メラビアンの法則の矛盾?本当は目より耳が強い理由




耳は目より強いのか?

ありんこです。(プロフィールこちら

ふと、疑問に思ったことがありました。

盲の東大生はいるのに、聾の東大生はいない

っていうこと。現在では実際どうなっているのか分からないですが・・・

  • 盲(視覚障害)っていうのは、目が見えない(見えづらい)人のこと。
  • 聾(聴覚障害)っていうのは、耳が聞こえない(聞こえづらい)人のこと。

耳が聞こえづらいけど目は見えるという人よりも、目が見えづらいけど耳は聞こえるという人の方が、勉強はできる・・・っていうのが、一般的なんだろか。

耳が目より強い、ということ?

 

メラビアンの法則(目は耳より強いのか?)

アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンによると、初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんどを視覚情報から得ている、とのこと。

メラビアンは、彼の代表的な著書『Silent Messages』にあるように、「コミュニケーションの際、話している内容と、声のトーンや態度に矛盾があったとき、人はどんな受け止め方をするか?」ということを研究し、法則を提唱しました。

 

メラビアンの法則によると、初対面の人について、その人の印象を決める元となる情報は

  • 視覚情報(見た目、表情、しぐさなど)・・・55%
  • 聴覚情報(声、口調など)・・・38%
  • 言語情報(話の内容、言葉など)・・・7%

という割合になっています。

つまり人と対面して話をするとき、話す内容やしゃべり方などよりも圧倒的に重視されるのが、視覚情報だったのです。しかも、無意識的にそうなっているという事実。

 

このメラビアンの法則、最近話題になっていた『人は見た目が9割』の根拠ともなっている法則なのです。

 

視覚情報、聴覚情報どちらが大事?

メラビアンの法則によると、目からの情報(視覚情報)って何よりも大事。

でも、”盲の東大生はいるのに、聾の東大生はいない”っていうことを考えると、その逆で・・・目からの情報って結局そこまで大事じゃないみたい。

メラビアンの法則が、矛盾している・・・?

 

視覚障害者の言語能力は高い

メラビアンの法則が正しいとするなら、人の印象を決める力とか、その人のことを観察して見極める力っていうのは、目からの情報が入る人の方が強い。

でも目が見えづらい人だって、読み書きを勉強したり点字などを使って本を読んだり、普通にできます。

そして、見えている人と同じように、いや見えている人よりもさらに高次の知識技術を身につけている人たちがたくさんいる。

 

聴覚障害者の視覚能力は高い

カナダにある、ウエスタンオンタリオ大学の研究で、ネコの行動を実験していた事例がありました。

その研究によると、生まれつき耳の聞こえないネコは、耳の聞こえるネコよりも優れた周辺視覚と動体視力を持つことを確認した、というのです。

耳からの情報がない人たちは、目から入る情報の処理能力がめちゃくちゃ高い。観察力があり、視野が広かったり動体視力が優れていたりします。

 

結局、目からの情報と耳からの情報、どちらの方が大事なのかというと・・・

  • 目からの情報・・・観察力とか、人や物の全体の印象を把握する力
  • 耳からの情報・・・コミュニケーションとか、深く言葉を理解して考えて表出する力

っていうように、目からの情報が大事だと見せかけておいてじつは、言葉や内容を深く考えるには耳からの情報の方が大事なんだという結論に。

目からの情報って大事だけど、その先人間社会で生きていくには、耳からの情報がかなり大事

というわけなのでした。

 

障害者の雇用水増しがなくならない理由

2018.09.23

いまだに障害者の差別用語をつかう人たち。恥ずかしすぎる勘違い

2018.09.05