シェアハウス生活のメリットとデメリット
香川県高松市内につくった小さなシェアハウス(ALINCO house)のオーナー、ありんこです。(プロフィールこちら)
もともと他人どうしだった人たちが一緒に暮らすっていう、ちょっと変わった生活の形がシェアハウス。分からない人には分からない、分かる人には分かる魅力があって、逆に当然ですが苦労するところもあります。
ということで今回の記事では、シェアハウスで生活することのメリットとデメリット、まとめて紹介していきます!
シェアハウス生活のメリット
まずは、シェアハウスで生活することのメリットについて。
- 一人暮らしより寂しくない
- 食材やご飯をシェアできる
- 家賃や光熱費などが節約できる
- 防犯の面でも良い
- ひとりじゃ作れない思い出が作れる
- 助け合って生活できる
- ふつうのアパートを契約するよりも短期で住める
一人暮らしより寂しくない
なんせ、毎日家に帰ってきてもひとりぼっち。ご飯を食べて、お風呂はいって、テレビを見て寝るだけ・・・みたいな生活ってなんだか虚しくないですか?
シェアハウスに住んでいれば、毎日ひとりぼっちじゃなく、毎日が楽しい!
とはいえ毎晩毎晩、シェアハウスで飲み会とかが行われているっていうようなところはちょっと疲れてしまいそう・・・ということで、ありんこハウスではそういう半強制的な飲み会みたいなのはしないし、逆に関わりが薄過ぎるのも嫌(というかトラブルのもとにもなり得る)なんで、程よくみんなが関われるような場を作ったりしています。
とにかく、一人暮らしだと毎日「ただいまー」って帰ってきても「おかえりー」って言ってくれる人がいないという寂しさ・・・。シェアハウスではそんなたわいのないやり取りがあるだけでも嬉しいもんです!
食材やご飯をシェアできる
場所をシェアするだけじゃなく、たくさんもらってきた食材や買い過ぎてしまった食材、作り過ぎてしまったご飯、多めに買った雑貨などなど、いろんなものをシェアすることができます!
生活の効率も良いし、自分ひとりだけじゃ手に入らなかったものまで分け合えたりするので、なんだか嬉しいですね。
家賃や光熱費などが節約できる
シェアハウスに住む人って、とくに都会では節約っていうことに着目する人が多いですが、たしかに一人暮らしよりもはるかにコストは下がります。
家賃は安いし、光熱費やW-Fiもついているところが多いので、そういう契約をいちいちする手間も省けてさらに安い!その上いろんなものをシェアできるので、もっといろんな面での生活コストが下がったりもしますね。
ただ、節約目的だけでシェアハウスを選ぶのはおすすめしません!自分がシェアハウスに向いているのかどうか、楽しめるのかどうか、しっかり考えてから選ぶようにしましょう。
防犯の面でも良い
とくに女性の一人暮らしって、やっぱり危ないもんですよね。そういう防犯の面を考えても、シェアハウスって良いと思うのです。
もし誰かに何かがあったときにすぐに気付けるし。一人暮らしの孤独感や怖さもありません。
ひとりじゃ作れない思い出が作れる
そしてシェアハウスをあえて選ぶことの醍醐味が、これですね!
ひとりの時間ももちろん大切。でも、ひとりじゃ作れない素晴らしい思い出が、シェアなかまと一緒なら作れるのです。
一日中ずっとシェアなかまと一緒に過ごすってわけでもないんで、ひとりの時間ももちろん確保できるし、なかまと一緒の楽しい時間も過ごせる!
助け合って生活できる
思っている以上に、助け合って生きているもんです。
たとえば小さいところでは、宅配便を受け取っておいてもらったり、カギの閉め忘れやコンセントの抜き忘れなどチェックしてもらえたり、体調の悪いときに何か買い物してきてもらったり・・・。
こういう目に見えるところでも、もちろん目に見えないメンタルの面でも、なかまがいて助け合える暮らしって、とても素晴らしいことだと思うのです!
ふつうのアパートを契約するよりも短期で住める
あとは、短期契約のところが多かったりするんで、ふつうにアパートやマンションの契約をするよりも短期間で入居することができます。
家具家電があんまり必要ないので経費削減できたり、敷金や礼金もかからなかったり安かったりするところも多い。電気、ガス、水道料金の契約、インターネット契約などなど面倒なこともしなくて良い。
つまりシェアハウスに住むと、一人暮らしなんかするよりももっと、意外と気軽に身軽に手軽に生きられるんだーってことが分かります!
