的なことを一通り独学習得。そして、自分の好きなものの写真をいろいろ撮ってみた、という人。
さらに写真を撮る技術を向上させたい!と思う人は、今度は人から直接教わるっていうのもおすすめですね。
人から教わるといっても、「講座は1回や2回とかでいい、あとはもう自分でいろいろ勉強してみるよ」という人から、「定期的にどこかに通って学びたい」という人まで、そのニーズってバラバラですよね・・・
じゃあ、そうやって自分のレベルとか目的、ニーズに合った質の高いカメラ講座って、どこでどうやって探せるのか?
住んでいる地域によって、良いカメラ講座がなさそうな気もするけど・・・と思うかもしれませんが、賢い探し方をすればそんなこともないんですよね。中でも、わたしがおすすめするのが「ストアカ」という大手サイト。自分に合うカメラ講座や写真教室を検索して、良さそうなものだけ自分で選んで参加することですね。
カメラ女子必見!自分に合った写真講座が見つかる「ストアカ」
ストアカっていうのは、いろんなことを「教えたい!」という人と「教えてほしい!」という人をマッチングさせるサイトです。これが意外と、良いんですよね。
というのも、大手サイトなので登録している講師の数と所属地域がたくさん!自分に合いそうな講師を選ぶこともできますね。そして講座内容や受講料もいろいろ。
ストアカのサイトにアクセスしてみると、
- 日時
- 場所
- 講座の内容
を選択して、検索する画面が出てきます。
講座の内容は、ここでは「写真・映像」ってのを選びます!日時や場所の希望があいまいだったり決まっていないなら、ここは選択せずにただ「写真・映像」ってところだけを選んで全日時、全国検索をかけてみると良いですね。
検索結果を見てみて、自分の希望に合った講座があったらさっそく申し込み。
さらに、細かい講座内容などを設定して再検索することもできます!
- 写真、カメラ基礎
- 風景、夜景撮影
- ポートレート撮影
- 商品写真
- ストロボを使った撮影
- スマホ撮影
- 撮られ方、自撮り
- 写真加工(フォトレタッチ)
- 動画編集、映像制作
などなど。
日時や時間帯で絞ることもできるし、開催場所で絞ることもできるし、自分が学びたい内容に合わせて検索条件を設定して絞ることもできるのです!
自分の住んでいる地域で、都合の良い日時で、学びたいことが学べる講座をやってないかなー?っと手っ取り早く検索できるのは、めちゃくちゃありがたいね!
まあ日時によって、地域によって、大手サイトとはいえ探したい講座が見つからないこともあるのが難点ですが・・・検索条件をいろいろ変えたり、日にちを置いたりして探してみるしかないですね・・・。
ただ個人や企業、たくさんの所からの情報がまとまっているんで、かなり便利なサイト。そして講座も3000円〜などと、けっこう格安で受講することができるので、めちゃくちゃ良心的!→「ストアカ」
良心的とはいえお金がかかるし、人から教わるわけで・・・本を買って独学、練習だけで頑張る!という人には必要ないですね。
結局自分で受講するかどうか、講座の内容も自分で選択することになるので、自分次第ということにはなりますよね〜
いかがでしたか?カメラを独学したい、勉強したいと思ったら
- カメラの設定方法や写真の構図について一通り、本で勉強
- 実際に撮りたいものを、ひたすら撮る練習
- 写真講座などに参加したり、ワンランク上の本や人から学ぶ
っていう順番で取り組んでいくのがおすすめ。
手っ取り早く、効率よく、なおかつ楽しみながら技術を習得する方法でした!
ぜひ、自分に合った方法で楽しく、写真を学んでみてくださいね〜
まずは、光についてマスターしましょう!どんな機材でだって綺麗に撮れるようになります!