シェアハウス生活のデメリット
次に、デメリット。
- 気を遣いがち、神経質な人にはストレス
- ルーズな人には束縛感がある
- シャワーやトイレを使うとき待たなきゃならないこともある
- 家族や恋人を気軽に呼べない
- 人間関係のトラブルがあってもすぐ絶交できない
- 大声で歌ったり踊ったりできない
- 勝手にペットを飼ったりできない
気を遣いがち、神経質な人にはストレス
人にもよりますが、やっぱり合わない人には合わないんじゃないかなーと。
家に他の人がいるっていうことにストレスを感じてしまう人には向かない暮らし方ではあると思います。そういう人は素直に一人暮らしした方が良いんじゃないかと。
ルーズな人には束縛感がある
こちらも、逆の意味で向かない人ですね・・・。
人のことを考えて生活できない人。人に迷惑がかかっていることにさえ気付かない人。一人暮らしの経験があって、自分のことが自分でふつうにできるっていう人は基本的には大丈夫なんですが、たまーにいますよね、こういう人。
シャワーやトイレを使うとき待たなきゃならないこともある
こういう、誰かのせいでちょっとした足止めを食らうことにもストレスを感じてしまう人には向かないですね。
「ちょっとの間だし、待てば良いじゃん」って寛容に考えられる人は良いんですが・・・超せっかちだったり、「時間は守るべき!」みたいな、決められた枠に対して厳しい考え方の人、いわゆる生活のマイルールが多い人は、シェアハウスには住まない方がよいんじゃないかと。自分のためにも、人のためにも。
家族や恋人を気軽に呼べない
実家に住んでいる頃みたいな要領で、人を呼ぶときにはそれなりに気を遣うかもしれないですね。
自分ひとりだけの家じゃないので。これも自由に、自由すぎずという絶妙なルールを作るのも難しいところだと思うんですが。
人間関係のトラブルがあってもすぐ絶交できない
シェアハウスって、いろんな人からトラブルの話をよく聞きます。そりゃ他人どうしが同じ家に住んでいるわけだから、合わない部分があるのは当たり前。多少のトラブルはしょうがないことなのかもしれませんが。
人に対して無関心に、寛容になれる人ばかりだとも限りません。
もし大きなトラブルがあったときに、その場で「もう今すぐ絶交な!」・・・っていうわけにはいかないのも難しいところ。まあそもそも、面倒ですよね、こういう感情の起伏が激しい人たち。
人間関係のトラブルはいつの時代も何かしら、あるもんです。
大声で歌ったり踊ったりできない
一人暮らしなら、大声で気兼ねなく熱唱したり踊ったり、楽器を演奏したりできる!
ただ、たいていのアパートやマンションも音が響くんでこういうわけにもいかなかったりしますが・・・それ以上に、シェアハウスって他の部屋に人がいるわけで、気兼ねなく熱唱!ってのは無理ですよね。
勝手にペットを飼ったりできない
自分ひとりの勝手で、「犬、連れてきたから今日からよろしく!」ってわけにはいきません・・・。
これも、アパートやマンションと同様でしょうか。とにかく、自分ひとりで勝手にいろんなことを決定することができず、ある程度のルールには従って生活しなきゃならないのがシェアハウスですよね。
あなたはどっち?
シェアハウス生活を快適にするコツ
まあたくさんのメリットやデメリットがあるもんです。
シェアハウスでの生活って、思っているよりも難しくて思っているよりも面白い!そして不安があったとしても、実際にやってみると新たな面白さを発見できたりもするようです。
こちらの記事→『シェアハウスのトラブルと人間関係!向いている人、向いていない人の特徴』にも載せているんですが、シェア暮らしをするにあたってとても大切な考え方が書かれている本があるので紹介しておきます。
「不自由な共生から、自由な孤立へ」
こちらの本。べつにシェアハウスとは関係ない内容なんですが・・・人間社会で生活するということについて、すっごく大切な考え方を提唱してくれています!
人と生活するっていうのは、それがもともと友達だった人だとしても難しいもんです・・・「ゆっくり、いそげ」という本では、そのなかで理想とされる絶妙な距離感や人間関係について詳しく説明がされているのです。
いかがでしたか?さらに、シェアハウス生活のメリットやデメリットも含め最近のシェアハウス動向や、シェアハウスで暮らすと節約や貯金はできるのかという話など、まとめてある記事がこちらです→『シェアハウスの種類とシェア暮らしのメリット・デメリットまとめ』
ちなみに、シェアハウス運営について、開業までの経緯や想いなどをいっきにまとめた記事→『【まとめ】香川県に移住して古民家リノベで作ったシェアハウス!開業〜運営全公開』も。シェア暮らしと運営に興味がる方はぜひ参考にどうぞ!
でも、友達どうしでの生活のメリットとデメリットもこちらの記事→『シェアハウス生活の実際!友達とシェアするとメリットあるの?』にまとめてあります。友達とのシェアに興味がるならぜひ読んでみてください!